舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

勇気を出して

2008-10-19 03:16:17 | 徒然話
オタク人間として生きてきたせいで自分や他人様の怪我や出血にめっぽう弱い私、2ヶ月前に負傷した右手の人さし指の爪を切る勇気が出ず、今までずっと放置プレイ(誤解を招く言い方だな)して参りました。
現在、想像するところによりますと旧爪の背後で新爪が伸びているところであります。新爪の伸長に合わせ、旧爪も押し出されるようにして伸びて(?)いるわけですな。

先日、私よりちょっと前に指の同じような場所を怪我された生徒さんの爪がすっかり生え変わったとのお話に励まされ、どのみちこのまま放置プレイを続けるわけにもいきませんので、先ほどついに勇気を振り絞って爪を切ってみました。
完全に取れてはいないので若干引っ張られる感覚がありましたが、さほどの痛みもなく無事に切ることができてほっとしています。

私が仰々しく包帯など巻いているものですから未だに気遣ってくださる方が多いのですが、たんに黒い見た目がグロいのを隠すために巻いているだけですのでもう大丈夫です。
生徒さんたちが手指の動きに注目しているところで晒すのはチョット気が引ける色彩なんですね。
マミちゃんは「ほかの指にも黒いマニキュアを塗りゃいい」とか言ってますが。ったく、他人事だと思いよってからに。

人間、かように「勇気を出さなくちゃいけない場面」が数多く存在します。
最近の具体例では北千住の焼肉店を出ようとしたときのこと。
近くの席に座っていた人のTシャツの背中にそらもう激萌えのカエルさんが描かれていたのです。
目のいいマミちゃんが発見し、あまりの萌え姿にその場でぶっ倒れそうなくらい(←迷惑な奴だ)興奮しました。

し、し、しかも、むほおおお、その人の椅子にかかった上着の背にも悶絶カエルイラストが!!!!!
普段は背後から密かに「私も同志ですよオーラ」を送って立ち去るだけのダメ人間な私も、このダブル萌えにはついに勇気を出さざるを得ませんでした。
そして勇気の一歩を踏み出して訊いたのです。「あ、あの、お食事中のところ申し訳ありません、その素敵なカエルさんをどちらで買われたのですか、私もものっすごいカエル好きで」と。

お食事中だったにもかかわらずその女性は親切に吉祥寺のカエル専門店(私がいつの日か巡礼に行かねばと思っている地)で手に入れた旨を教えてくださいました。
勇気ついでにおもわずうちのカエルたちを紹介したい衝動に駆られましたが、さすがにそこまではお食事中に失礼すぎると思い辞去いたしました。


逆に「私的にはいっさい勇気の要らないシチュエーション」というのも存在します。
それは一人でレストランに入ること

よく「一人で食事に行けない、最近やっとマクドナルドには行けるようになった」などのお話を伺うんですが、ありとあらゆることがダメ人間な私にしては珍しく、これだけはまったく抵抗ないです。
小さい頃から外食がなじみ深い上(麻生総理の外食回数が多いことを責めないであげてください、彼としてはそれは贅沢ではなく日常なんだと思います、ただ同じ外食でも「日常」のレベルが私あたりとは激しく違うけど)自分で料理が作れないという切実な理由もあります。

マクドナルドや牛丼店みたいなファーストフードはもちろんオッケー。
ファミレスは大学時代にしょっちゅう朝食や夕食に利用してました。テスト勉強などで使わせてもらいたいときは空いてる時間帯を選び、ドリンクバーだけにせずなるべくたくさん注文して、混んできたらさっさと退散するという自己流マナーを貫きつつ。

或いは、これはマミちゃんの胎教のおかげかもしれません。
この人はカンガルーよろしく私をお腹に入れたまま一人で東京でもどこでも出かけてゆき、そのまま赤坂だかどこかのトップス(ライスと薬味のお代わりが自由なカレー店)に入り、店員さんが気を利かせて次々持ってきてくれるお代わりを遠慮なく食べ尽くしました。
いくら妊婦でもこの食欲はどうなのよと店員さんも思ったのではないでしょうか。じっさい私は低体重児で生まれたので、このときの栄養はたいしてこちらに来なかったものと思われます。もちろん、生まれて3ヶ月以内で足りなかった分以上の(異常の)栄養を自力で取り返しましたが。

そういう経緯で生まれた私もお店側が「おひとりさま」を嫌がらない空気であればどこへだって入れます。
トップスも一人で入るのに抵抗ありませんし(だがマミちゃんを置いて行ったら凄惨な報復に遭うのでムリ)、鍋物も焼肉も一人だって大丈夫です。

あー、ただあまり男性の多い店は嫌かな。でもそれはレストラン云々ではなく、ただ街頭を歩くだけでも見知らぬ男性が近くに(または多数)いるだけで精神的に凄まじいダメージを覚えるという、保守的なムスリムのような己の性質によります。てか、一人でレストランに入れるかどうかより遥かに深刻なダメ要素じゃないか、これ。
でもこれは距離の問題なので、店内に男性がいても席が離れていたり、しっかりした衝立などがあれば平気です。

とりあえず、せっかくできた電車の「女性専用車両」を終日女性専用にしといてもらえないかな。
己の苦手意識を克服できず、やっぱり勇気を出せない私でありんす。

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