舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

懐かしのドバイ

2008-10-26 04:24:05 | おでかけ
日テレの『弾丸トラベラー』で、アラブ首長国連邦のドバイが紹介されてました。
おお懐かしや、アラビア湾に臨むリゾート地ドバイ。実は私はこんなに知れ渡るよりだいぶ昔、6年前にまだ誰も知らなかったドバイに行ったことがあるのです。

始まりは例によってマミちゃんが「ドバイに行きたい行きたい」と騒ぎ出したことでした。
この人はいつもどこからともなく「一般に流行る直前の何か」を見つけだしては行きたいとかやりたいとか言い出します。
必ず一般化する5年以上前に目をつけるものですから(20年も先んじたのはさすがにフラだけですが)、その時点ではあまりにも未開発状態で、調べることすらできないことがほとんどです。

当時のドバイもまさにそういう状態でしたからガイドブックなどなく、ドバイ観光局に資料を送っていただいたりしてデータをかき集めました。
この時たまたま私の大学の英語の授業で「誰も知らない国を調べて発表する」という企画があったので、渡りに船とばかりにドバイの話をしました。教室の人たちもマジで誰も知らなかったです。

しかし、今となってはすっかり有名な観光地になりましたね。とんでもなくゴージャスで世界中のセレブリティがこぞって別荘だかなんだかを買っているという話も有名です。
だから、ぶっちゃけ我々にとってドバイはまるっきり豚に真珠でしたよ。
イスラムの国で「豚」とか言うのも不適切きわまりないとも思うけれど、まさにそういう感じでした。

元来うちは高級ブランドにはまったく縁がありません。ハワイでさえ、「なんとかカラカウアアベニュー」とかいうブランド街には近寄ったことがないくらいです。
純金製アクセサリーもしかり。普通のアクセサリーでさえ落とすのが怖くておいそれと着けて歩けない人間が、純金もへったくれもないでしょう。

そんな人間がドバイなぞ行ったってしょうがないだろうと自分でも思うけど、それでもドバイは魅力的な場所でした。
たとえ店頭に並ぶものにおよそ手が出なくても、そこらのアメリカのショッピングセンターよりよほどモダンで見て回るだけで楽しい(←迷惑な客だな)巨大商業施設といい、冗談みたいに豪華で未来的なデザインのビル群といい、忘れられない思い出となりました。

特に楽しかったところの一つは「ワイルド・ワディ」というウォーターパークです(←この期に及んでウォーターパークって)
我々の泊まったホテルに隣接している施設で、系列ホテルに泊まれば誰でも無料で利用できるのです(というより一般入場料がべらぼうに高いので、基本的に宿泊客専用施設として作られたのでしょう)。
タダなのをいいことに見学も含めると3回も通いつめてしまいました。

アラブをテーマにしたウォーターパークであるため「ワディ=涸れ谷」の名のとおり、水路や周辺の建物にも随所にアラブらしい演出が施されています。
流れるプールの回りにも日干しレンガの砦のような建物や吊り橋、椰子の木などがあり、私のように泳げない人間にも浮き輪に乗って流れに身を任せているだけで楽しめます。

そんな「受動的プール」にも数種類あり、この最も平和的な流れるプール(とはいえ途中にトンネルや滝などもある)だけでなく、ときおり後ろから波がやってきて高速で前に押し出されるハイスピード版流れるプール、暗闇を通って結構怖いウォータースライダーなど、泳げない事にコンプレックスを抱かずにすむ有り難い造りです。
もちろんもっと積極的にウォーターアクティビティーをしたい人のために、本物の海さながらにサーフィンができるプールなども用意されています。

何か一般的なドバイの楽しみ方とだいぶ違う気がしないでもないけど、セレブ的豪遊と縁のない人間でもこれだけ楽しませてもらえたのは嬉しかったですねえ。
というより私としてはこのウォーターパークの楽しさがすごく印象に残っていたので、今とんでもない高級リゾートのように語られているのを見ると逆に違和感を覚えます。
通ったレストランだって、「ゴー・ウェスト」という何かの間違いのように手軽なアメリカンレストランだったものなあ。

そんなドバイもこの6年で更なる開発が進み、未だ見ぬ施設が日々増え続けているのだとか。
こんなったらぜひもう一度いってみたいものです。どうせまたウォーターパークで遊びほうける(あるいは水遊びが室内型雪遊びにかわる程度)くらいしか出来ない気もしますが(笑)。
嗚呼、6年経っても豚に真珠。

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