川越雑記帳2(川越見て歩き)

リナリアのお花畑の華やかさ(近所の畑)

寒い時はまだ背の低かった麦がすっかり大きくなっている。


そこから左へ視線を移すと、ブロック塀に沿って細長く小さなお花畑がある。
文字通り色々の花が咲いている。
まだ麦が小さかったころから、ポツポツと咲き始めていたが、今は満開である。


小さな花が集まり、それが房状になっている。
花の色が色々あり、それに白が混ざっているので焦点が定まらない。


ここ数年、毎年見ているのだが、いまだに花の形が認識できない。


そのためもあり、この花の名前が分からいまま、花を見て楽しんでいた。
それが偶然、花の名前が分かった。
「リナリア」というらしい。
名前が分ってから手元の本を見ると、ちゃんと載っている。
あれほど探したのに、こんな所に載っているとは。
それもそのはず、本に載っている写真とは華やかさが全く違う。


少し視線を下げてみると、花どうしが重なって厚みを増す。
本には括弧書で「ヒメキンギョソウ」と書いてあるが、似ているかどうか判断がつかない。


麦の列の向こう側にも、リナリアと思われる花の帯が見えた。


途中で麦を見ると、すでに穂が出ていた。


交差点を左折してそこへ行ってみる。
先ほどの場所より大分広く、少しムラはあるがリナリアが咲いていた。
その向こう側にさっきのお花畑があり、その後方には例のNTTの電波塔が見える。


つぎの交差点の角にも小さなリナリアの群落がある。
麦を挟んでその向こう側にある緑の帯はナヨクサフジだが、まだ花はほとんど見えない。


リナリアに混ざってナヨクサフジの葉や茎がある。
ナヨクサフジの花は、同系色で同時に咲いていると見分けがつきにくい。


リナリア越しに保存樹木の山桜が見える。


その山桜はすでに葉桜になっているが、リナリアはかなり長く咲き続ける。

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