舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

公開初日『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

2009-07-16 02:27:09 | 徒然話
今日、公開初日の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を早速観てまいりました

といっても今日は(今日も)夜までレッスンだったので、観られるのは20:50からの最終上映のみ。
しかし、このチャンスを逃しては水曜日レディースデーがない(というより、この時間帯に観に行くしかどのみち選択肢はない)ため最後の力を振り絞って敢行しました。

公開初日のギリギリに行ってもチケットは先ず手に入らないので、午前中のうちに映画館に出向いてゲット。
ってネットで取れよ。片道1時間かかる映画館に馳せ参じてないで。
いや、そうなんだけどさ。生徒さんが「ネットで取った」とおっしゃるまで、正直思いつかなかった...。私、流石平安人。

プログラムを買っていったん退散し、一日のレッスンを終えた後、映画館に舞い戻りました。
館内は夜9時近くとは思えない人、人、人。うう...覚悟はしていたけど、やっぱり公開初日は混んでる......
しかも私の不安を煽るように「ハリーポッターの入場が始まると○○(たぶんトイレとか)」が非常に混み合います!!」などという放送まで入り、どんだけ混んでんだとテンション下がります。

それでも同じ回を観に来た生徒さんの顔を見て元気づけられ、ドリンクとディッピンドッツをゲットしてから、勇気を出してシアターに入りました。

果たして、一番大きい部屋だというのに、館内はいっぱい。うううう...いや、ここでめげちゃダメなんだ。
っつーか、こういう普通の席に来ると、こないだの品川のペアシートの有難みが分るなぁ。
TOHOシネマズのもまあまあ広いと思っていましたが、やはりすぐ隣に知らない人が来ると、私の身体は硬直し、胸がつかえ、正座した時のように末端から痺れてきます。
なんとか隣に他人がいる事を忘れるように心がけながら、映画に集中しようと努めました。


んで、集中してみた結果をひと言。
君ら、手近な所でくっつきすぎじゃーーー!!!
あんたらビバヒルかーーー!?!?


まぁ原作で予習済みの人なら周知の事実ですし、私だってその一人ですが、こうして映像で観るとやはり衝撃的なほど手近で手を打ち過ぎです。
つーかそもそも色恋どころじゃないだろうというツッコミは根幹を揺るがしかねませんので、とりあえず心に仕舞っておきます。

そういえば、マミちゃんが東京から今市に引っ越してきた時、東京では誰もがグループサウンズに夢中だったのに(おお年代がバレる)、こっちでは「誰々君が良い」「誰々先輩素敵」なんて内輪の話しか聞かずに衝撃を覚えたと言っていましたっけ。
それに近いほどのビバヒルっぷりです、ハリーさん達。

誤解されぬように言っておきますと、私は決して身近な人との色恋に反対なわけではありません。
むしろ私自身は、口先ではジョージクルーニーがどうとかロベルトバッジョがこうとか言ってますが(笑)現実の男性に対しては鋼鉄の壁を作りたがる性質なので、年単位で長く接してからでないと、マジ惚れまで発展する事は先ずありません。
だから彼らの気持がわからないではない。というより、長年の親友から満を持して恋愛関係に発展したハーマイオニーとロンなどは、なまじ最初から色恋ありきで始まったカップルよりずっと良い関係を築けると踏んでいます。
ハリーのように後々になってから青い鳥に気づくか、それとも初志貫徹するかの差こそあれ、運命の人が遠くにいるとは限らないのです。

しかし、だ。そうは言っても、この人達はいくら何でも身内でローテーションし過ぎです。
初恋の人も生涯の伴侶もツナギの人(笑)も、みな内輪。しかも、すべての登場人物がその調子です。同じ学校内なのはもちろん、寮さえ同じである事も。
そうなってくると、右を向いたら元カレ、左を向いたら今カレの元カノ...なんて状態になりそうで怖い...。

そのうえハリーとその仲間達ばかりでなく、彼らの親世代もまた身内で結婚とかしているのですから年季が違います。
だいいちハリーの両親からして同級生ですし。
こうも限られたメンバーで数世代に渡って身内でばかり恋愛していると、「同じ家系は同じ寮」という傾向が多い事を考えると、もはやハワイ王朝のような状態なのではないかと、他人事ながら心配せずにはいられません。

こりゃひとつ、外国の他校(私のタイプのカルカロフ校長がいたダームストラング校とか)との国際合コンでも開催して、せめて他校の学生との出会いの場を増やしたらどうでしょうか。


まぁ色恋の心配をしている場合ではないな。さっきも言ったように、このエピソードで語られるのはもっとずっと深刻な話です。
どう深刻かはネタバレになるから触れないとして、私が言いたい事は只一つです。

この映画をご覧になっても、どうぞスネイプ様を嫌わないでください。

スネイプ様がどんな酷い事をしているように見えても、それは真実を示してはいません。
ハッキリ言っておきますと、私がこのシリーズ全編を通して最も愛した人物はスネイプ様なのです。
彼を好くかどうかは意見の分かれる所だと思いますが、私は彼の生きざまに何より心を打たれましたし、最終話を観れば、少なくとも彼が悪一辺倒の人間ではなかった事が分るはずです。

スネイプ様は心に想像もつかないような傷を抱え、さまざまなジレンマに挟まれて苦しい人生を送った方ですが、それでも自分の信念を貫き、自分の思いを守り通した高潔な人物です。
それなのに、その高潔さを隠し通していたために、味方からも敵からも疑われ続けていたのが悲劇です。

でも私はスネイプ様のそういう芯の通った生き方にこそ惚れているのです。
彼の心は永遠に一人の女性のものだけれど、私はそんなスネイプ様をどこまでもお慕いしております。

う~~、2010年後半とか言ってないで、早く続きを公開して。
そしてスネイプ様が高潔な心の持ち主だって事を証明して~~~。

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