舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

うれしい出来事

2008-10-25 03:34:45 | カエル偏愛
今日、うちに住むポチがついにカメラ撮影を許可してくれました
こないだもご紹介したポチは犬小屋のワンちゃんさながらに住処から顔だけ出しているかえるです。だいたいいつも同じ場所で休んでいるかえるたちの中でも特に帰巣意識が高く、いつもまったく同じ所に戻ってきています。

ただこの子はとても臆病で、どんなに親愛の情を持って近づいても、ちょっとにじり寄っただけでおびえて後ずさって隠れてしまいます。
もちろん写真を撮るなどもってのほか。カメラを構える間もなく暗いところに引っ込んでしまうので、何が写っているのか分らないほど暗い写真しか撮れたためしがありませんでした。

しかしながら今日のポチは違いました。
私がポチの心にショックを与えないようおそるおそる近づいても、後ずさる気配がありません。すぐそばまで接近しても動じる気配はなく、かといって目をぱっちり開けているところを見ても、眠りこけていて気づかないわけでもありません。

これに勇気を得た私は「やあポチ、ちょっと写真だけ撮らせてくれないかねえ、絶対にキズつけたりしないから怖がらなくていいんだよ」などと優しく話しかけながら携帯を取り出して激写

その期に及んでもポチはまったくおびえず、なおかつ非常に珍しいことにわざわざ住処から出てきてくださったのです!!!!!
もちろん遠慮なく激写させていただきました。ポチは撮影が済むのを待っているかのように、ずっと同じ姿勢でいてくれました。

ポチが住処から出た姿は、マミちゃんが数日前にたった一度見たきりです。どうやって食べ物を得ているのか心配するほど、捕物する姿さえ見せたことがない子です。
いったいなぜポチは突然こんなにサービス精神旺盛な振舞いを見せてくれたのでしょうか。

ひとつ考えられる(けれどあまり考えたくない)可能性は、冬眠前の別れの挨拶です。
以前も書きましたが、かえるたちは冬眠前に暇乞いに来てくれます。秋が深まりしばらくかえるたちを見ない日が続いているなと思っていると、数日ぶりに一人だけひょっこり現れることがあります。
そういう子はたいてい、何をするでもなく我々からよく見える場所にしばらく滞在し、我々が十分に見たなと思う頃から少しずつ物陰へと移動していって、やがて姿が見えなくなります。
そして、それ以降来春までかえるたちが姿を見せることはありません。

だから今くらいの時期にかえるたちがサービス精神旺盛に姿を見せてくれると、もしやお別れの挨拶では...と切ない気持になります
特にこの、食べ物が採れているのか心配してしまうほど臆病で住処から出ようとしないポチ。かえるにとって冬眠はわずかな栄養分のみでひと冬を越さなければならない、たいへんリスクの高い習慣です。
ポチはひと冬を越すのに十分な栄養が採れているのでしょうか。

せめてポチが気に入ってくれた住処の近くに冬眠できそうな場所があればいいんだけど。
できることなら家の中にかえる冬眠用スペースを設けたいくらいです。ポチのためだけでなく、ほかの子たちも招いてホテル状態にできないものかしら。

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