川越雑記帳2(川越見て歩き)

31-14 二基の馬頭観音

 「散歩」には的場の若宮八幡神社の50㍍ほど南に、馬頭観音が二基建っていると書いてある。
八幡神社脇の道を南下したが、どこにも馬頭観音は見あたらなかった。
住宅街を探している内に、八瀬大橋の方へ行く道に出てしまい、その時は諦めた。

 あとになって考えると、別の道を南下すれば、見つかるような気がした。

 別の場所に行った帰りに、若宮八幡へ行って見た。
今度は神社前から西へ行き、南下する道を探した。
最初の道は住宅地の中で終わっているように見えた。



 次の道には、通り抜けは出来ないと書いてあったが、奥まで続いていたので行ってみた。
道は途中で舗装がなくなり、その先は細くなり、畑の中へ続いていた。
この道も違ったかと思ったが、右の植木の脇に石仏らしきものがあった。



 萩の木に覆われるようにして石碑と石仏があった。
左の石碑には、確かに馬頭観世音と彫られていた。

 「散歩」には、「一つは元文四年(1739)大野善空が、同千代治が建てたもので丸彫りの三面六臂、「川越道」などの文字が見えるから道標にもなっていたのであろう。もう一つは元治二年(1865)の文字塔、自宅に書道と柔術の私塾を開いた大野義親が建てたものだ。」とある。



 右側の石仏の頭部は馬を象っていて、確かにこちらも馬頭観音であった。

 馬頭観音前の細い道を抜けると、前回通った道に出た。

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