KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

シリーズ第一作。

2022年04月12日 | 歳時記
先の休日。

NHK-BSプレミアムで

映画「タンタンの冒険
(監督:スピルバーグ)を
マゴと鑑賞したことを機に
いま原作を読み返しています。

「タンタンの冒険」シリーズ。

ベルギー。1929年。
新聞社に勤めるエルジェが
「こども新聞」に連載を開始。

その全24話のうち第一作は
「タンタン ソビエトへ」
Tintin au pays des Soviets。


ロシア革命を経て成立した
ソビエト連邦が舞台ですが

作者は周囲の偏見のみを基に
描いてしまった故、物語を通して
「ソビエト=悪」のイメージです。

人民に銃口を向け共産党
候補の賛否を問うソビエト幹部。

そんな背景からカラー化されず
当初はペーパーバックにも
ならなかった「幻の一作」です。

「地上の楽園」を演出するため

民衆から
小麦が搾取され外国に送られる。

社会主義国家の「理想と現実」。


そこかしこ。
確かに偏見は感じられますが・・・

折も折。深く
考えさせられる作品です。kyokukenzo
コメント
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