93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

辞書と遊ぶ

2025-01-23 15:58:48 | 言葉

「舟を編む」読み終えて辞書に興味持ちました

この辞書は私の持つ中で最も新しい辞書です。昨年購入。

時代を映すと帯にあるように新しい言葉も収録されています。

長年岩波国語辞典(1990年発行第4版)手元に置いてきましたが、

三省堂国語辞典に代わりました。三省堂のは新しいと言ってもAIは載っていますが、

メタバースは載っていません。

広辞苑の最新版(第7版)には載っているでしょうが、一時の気まぐれで買うには

もったいないので買いませんけど。

ジビエも新しい辞書に載っている、古い岩波にはありません

因みに見出し語で「ママさん」があり、ママさんバレー、ママさんランナーなども。

「ママ」とは別に載っているところが面白い。

なんと「ばばシャツ」新しい三省堂辞書には載っているが岩波には載っていない。

三省堂国語辞典と古い岩波国語辞典の間に時代の変遷(30年以上)があったことがわかります

私の辞書を見る目が変わりました。

スマホで事足りる時代ですが、紙の辞書には魅力があります。

言葉は活きていると言いますが、辞書からも実感しました。

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「忙しい」

2025-01-09 09:29:42 | 言葉

今年の千両は鳥にもやられず「豊年満作」庭のあちこちに赤い実をつけています

わが身一人を処すのも大変になってきた。今までと同じ家事雑事なのに忙しいとは?

忙しいの文字には「心が亡くなる」と言う意味があります。

私の場合は心が亡くなるほどの忙しさではないが、なぜか忙しさに追われています。

30分家事なり何かをすれば30分休憩、1時間頑張れば1時間休憩。

これでは時間が足りないはず。忙しさの原因は体力にありました。

痛い痒いはお医者さんが治してくれますし、お薬もいただいています。

「老い」ばかりは何とも致し方ない、抗えません。

「老いは闘うものではなく、受け入れるもの」とはどなたかの言葉です。

受け入れるしかないもののようです。

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私のもみじ狩り

2023-11-24 17:08:41 | 言葉

週二回通う運動教室(デーサービス)窓にスタッフと通所者の合作の紅葉。

徐々に赤色が増していく凝った作品です。私が風邪で休んでいる間に

紅葉は進みました 間もなく真っ赤になることでしょう。

紅葉を鑑賞するのに狩りとは?本来狩りは山野で獣を捕える言葉のはず。

昔から疑問に思っていた。

雅を誇る平安貴族たちは獣を狩るなどしなかったのでは?

牛車に乗ってでかけて、車のなから各地の紅葉を愛でたのか?

紅葉を次々に眺めていくことで、狩りに擬えたのではないか?

また、当時の貴族の邸には紅葉、黄葉する木が植えられているので

わざわざ牛車に乗って「紅葉狩り」に行く必要はないのではないか?

千年近くも昔のこと、諸説あるのも不思議ではない。

梨狩り、苺狩り、葡萄狩り等々、「獲物」を捕らえることではあるが

私には狩りと言う言葉は動物のイメージが強くこれらに用いるのは

そぐわないような気がします。

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ユーモア

2023-03-01 14:44:37 | 言葉

ユーモアとジョーク、違いはよくしりませんが、ユーモアには品があるとか。

相手やその場を和ませる力があるようです。ならばジョークはその反対

と言うことになるのでしょうか?

私はこの種の本は買わないが、夫の蔵書に何冊かある。 ↓

「神の御心」

 礼拝式でやたら大声を張り上げて祈っているユダヤ人のパン屋に

 向って「ねぇ、あなたさんもうちょっと声を小さくする代わりにパンの

 サイズをもうちょっと大きくした方が、神様は感心すると思いますがね」

「真珠の数」

 「あなたの年の数だけ真珠のついたネックレスをプレゼントします」

 「本当のこと言うとあたし、前に言ったより10だけ年上なの」

日本人はユーモアのセンスに欠けると言われますが

イグ・ノーベル賞に多くの日本人が何年も続けて受賞しています。

ノーベル賞はむつかしくてわからないことがよくありますが

イグ・ノーベル賞はクスッと笑えることが多々あります。

ユーモアのセンスを磨くのは一朝一夕には無理なようです。

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表と裏

2022-10-17 20:37:56 | 言葉

ある方のブログを読んでいて考えました。

表裏一体とか二面性などの意味は?表は陽、裏は陰のイメージがある。

山陽地方は明るくて山陰地方は暗いとイメージする人もいる。

最近は使われないが、「裏日本」と言う言い方は「差別用語」ではないかと

指摘され以来日本海側と言うようになった。

私の住む名古屋でも同様の例がある。

私にはなじみの「駅裏」でなくて駅西とか太閤通り側と言うようになった。

終戦後しばらく「駅裏」に闇市があって、私は何度も通ったことがある

↓これは戦後(S20年)名古屋の都心栄の写真ですが「駅裏」も

 これと同じ風景でした(市広報課提供)

現在の名古屋駅(ツインタワー・複合ビル) ↓ 1999年完成

↓以前の名古屋駅 1937年完成 私もよく覚えていますし利用した。

表と裏のイメージは人が勝手に作りだしたもので、歴史的にみても

本来は侮蔑的な意味もなく、差別用語でもない。

私は今でもうっかり「駅裏の○○」と使ってしまいます。

駅西とか太閤通り口とか言われても一拍考えてしまいます。

使い慣れた言葉のイメージは簡単にはなくせません。

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