KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2025

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

酒の飲み方。

2022年04月11日 | 歳時記
亭主が
居酒屋から家に帰ってきて
「酒はあるか」と女房に聞いた。

酒はあるけど、
火鉢落としちゃったからさぁ。
女房はそう答える。

「しょうがねえな」と亭主。
行燈の火で銚子を温めはじめた。


その昔、
東京へ向かう全日空機の
イヤホンで聴いた落語の枕です。

以来、
江戸っ子の酒は燗に限る。
冷や酒飲むのはしみったれ。


そんな決めつけが
私を支配してしまいました。

日本酒を飲むときは
安いのでいいから熱燗で。

私の飲み方基準です。
(実は高い酒の味がわからない。)

先日、会合でお会いした
大手酒造会社の営業マンくん。

いただいた名刺のウラに
(燗〜冷や)の温度定義が
印刷されていました。

(55℃)飛び切り燗
(50℃)熱燗
(45℃)上燗
(40℃)ぬる燗
(35℃)人肌燗
(30℃)日向燗
(常温)冷や
(15℃)涼冷え
(10℃)花冷え
(5℃)雪冷え


ふうむ。

何時も何処の店でも
「超熱燗を」と頼むけど

銚子が持てないくらい
熱くしたのを持ってくる。
ありゃ「超飛びっ切り燗」だ。

日本酒の楽しみ方。
温度が変われば味わいも変わる。

考えを変えて
次は「冷や」でも楽しみたい。

いいなぁ、江戸の風情。

「日向燗」や「花冷え」なんかも
使ってみたい言葉ですね。kyokukenzo
コメント
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