参道の敷石の上から本堂を眺める。
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屋根付きの香炉は参道中央にある。
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左手の手水舎も特に変化はない。
とその時は思っていた。
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気になったのは、参道の脇に置かれたこれである。
三角屋根の下に桶が積まれている。
下から3、2、1と計6箇の桶がある。
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右側にもあり、下の台になっている所には金色の葵御紋が付けられている。
下は水槽で、桶は火消用のものだろうが、実用というよりも飾りのようだ。
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この桶を見ているとき、後ろの方で
「わー、つららだー」
という声が聞こえた。
声のした方へ振り向くと、子供たちと保育士さんが手水舎の方へ駆け寄っていた。
だれが最初に見つけたのは分からないが、鉢の下の方につららがある。
子供たちはしゃがみ込で、つららに触ろうとしていた。
突然右側にいた子が体勢を崩して、横向きになった。
鉢の周囲は縁石で囲われ、中には水が溜まっている。
子供はこの石に足を引っかけ、水に落ちてしまった。
保育士さんが慌てて、その子を抱き上げて救い出した。
後にはこの子がひとり残ったが、突然の出来事に戸惑っているようだった。
まだつららで遊びたかも知れないが、あきらめて保育士さんの方へ行った。
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手水鉢には柄杓が戻り、竜頭は水を吐いている。
その水が鉢から溢れ、鉢の底に流れてつららが出来ている。
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つららはそれほど長くはないが、大小4、5本出来ていた。
低いところにあり、子供の目線には丁度良い位置だったようだ。
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水に落ちた子供は、ビックリしたのか最初は鳴き声を上げていたが、
保育士さんに介抱されて落ち着いたようだった。