舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

世界の蛙王

2008-08-16 03:45:03 | 徒然話
平泳ぎ100m・200mで金メダルに輝いた北島康介選手は、なんと中国で「蛙王」と呼ばれているそうです
あっ、そうか。平泳ぎですもんね。

尤もうちのカエルたちに言わせれば、北島さんはたんに平泳ぎが速いからではなく正体がカエルだから蛙王なんだそうです。
同じカエルとして誇らしい」と口々に言ってます。

カエルたちの主張はともかく、北島選手の活躍は確かに誇らしいですね。
今大会を限りに引退を表明した北島さん。あの美しい泳ぎがもう見られなくなるのは残念ですが、引き際を心得る人は大好きです。

本当は「引き際」なんて無ければ無い方がいいんですけどね。
せっかく幼少の頃から打ち込んできたもの、世界一になれるまでの極みに達したのに、人生これからという時にやめなければならないなんて切ないです。
でも、スポーツの分野では特にいつか退かなければならない世界が確かにありますものね。「いつか引き際がくる」と承知でその世界に入った以上、仕方ないのかもしれません。

でも私は「引き際」が存在しないものの方が好きです。
というわけで私が今回のオリンピックで個人的に最も応援していたのが乗馬の法華津さん。御歳67歳!!!(※出た!!筋金入りのカレセン)

67歳の選手が東京五輪以来44年ぶりにオリンピックに出場すると聞き、私は内心法華津さんの活躍を拝見するのを楽しみにしておりました。
果たして、愛馬ウィスパーに乗って颯爽と登場した法華津さん、まったくもって期待どおりのカッコ良さでした!!

己のカレセンをつくづく自覚する...というわけではなく、法華津さんは確かに素敵です。
何しろ乗馬の姿勢がいい。私は乗馬をまったく知りませんが、すっと芯の通った美しい背筋、見事に振動を抑えた乗りこなし方、まさしく紳士そのものでした。

てか、乗馬ってあんなに素敵な格好で競技するんですね。
だってスポーツ競技っておよそ色気のない格好のが多いじゃないですか。せっかくあれほど日本人選手が活躍したフェンシングも、あれほど三銃士っぽい華麗な動きなのに(←無類のアラミス好き)ふ、服装が.....。
それどころじゃないってのはわかってるけど、にしても騎士道精神のかけらでもあればいいのにと願わずにはいられません。
まずあの被り物だけでも私が住みたいと思っている崖の上の古城にあるような鎧のヘルメット的なものにもう少し近づけては如何でしょうか。って、私ごときが言う幕ではないな。

その点乗馬は外見意識しまくりの素晴らしくフォーマルな装いで、いかにも紳士然としたジャケットに、ご丁寧に帽子まで被るのです。
法華津さんは挨拶の時必ずその帽子を粋に持ち上げるんですよ。その仕草の素敵なこと!!!あの様になった振る舞い、金メダルを取ったドイツの選手さえかないません。

乗馬は女性選手が男性と同じフィールドで戦えるところも好きです。
ただ服装まで男性とほとんど同じですけれどね。私の理想では乗馬する女性はトークを斜めに被り、デコルテをガバッとあけたゴージャスなドレスを着て、これでもかって分量のスカートを垂らして横座りするのが望ましいんですが、それじゃ競技なんてできないって(笑)。

法華津さんは残念ながら不調だったようですが、出来れば次回のオリンピックにも出たいとおっしゃっているそうで、頼もしい限りです。
そうやって次なる目標を持ち続けることが若さの秘訣なんだとか。
そういう人は本当に若々しいだけでなく、どんなに年を取っても素敵です(というよりむしろ年を取る毎に素敵になりますよね)。

次回ロンドン五輪でもぜひご活躍を拝見したいものです

準備中

2008-08-15 01:49:22 | ダンス話&スタジオM
お盆休みを利用して、23日(土)の「いかんべ祭」準備に励んでおります。
昨日は連日の大掃除がたたってほぼ一日中意識を失って(=爆睡して)いたのでほとんど準備ができず、まともに出来たのは今日からでした。

何より頭をひねっているのはジプシーとベリーダンスの立ち位置です。
なんたって人数が多い。ふと気づいたら20人以上なんですよね。
うちのイベントはプログラムをはり出して生徒さんの出たい曲に各自名前を書いてもらう方針なので、しばしば人数バランスに偏りが生じ、こういう予期せぬ大団体の曲が出来上がります。
なるべく多くの人に自分の踊りたい曲を踊ってもらいたい以上、こうなっちゃうのはしょうがないんだけどね。

うちは「その辺テキトーに並んどいて」的な立ち位置の作り方ではなく、ドタキャンが出ると死活問題になるくらい綿密に考えているため、人数が多くても少なくても立ち位置作りには莫大な時間を要します。
マミちゃんは私が幼い頃これを一人でやっていたんですわ(もちろん今程大人数ではなかったですが)。
で、今は私が手伝うというか横槍入れ係になっているわけなんですが、はたしてどの程度役に立っているかは正直分らぬ(←役立てよ!!)。

というのもマミちゃんと私では取り組み方に大きな違いがあるからなんですね。
私はさすが亥年だけあって、ろくろく考えもせず最初っから鉛筆を動かしてバババーッと立ち位置案を書いてしまいます。
で、最後まで書き終わって見直すと重大な欠陥が発覚し、泣く泣く1から書き直しとか(涙)。

その気配は昔からあり、私は小学生の頃から絵でも作文でも構想を練るのが苦手で最初から本番を書き(描き)出してしまうタイプでした。
だって構想練ってるうちに私の脳裏に降ってきたインスピレーションが逃げちゃうんだもん。
チャンスの女神には前髪しかないんですぜ(←ココと何の関係が)。
思いつきが消えないうちに書き始めても、書き終わってみるとコンセプトが当初から変わっているということがよくありました。

一方マミちゃんはさんざ考えてから書き始める人間です。しかもこの人は考察の要素が多い!!
いい加減話が進んだ後でものすごく根本的な問題をいきなり提示され、「ヒ~、そんなことまで考えたら根底から覆っちゃうよお!!」と悲鳴を上げたことが何度もあります。
放っとくと1時間でも2時間でも考え続けているため、横にいる(ほんとは猪突猛進したい)私は忍の一字です。

マミちゃんに言わせれば、たいして考えもしないで決めてしまうのは「仕事に誠意がない」ってことになるらしい。
妥協せず考えに考え抜いてもうこれ以上良い案が浮かばない最善の状態にまでもっていくことが求められるんですね。

だからうちは振り付けにも立ち位置作りにも時間がかかります。
でもマミちゃんいわく「どれだけ時間がかかったか」にはひとつも意味がなく、「どれほど達成できたか」が重要なんだそうな。

こういう人に育てられたから私は試験の一夜漬けも担任の先生から言われる勉強時間数は無視して完全ノルマ制を貫くようになったんでしょうね。
誰からも勉強は教わってないはずなんですが.....親の背を見て子は育つのですね。

信じる者は救われる...かな

2008-08-14 01:09:22 | 徒然話
お盆のための「夏の大掃除」が私の心身にもたらしたダメージは重く、回復にしばらくかかりました。
なんせ最後の2日間は明け方までやってましたからね。
私は夜更かし大好きですが、超超超苦手な片づけばっかり延々とやっててとなれば話は別です。う~。

もしやとおもって運勢暦を見たら、私の八白土星の「八月」の欄に「雑事や世話苦労が多く憂鬱な日常にやりやすい」という一文が!!
まさに私の状況そのものじゃないですか。こ、こんなに当たるのかああ。これからはもっとまじめに読んでおこう。

とにかく今日はそれらもすべて終わり(って今日がお盆の初日なんだから終わってないとマズイ)、久しぶりに平穏な精神状態を取り戻しております。
でもって北京五輪なぞ見てみます。北島さん、すごいですね。って私が「さん」付けで呼んでたら、「それだとなんかサブちゃんっぽい」とか突っ込まれました。そ、そうかなあ。♪よさ~~くゥ~~~~。

最近は汗と涙と根性を美化するばかりでなく、北島さんをはじめプロフェッショナルのアスリートのお仕事を淡々と(でもしっかりと)こなす選手が多いのがいいですね。
「参加することに意義がある、ここに出られるだけで楽しい」という選手も見ていてうれしくなるし、そうでなければ逆にプロのお仕事に徹する人が私は好きです。
きょくたんな好みですが、まあ選手だけで1万以上いるそうなので、オリンピックへの参加の仕方も十人十色でいいのでしょう。

そういうプロの人たちって決して「親子二人三脚で」とか「幼い子供のために」みたいなお涙頂戴世界に留まらず、専門家チームを一団抱えて目標(メダルの獲得、新記録樹立など)を確実に達成するべく各専門分野でお仕事に取り組んでいます。
敬愛する作家・斎藤美奈子氏もアテネのときに指摘なさっていたとおり、そのありようはF1チームのそれに近い。
マスコミが好んでしたがるように同情に訴えるより、私はそういうプロのお仕事を見たいし、そういうプロ意識の高い選手をこそ尊敬し応援したいと思います。

だから私が個人的に応援している選手は皆さんあまり「夫/妻がどう」とか「わが子がこう」とかは言わない人ばかりですね。
(但し親御さんになると、お父さん/お母さんがコーチを務めていることもあるのでこの法則にはあてはまりません)
そういうプロ意識の高い選手は「自分の仕事そのものを見て判断してほしい」と思っているに違いありません。
感動のバックストーリーがあろうがなかろうが、専門の種目での戦いが素晴らしければ、それ自体だけで十分な感動をもたらすことができるのですから。

マーク様と愛しのサリー

2008-08-13 23:58:20 | ダンス話&スタジオM
今日1:20より、マーク・ケアリイ・ホオマル様の出演する『徹子の部屋』を観ました。
久しぶり(4ヶ月ぶりくらいか)に拝見するマーク様、あいかわらずきょくたんに横長のサングラスをかけ(黒ブチメガネがよかったなあ)、長い髪を後ろで一つに縛り、ベタなアロハシャツをお召しになってました。
アロハの柄はベタでしたがちゃんと緑色でした。色の好みは光栄にもマーク様と私の趣味が被っているところの一つで、マーク様も緑と黒がお好きと見受けられます。よくこれらの色をお召しになるんですね。
あとの共通点は『オペラ座の怪人』が好きなところとか。それを聞いた後で自分の携帯を見たらまさにそのテーマ曲が着メロに入っていて悶えました(←変態出没注意)。

まあそんな変態話はおいといて、トットちゃんが礼儀正しいこととフラに対してごくごく一般レベルの知識しかお持ちでないことが却って幸いし、マーク様のガラスの神経を傷つけかねない展開にならなくて良かったです。
トットちゃんから「腰ミノスタイルよりこの方が好き」とマーク様のダンサーたちのカヒコの装いを褒め称えられ、たいへん喜んでおいででした。

むぅ~、せっかくマーク様が喜んでおいでのところ大変恐縮だが、私はあのカッコウはちょっとなあ(笑)。
いえ、カネ(男性)はあれでいいのです。問題は女性ダンサーの装いですね。というより、女性の装いが男性のそれと同じというのはどうにもなあ。

マーク様のスタイルではフラの装いと踊り方にほぼ男女差がありません。
アウアナの時はさすがに女性はエレガント路線を目指したりもするけれど、それでもいまいちエレガントでないのは、普段男性と変わらない踊りを踊っているからですね。
私がこないだから「これはチョット」と言ってるのはこの点なんですわ。

いつも「男女差別なぞけしからん、オリンピックの開会式で女にだけヘンなショートパンツなんざ穿かせるたぁどんな了見だぃ」とか言ってる人間には似つかわしくない告白ですが、20年以上にわたって「女性はエレガントにグレイスフルに踊るべき」と信じてきてしまった以上、こればかりは譲れないんですな。

ま、「全てを愛せなければファンたる資格はない」って訳じゃないですし。
私はマーク様の音楽性をこのうえなく愛しているので、それだけで十分だと思ってます。
私とは方向性が違っても、マーク様が自分のスタイルを確たる信念のもとで是と思って真摯に精進しているのならそれでいいと思うのです。
「ウケがいいから」とか「流行りだから」「楽だから」などの理由で安易に己のスタイルをでっち上げている人のことは断じて許せませんが...。


番組では普段のフラ雑誌のような「読者がフラを分っていること前提」のインタビューが好んで取り上げるような内容とはちょっと違う話も聞けました。
なかでもとっておきの情報が「サリーちゃん」です。
なんと、マーク様ご愛用のイプヘケには「サリーちゃん」という名が付いているのです。

おおお、マーク様ご愛用のイプといえば、いつもチャントの際に活躍しているマーク様直筆の柄や天辺に施された繊細な幾何学的カットワークの美しいあのイプですね。
もちろん音も最高です。普通のイプとはだいぶ違い「これってもしやエレキイプ!?」ってくらい低音が効いてまして、それがまたマーク様のあのソウルフルなお声とぴったりなのですよ。

しかもサリーちゃんという名は私にとって初耳ではありません。
マーク様のCD「Call It What You Like...」に収められた曲のうち唯一マーク様の作った「Ho'omaka I Ka Nani」という曲がありまして、彼がパフォーマンスの前にしばしば詠っています。
私も自然と覚えました。いえ、自然にというのは若干嘘です。フセボ先生に訳していただいたのを舐めるように読んでいて覚えました。
その曲の解説に「これは自分のチャント仲間サリーのためのメレです」というマーク様のお言葉があり、「サリーって誰?カヘアとかする人?にしてもサリーって女の名前じゃないのキーッ(←後半脚色ぎみ)」と不思議に思っていたのです。

まさかそのサリーちゃんがこのイプのことだったとは。
道理でマーク様、どの写真を見ても愛おしそうにイプに頬をすり寄せ、番組でも「愛するサリーです」とか紹介してたわけだ。

嗚呼私がサリーちゃんになりた(←変態度が基準値を超えたため強制終了

...え~、変態妄想はこの辺にしといて、番組終盤ではそのサリーちゃんと一緒に詠うマーク様のパフォーマンスも見られました。
出だしは件の「Ho'omaka...」ではなく、2006年のメリーモナーク女性アウアナ部門で踊った(正確にはその時の入退場に使われた)「'Ano'ai Ku'u Wehi」でした。

ああしかし、大声出さなくてもとおるくらい狭いテレビ局のスタジオ内だってせいもあるんでしょうが、マーク様のお声の力の抜けていること!!!!
サリーちゃんが力強いビートを刻み、ダンサーたちも声高にカヘアしているというのに、マーク様のお声はそれらにも一切かき消されず耳に心地よく響けど無駄な力が綺麗に削ぎ落とされています。

思えばメリモで初めて生マーク様のお声を聴いた時、彼の声にはまだ力みがありました。彼としては敵陣に単身乗りこむような気負いがあったのでしょう、それがチャントにも顕れていました。
しかし年を追うごとに無駄な力みはなくなり、今年などはこれまで「カヒコに比べると弱い?」と思っていたアウアナにもマーク様らしいソウルが溢れていました。

いっちょここらで一発アウアナのCDとか出してくださいませんでしょうかマーク様。
いえ、もちろんチャントでも良いんですけど。とにかくぼちぼちCDを出していただきたいですわ。
独り歩きのたびにマーク様の既出作品を持ち出して聴きまくっているうちにひとつひとつの抑揚とかタメとかまで覚えきりました。
それらはスルメのごとく噛み締め尽くしても味が損なわれませんが、ミュージシャンとしてのマーク様を愛する身としてはそろそろ新曲が欲しいのよう。
パフォーマンスで何度も見てても音がないって曲がいっぱいあるんです。(←それでもねちねちと聴きまくり抑揚まで覚えてるあたりがストーカー)

でもマーク様としては、音楽活動に身を入れるあまりクムフラとしての活動に支障が出るのを良しとしないんでしょうね。
ハワイの人でも最早クムなのか歌手なのかよく分らんという人いっぱいいますもんね(笑)。両方やろうとすると、どうしてもどっちかあるいは両方ともおろそかになりがちなのかもしれません。

メリモには来年も出るつもりのようですし、当分クムフラ業をおろそかにする気はないと思われるマーク様。
そういうまっすぐなところもマーク様をこよなく愛する所以でございます。

40周年ですと!?

2008-08-11 00:35:54 | about スタジオMダンスアカデミー
今日は一日中「夏の大掃除」をしています。
世の中にはそんな忌まわしい風習はないはずですが、うちはこれからお盆でお客さまがいらっしゃることもあろうかということで、いきなり大掃除に突入してしまったのです。
その魔手は「ココ絶対お盆に関係ないから」と思われるエリアにまで及び、家族間の合意は皆無でマミちゃんが始めたことなのに、私がさぼっていると怒られます。理不尽だよお。

しかしそんな辛い大掃除にもひとつだけ良い事があり、祖父が昔描いた新規生募集ポスターが奥底から出てまいりました。
一枚一枚祖父が手描きで彩色したものです。こういうせっせとモノカキに励む血筋は祖父譲りなんですね。(マミちゃんは飛ばされ隔世遺伝した気配がありますが

おお、ウリウリを持って踊っている人も描かれてますね。当時は誰にも分らないんでフラではなく「ハワイアンダンス」と書いてあるし、マミちゃんの経歴も「イリマダンススタジオ」となっているところに時代を感じます。
そりゃそうだ。昭和63年、つまり20年前のポスターですものね。
ここには載せきれませんでしたが、下の方には当時5歳だった私をモデルに描いたとおぼしきレイポオを被った子供の姿もあります。

そんなことより何より、このポスターには驚愕の事実が記されていました。
なんと「63年度」の文字の上に「創立20周年」と書かれているのです.....ッ!!!!

うわああ、マジっすか。
2年前に25周年とか言っちゃったよおおおお!!!!

いえ...アレが出任せとかテキトーに言ったって訳じゃ断じてなく、根拠あっての25周年だったんですけれども。
福田真澄主宰の「スタジオMダンスアカデミー」は確かに1981年設立で、今年27年目(つまり2年前が25周年)に違いなかったのです。

ところが正式には祖母の横井絢子が主宰だった頃から数えるべきだったみたいなんですね。

よく考えりゃ、まあそうだよなあ。
かの牧阿佐美バレヱ団さんなども主宰者の代替わりを経ても「前身の教室から数えて何十周年」とおっしゃっているそうですし。

昭和63年で20周年というとマミちゃんが子供の頃で、それでも祖母が世田谷でバレエ教室を開いていたときのことは勘定に入れてないらしく、これを入れちゃうとまだまだ長くなりそうですね。
ま、そこまで含めるともっとややこしくなりますから、祖父作のポスターにならって「スタジオM」の始まりは栃木県で教室を開いた時点と考えてよろしいんじゃないかと思います。


というわけで、改めましてここに申し上げます。
私共スタジオMダンスアカデミーは1968年創立、2008年をもって40周年を迎えます。


40周年って。


うわあ、思いっきり節目の年じゃん!!!

もしや祖父はなんとかこの節目の年のあいだにこの事実に気付かせようとして、マミちゃんを大掃除に駆り立てたのか.......。
そう考えるとあながち大掃除するハメになった運命をぼやいてもいられないな、こりゃ。

兎も角、これで「夢の創立450年」(←詳細は「四半世紀」の記事参照)にちょびぃぃぃ~~~っとだけ近づきましたな。めでたしめでたし。

北京五輪開会式

2008-08-09 23:53:37 | 徒然話
「ブログ通信簿」の「推定性別」欄が数日前に「不詳」から「女性」に性転換(?)され、なおかつそれ以降「推定年齢」の低下に歯止めがかかりません。
なんと最新の結果では21歳です。「舞台で見ると実年齢より老けて見える」と言われることを何よりの誇りと悦びにしている私にとって、実年齢より4歳も若く見られるなど屈辱以外の何物でもないッ。

よもや我輩の文章には何がしかの若者的キャピ感があるとでも申すかッ。
拙者の何が悪いので御座るか。教えて戴きたく候(←今さら慌てて口調を古文もどき化してもダメだって)。


根拠不明の通信簿との意地の張り合いネタはこのへんにして。
それより昨日始まったばかりの北京オリンピックです
昨夜はお楽しみの開会式でした

何たって私はオリンピックの中で開会式が一番好き(※楽しむツボ違)

その開会式の中でも、国の威信をかけた仰々しいオープニングショーだの聖火点灯だのはわりかしサイドメニュー扱いで、私にとっての開会式の真髄は各国選手団の入場に限ります。
もう開会式がこればっかり3時間でも全然オッケー。見ているだけで楽しくてしょうがないのです。

まず普段知らない国々がたくさん見られるのが本当に楽しいですね。
できるかぎり広く世界を見聞したいと思っている私すら、見たことも聞いたこともないような国や地域が多いのなんの。自分がいかに狭い世界しか見てないんだってことが分ります。

こう見えても私は中学の頃(己を知らなかった甘ちゃん時代)、国連に勤めたり青年海外協力隊のようなものに参加したりして微小ながら世界のために何か役立ちたいと思っていたのです。
そんな超絶に身の程知らずの夢を見たのも、こういうオリンピックでもなければ名前を知ることさえないくらい未知の場所(&言語)をひとつでも多く知りたいという欲求からでした。

だから超大国アメリカが1,000人超の大選手団で乗り込んだ姿を見ても誇らしさで胸が高鳴るけれど、選手が片手の指にも余るくらいのごく少人数で参加する国とか、「ついこの間独立して初出場する」という国、温暖化で沈みゆく国ツバル、先だってようやく参加許可が出たイラクなどを見ると、感極まって「頑張ってね」とエールを送らずにはいられませんでした。
しかも彼らがどんな言語で喋っているのだろうなどと考えるだけで興奮します。もしやその国でしか使われていない少数言語だったりして...ゾクゾク


選手団によってお国柄がよく表れているのも楽しかったですね。
最近は鯱張ってキッチリ並んで行進、などという色気もへったくれもない入場をする国はほぼ無くなり、嬉しくてたまらないといった顔で思い思いに歩みを進める様子に個性が際立ち、何万人が連なろうと飽きさせません。
私が好きだったのはイタリアの選手団です。思いっきりふざけたり縦横無尽に駆け回ったりしていて、この場を存分に味わっている彼らの弾けるようなお祭り気分が伝わりました。
あ、そうか。学校の運動会もそういう感じで入退場させたら、あの暑さと眠さで死にそうな運動会もぐっと面白くなるはずですな。
オリンピックは競技の勝ち負けに拘泥する場でなく、楽しんだ者勝ちだと私は思いますね。
なんたって古代は戦争を中断してまで開かれたっていいますから。

特に面白いのはビデオやカメラで周囲を撮りながら歩く人が多いことです。
入場中なのに携帯で話している人も大勢いましたね。きっと親しい人と話しながら一緒にこの時間を満喫してるんだろうと思うと、日常社会のように「マナー違反」なKY感がありません(笑)。
撮影者の割合が国によって違うのも面白かった!!このへん、もっとよく調べるとお国柄がだいぶ分りそうです。ちなみにざっと見た限り日本人選手団は少なめでした(笑)。

お国柄といえば、お揃いのコスチュームは外せないポイントです。
個人的に民族衣装で歩くのがけっこう好きです。
普通そういう人にとってディズニーランドの「スモールワールド」はツボなんだろうけど、私はさほどでもありません。
なぜならあのアトラクションには「代表的な国々」しか出てないからですね。太平洋だったらハワイとタヒチみたいな(これらの区別も明確ではない)。
民族衣装で集うことの何が良いって、異文化の人間から見ると一緒くたにしがちな近い地域の人々でも、じつは国や地方によって細かな違いがあると知ることができる点なのです。
だから少数民族をこそ出さないと意味がないんです。

民族衣装は別格として、今回のベストドレッサーはオーストラリアです。
青系のグラデーションがいい感じでしたねえ。中途半端に気取った感じにせず、カジュアル路線に徹したのも良かったのでしょう。
グレイがかった水色ジャケットのフランスも流石のセンスでした。

もちろんアメリカの衣装も好きでした。
あの帽子は似合う似合わないがあると思うけど、斜めにしたりして粋に被りこなしてる人が多かったです。
あと男女の衣装に性差がほぼ無かったのも好印象でした。
私は普段なら女らしい・男らしい格好が好きなんだけど(男装や女装はある意味とても「らしい」ので大歓迎)、民族衣装でなくお揃いの格好でこういうところを歩く場合、その人たちは男でも女でもなく「オリンピックの代表選手」として平等な立場の人たちなのだから、できる限り性差がない方がいい、というのが私の意見です。
各自好きな色を選ぶならまだしも、「女は赤、男は青」みたいなのはこの場ではナンセンスでしょう。
女性選手に中途半端なショートパンツ(これがほんとに膝上とかの半端な丈なんですわ...ってこれ、日本のこと!?)などを穿かせる微妙な国も多い中で、アメリカは帽子からパンツまで上下完全に男女ともお揃いで、「性別はもちろん人種もいろいろだけど自分達は同じアメリカの選手団」とアピールするような装いでした。

そういうとこ見るとアメリカ人でもないくせにアメリカが誇らしくなっちゃうんだよな。
メリーモナークまで行っても国歌斉唱タイムに「ハワイ・ポノイ」よりアメリカ合衆国歌(←家に楽譜がある)の方を熱心に歌う輩ですからな私は。
実は私が一番マイノリティーだったりして。

アンティーク

2008-08-08 01:50:20 | 徒然話
こないだもちょっと書きましたが、今アニメ『アンティーク』にハマってます。

放映されてるのは木曜深夜のフジテレビ「ノイタミナ(animationの逆ですね)」というアニメ枠で、この枠は開始当初から『のだめ』や『もやしもん』などカウボーイビバップとはまた違った意味で私好みのステキなアニメを放映してくれています。

『アンティーク(西洋骨董洋菓子店)』は以前ドラマ化もされたことがある漫画を原作としているそうで、ドラマも原作も未見(未読)の私はどれがどう原作に忠実かはなんとも言えませんが、少なくともこのアニメは完全に私のタイプです。

もうねえ、初回からハマってしまいましたですよ。
出てくる男性がみな私の好みからして若すぎるのがどうでも良くなるくらい好きです。
特に魔性のパティシエ・小野さん!!!!!最高です。大好きです。
菓子職人としての腕もさることながら、それよりなにより「魔性」の部分が最強で、天賦の才か磨きあげられた技術の賜物か、狙った相手は例外なく見事にオトしてしまう実力の持ち主なのです。

いやあ、痛快痛快。しかも彼の立ち居振る舞いを見ていると、それも致し方ない気もいたします。あの目に見つめられたらどんな男も骨抜きでしょう。
今夜の放映に出てきた小野さんのフランス修業時代の師匠も小野さんにめろめろで...って、師匠は流石にまずいんじゃ!?!?節操なさすぎますぜ小野さん。でもそんなとこも小野さんの魅力。

そんな小野さんと同じ職場で働く千影さんも気になる存在です。
長身でサングラスの外見に似合わず天然で(というよりこの人そうとうおバカなのでは)、なおかつ純朴なところがたまりません。
そのうえサングラスを外すと結構な美男子とくれば、もう言うことないでしょう。

小野さんも私と同意見のようで、さっそく千影さんを魔性の毒牙にかけようとしたわけなんですが、対する千影さんがあまりにも純なので調子が狂い、いまのところ清らかなお付き合い(※例:雨の中二人で手をつないでグルグル踊り回るなど)に留まっているようです。

もちろん小野さんは魔性の魅力だけでなく天才パティシエとしての腕も存分に発揮してますので、毎回いろいろなスウィーツが目で楽しめるのも素敵です。
ただこの時間帯はともすれば夜食に手が伸びそうになる(けど食べたら非常にマズイ)禁断アワーなので、美味しいスウィーツを見せつけられるのは拷問ともいえます。
おお、そういう意味でも小野さんは魔性の人なのか!?!?

最近は週に一度の放映が楽しみでたまらず、うっかり原作を買ってしまいそうな勢いです。
「ノイタミナ」は一作品の放映回数が少ないのが唯一の問題で、終わってしまうと飢餓状態におかれそうなのも気掛かりです。
その時は二次創作の海へとダイブしますか~。(←二次創作好き)

おめでとう♪

2008-08-07 23:23:03 | ダンス話&スタジオM
なんとなんと!!!うちの生徒さんが抽選でハワイ旅行を当てました
いつも一緒にレッスンしているメンバーで伊香保のハワイアンイベントに行ったら、「一日一組しか当たらない」というハワイ旅行を見事ゲットしたんですって!!!

伊香保イベントは希望すればそのへんで踊ったりもできるらしいですが、そのグループの皆さんは「♪見てるだけ~」(←このCMわかるかね)のつもりで参加されたそうです。
それがハワイ旅行を当てちゃうなんて、ご本人もお仲間もさぞ驚かれたことでしょう!!
ていうより、そんなものが当たっちゃったらもう踊るどころではないですよね(笑)。じっさい、皆さん「今やってる新曲を復習しておこうと思ってたけどそれどころじゃなくなって」とおっしゃってました。さもありなん。

しかしあれですね、こんな宝くじより倍率高そうなものが当たるとは、日頃の行いがとっても良いのでしょう
こんなに多くの人が参加しているイベントでも、神様はちゃんと善い人を見極めてくださるんですねえ...と私がガラにもなく信心深くなりかねないほど驚きました。

いや~、昨日のレッスンで生徒さんが『特賞ハワイ旅行』などと書いてある団扇を見せてくれながら「これに当たったんです!!」とおっしゃった時も、「何に?」と聞き返してしまったくらい寝耳に水でした(←それはたんに手前が鈍いからでは)。

せっかくだから皆で一緒に行っちゃおう!!という方向で話が盛り上がっているそうで、すでに「行き帰りはどうするか」などというところまで話が進んでいるとかいないとか...
いずれにしても、出発前の計画段階から本当の旅行まで存分に楽しんでいただきたいものです

『徹子の部屋』に....!!!

2008-08-06 23:53:02 | 徒然話
マーク・ケアリイ・ホオマル様が朝日テレビ『徹子の部屋』に出る事になりました。


え。ちょっと待って。
なぜに徹子の部屋.....!?!?

いえ別に徹子の部屋じゃまずいわけじゃないんですが(むしろ私はトットちゃん好き)、マーク様とトットちゃん、あまりといえばあまりに前衛的な組合わせ...!!!
いったい何が起きるのか想像もつきません。てかこの二人、どんな会話すんだ。

トットちゃんはどんな相手にでも自分のスタイルを崩さず無神経に...いえ果敢に斬り込んでいける方です。
かたやマーク様は毒舌吐いたり「ギャング」とか言って悪ぶっているわりに中身は繊細なガラスの神経の持ち主です。
やば。どう考えてもトットちゃん圧勝じゃん。それどころか不戦勝...???

う~んでもマーク様ってフラ業界の大家たちに「あなたのしていることはトラディショナルじゃない!」と批判されちゃうと反抗心をむき出しにするし(のわりにあんがい他人の評価を気にする気配アリ)、かといって両手放しで絶賛する狂信的崇拝者に出てこられるとタジッとなっちゃうし(※ソレ私の事か)、トットちゃんのようなミーハー全開の姿勢で来てもらった方が、彼としては却って精神衛生上いいのかもしれません。

問題の対決(にはならんだろう、おそらく)は8月13日に放映されます。
おお、ちょうどお盆休み。こりゃビデオをセットしてテレビの前に正座するっきゃないですな。


ところで私は自分をマーク様の「狂信的崇拝者」と書きましたが、あいにくと彼のダンスに関してはそうではありません。
ミュージシャンとしてのマーク様の声は私の魂を揺さぶる力を持っていて、すべての知性や理性を凌駕した部分で本能的に素晴らしいと感じるのですが、ダンスにはそういうパワーを覚えません。
それはダンスが私の本能的な志向と合ってないのかもしれませんし、私の20年以上にわたって築いてきたフラの素養と合致しない部分があまりにも多いせいともいえます。

そう考えると、マーク様を批判し「リロの歌」の件が訴訟問題にまで発展してしまったヴィッキーほか大御所の先生方の気持もわからないでもありません。
皮肉なことにというべきか踊りはヴィッキーさんの方が好きですしねぇ。私の好みからいうと。

どんな素晴らしいアーティストでもすべてを完璧に兼ね備えてるってことはなかなかないわけで、マーク様の公演が踊りメインである以上、実を申せば来年初頭の公演は見に行こうかどうしようか迷っているのでありんす。

か・か・雷が~( 」´0`) 」

2008-08-05 23:55:03 | 徒然話
午後から雷がまったく鳴りやみません!!それどころか夜が更けるにつれて激しくなる一方で、デスコ(※古)のフラッシュライトよろしく明滅しまくっております。
一度など停電してしまいました!!
う~、PCを繋げられないよお(←かつてテレビに雷様が入りダメになった過去が)。

雷は好きだが電気製品ダメにするのはいただけません。
こりゃ、ある程度収まるまで大人しくしとくのが賢明でさあな。

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