舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

邂逅!!!

2006-12-03 23:33:41 | ダンス話&スタジオM
本日、ついに敬愛するマーク・ケアリイ・ホオマル様とお逢いしてまいりました!!!

マーク様といえば...そう、キンカメでのチャントに一目(一耳?)惚れし、リロ&スティッチの映画で流れる歌声にしびれ、今年4月のメリーモナークで生演奏を聴いてさらに愛を深めてストーカーと化した、2006年マイ・ベスト・オブ・クムフラでございます

今回ようやく直にお逢いすることができ、「メリモであなたの演技を観て鳥肌がたって魂が揺さぶられた」と、ずっとお伝え申し上げたかったことを告白することができまして、たんなるストーカーからは一歩ばかし前進できたかなと、かように勝手に思っているわけです。

実は唯今マーク様が来日しておられまして、ホテルに張り込んでストーキングしたいところをグッと堪え、ワークショップに参加してきたのです。

いやあ、マーク様のワークショップたるや凄かったですね。
何が凄いって体育会系です。
私も大勢の先生方に習って参りますと、必ず体育会系の先生方に巡り会うわけですが、ことフラに関してはウォーミングアップからここまであからさまに体育会系というのは初めてでした。
体育の偏差値20台の私には凄まじい苦行でしたが、そこはで乗り切ります。
まぁ無理して乗り切ったせいで、現在脚がまったく動かなくなっておりますが(笑)。

その凄まじいフロアートレーニングをしながら、マーク様がイプヘケを叩きつつ朗々とチャントなさるわけです。
マーク様は普通勢いで押しまくりのパワフルなチャントをなさる方なんですが、このウォーミングアップで口ずさむチャントはいい感じに力が抜けていて、なかなかどうしてエロいんですよねえ。

ううむ。エロいチャント。生まれて初めて聴きました(※意味がエロいのは耳にタコができるほど聞いてますが)。
たまりません..ッ
声量のある人がチカラ抜いて歌うと、なんとも色っぽくていいやねえ。
そんな魅惑のチャントを聴きながら苦行を続けているとうっかりM気がもたげてきて、あやうく蝋燭垂らされて悦ぶ人の気持ちがわかりそうになってしまいます。

いかんいかん。わたしゃほんとはSなんじゃから(←そういう問題ではない)。
と、とにかく、いい加減筋肉痛の徴候が出始めたとこでベーシックの練習に入ります。
というか、マーク様のワークショップはほとんど全編ベーシックでしたね。
私のやり方とはだいぶ違うので(いや、マーク様の方が普通じゃないってことなんだと思いますが)けっこうカルチャーショックの連続でした。

カルチャーショックといえば、マーク様のアウトローぶりの片鱗も何度か伺えて、それがとても嬉しかったです。
「フラ界のバッドボーイ」などといわれる所以が少しわかりました。私の印象では「フラ界のジェームズ・ディーン」てとこでしょうか。オールドファッションに反抗して打ち砕いていこうとする若者のスタンスですね。
そのスタンスが、彼のフラ哲学にも踊り方にも如実に現れています。
マーク様の意見は人によっては奇異に聞こえるかもしれませんが、私個人にとっては、以前卒論でフラのことを書いた時に漠然と悩んでいたことの核心をつくようなところもあって、かなり共感しながら拝聴しました。

ちなみに私は「踊り方」にのみ関していえば、常日頃「とても23歳とは思えない老成した踊りを踊りたい」と思っています。極端な話、自分の踊りに若々しさなんて不必要だと思っているんですね。まあ、性格が餓鬼な分踊りくらいは大人の踊りにしたいという説もありますが(笑)。
だからあくまでも若者の立場で新しいものを創り出していこうとしているマーク様とはある意味真逆といえるかもしれません。

でも、だからといってマーク様の踊りとは相容れないというわけではないんですよね、私の場合(彼のフラはフラではないという人たちもいるそうですが)。
マーク様の「パワフル&セクシー」を重視するスタイルは私も賛成ですし、要は「古いもの」と「新しいもの」が反発しあうのではなく、それぞれ尊重しあってお互いにいい部分を吸収していくのが理想のあり方だと思います。

昔から若者と大人は反発しあうものだから、そううまくはいかないのかもしれないですけどね。
少なくとも、ばりばり若者でありながら10歳以上年上の人としかまともに喋れない変人福田良奈23歳は、あくまでも若者と大人のいいとこどりを提唱していきたいと思います。
あ、そうか。自分が老けた若者だから、若ぶってるおじさんに惹かれてしまうのね(注:若ぶってる若造には鼻持ちならない)。
ああ...私の脳裏をちょい不良ジローラモさんやマジ不良(笑)内田裕也さんが走馬灯のようによぎってゆく.....。

そんなわけでますます愛を深めたマーク様と一緒に、写真を撮っていただきました。
マーク様に「You're a good dancer!」と言っていただけただけでも、20年のキャリアは無駄ではなかったと思います。

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