彼岸前の17日、雲が多く太陽が出たり引っ込んだりであまりよい条件ではなかったが、18日は雨の予報だったので出かけた。
坂の上から見ると、思ったとおりほぼ満開になっていた。

この5日まえの12日には、全体に色づいてはいるが、まだ花は咲いていなかった。
このところ20度前後の日が続いたので、一気に咲いたようだ。

短い坂の下は踏切で、すぐ側をJR川越線と東武東上線の電車が通過する。
電車の窓からもよく見えるだろう。

坂を下り、満開の桜を見上げる。
大木ではないが、じゃまするものがないので大きく枝を張っている。

河津桜ほど色は濃くないが、ソメイヨシノよりは少し濃いかもしれない。

花の付き方は枝によって違いがあり、坂の上に延びている枝にはたっぷりと花が咲いている。

写真を撮っていると、踏切の警報音がなり出した。
坂を下りてきたトラックは、前が空いているにも係わらず坂の途中で止まった。
どうやら、写真の邪魔にならないように止まってくれたようだ。
こちらが一段落したのを確認してから、踏切の方へ下りていった。
踏切を渡り、近くにある妙善寺の前を通ると、塀の側に満開の桜があった。
こんもりした樹形で、その全体に花が咲いている。

門の中へ入って別の角度から撮った。
枝は剪定されているが、その枝の先端を覆い隠すように多くの花が咲いている。
この桜が咲いているのは初めてみたような気がする。

また踏切を渡りそのまま進むと、角の家に赤いツバキが咲いていた。
いまあちこちにツバキが咲いているが、あまり奇麗に咲いていない。
ところが、このツバキには目を引かれた。

脇に廻ると、日陰にもかかわらす良く咲いている。

そのまま歩くと、交差点の角の花壇にはナヨクサフジが生い茂っていた。
まだ花は早いだろうと思ったが、よく見ると既に花が咲いている。

奥の方にはまとまって咲いている。
となりの畑には毎年ナヨクサフジがあるが、今年はあまり目立たない。

さらに同じ道を歩いていとる、脇道の奥の方にハクモクレンが見えた。
すこし距離があったがその道に入ってみた。
ハクモクレンは満開で、下の道に少し花びらが散っていた。

ハクモクレンは本当に真っ白で、青空ならばさらに奇麗に見えたと思う。

これなら仙波河岸史跡公園のハクモクレンも咲いているだろうが、見に行くかどうかはお天気次第だ。