舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

世界の蛙王

2008-08-16 03:45:03 | 徒然話
平泳ぎ100m・200mで金メダルに輝いた北島康介選手は、なんと中国で「蛙王」と呼ばれているそうです
あっ、そうか。平泳ぎですもんね。

尤もうちのカエルたちに言わせれば、北島さんはたんに平泳ぎが速いからではなく正体がカエルだから蛙王なんだそうです。
同じカエルとして誇らしい」と口々に言ってます。

カエルたちの主張はともかく、北島選手の活躍は確かに誇らしいですね。
今大会を限りに引退を表明した北島さん。あの美しい泳ぎがもう見られなくなるのは残念ですが、引き際を心得る人は大好きです。

本当は「引き際」なんて無ければ無い方がいいんですけどね。
せっかく幼少の頃から打ち込んできたもの、世界一になれるまでの極みに達したのに、人生これからという時にやめなければならないなんて切ないです。
でも、スポーツの分野では特にいつか退かなければならない世界が確かにありますものね。「いつか引き際がくる」と承知でその世界に入った以上、仕方ないのかもしれません。

でも私は「引き際」が存在しないものの方が好きです。
というわけで私が今回のオリンピックで個人的に最も応援していたのが乗馬の法華津さん。御歳67歳!!!(※出た!!筋金入りのカレセン)

67歳の選手が東京五輪以来44年ぶりにオリンピックに出場すると聞き、私は内心法華津さんの活躍を拝見するのを楽しみにしておりました。
果たして、愛馬ウィスパーに乗って颯爽と登場した法華津さん、まったくもって期待どおりのカッコ良さでした!!

己のカレセンをつくづく自覚する...というわけではなく、法華津さんは確かに素敵です。
何しろ乗馬の姿勢がいい。私は乗馬をまったく知りませんが、すっと芯の通った美しい背筋、見事に振動を抑えた乗りこなし方、まさしく紳士そのものでした。

てか、乗馬ってあんなに素敵な格好で競技するんですね。
だってスポーツ競技っておよそ色気のない格好のが多いじゃないですか。せっかくあれほど日本人選手が活躍したフェンシングも、あれほど三銃士っぽい華麗な動きなのに(←無類のアラミス好き)ふ、服装が.....。
それどころじゃないってのはわかってるけど、にしても騎士道精神のかけらでもあればいいのにと願わずにはいられません。
まずあの被り物だけでも私が住みたいと思っている崖の上の古城にあるような鎧のヘルメット的なものにもう少し近づけては如何でしょうか。って、私ごときが言う幕ではないな。

その点乗馬は外見意識しまくりの素晴らしくフォーマルな装いで、いかにも紳士然としたジャケットに、ご丁寧に帽子まで被るのです。
法華津さんは挨拶の時必ずその帽子を粋に持ち上げるんですよ。その仕草の素敵なこと!!!あの様になった振る舞い、金メダルを取ったドイツの選手さえかないません。

乗馬は女性選手が男性と同じフィールドで戦えるところも好きです。
ただ服装まで男性とほとんど同じですけれどね。私の理想では乗馬する女性はトークを斜めに被り、デコルテをガバッとあけたゴージャスなドレスを着て、これでもかって分量のスカートを垂らして横座りするのが望ましいんですが、それじゃ競技なんてできないって(笑)。

法華津さんは残念ながら不調だったようですが、出来れば次回のオリンピックにも出たいとおっしゃっているそうで、頼もしい限りです。
そうやって次なる目標を持ち続けることが若さの秘訣なんだとか。
そういう人は本当に若々しいだけでなく、どんなに年を取っても素敵です(というよりむしろ年を取る毎に素敵になりますよね)。

次回ロンドン五輪でもぜひご活躍を拝見したいものです

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