何年も前から名前の分からない花が、小さいながらお花畑になっている所がある。
本当の畑の隅で、コンクリートの塀に沿って細長く花が密集している。
花の色もいろいろだが、一つの花に白い所もあるのでさらに色々である。
小さい花が密集しているので、焦点が絞りにくい。
それも花の名前を分かりにくくしている理由の一つである。
最も有力なのは、ルピナスだが、図鑑などを見てももう一つはっきりしない。
細長い畑は手前と奥では色の濃さが違って見える。
このお花畑から右に90度視線を移動すると、電柱の上のカラスの巣が見える。
ヤマザクラの下から見ても、この日はカラスは見えなかった。
ところが、視点を変えてみると、今度は黒い尾の先がはっきり見えた。
少し動いているようにも感じられた。
カラスの目なら、お花畑がよく見えるはずだが、関心はないか?