out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

over the rainbow

2005年12月31日 18時11分37秒 | weblog

 この見事に空の架け橋となっている美しい虹を撮影されたのはKiyoのチャンネルのKiyoさんです。リンク先をごらんいただくと、この虹、くっきり丸く見えるばかりでなく2重の橋になっていることがわかります。日頃から美しい写真を撮影されているKiyoさんですが、このような写真を撮れるのは日頃の準備と撮影技術プラス強運も持ち合わせていらっしゃるのでしょうね。
 で、Kiyoさんの文中で興味深かったのは、2重になっている虹はそれぞれ色の配置が逆になっているということ。へぇーっ! 知りませんでした。

 そこで、虹の色ってなん色、なに色ですか? 実は私のクラスの幼稚園生向けストーリーブックの中に虹のお話があり、その虹の色は赤、青、黄色、オレンジ、緑、紫の6色でした。それに気づいた保護者の方が「おかしくないですか?」とおっしゃる。んー。確かに。。。日本で一般的に虹の色といったら7色。赤・橙・黄・緑・青・藍・紫、のはず。

 そこで少し調べてみました。世界の国々の虹の色の認識。こちら円環伝承さんのページをごらん下さい。中ほどの表に世界の国々で虹がなん色、なに色に見えるかが示されています。ほぉ。イギリス、アメリカでは一般的に6色らしい。実はストーリーブックの件で会社のほうにも問い合わせてみたのですが、会社からの回答もそのような物でした。
 それにしても、2色から7色まで、各国いろいろなんですね。円環伝承さんの「正しいのかどうか、古い考えか現在も一般的なのかイマイチ不明。」の言葉にはちょっと目をつぶっておいて。w
 けれど、そこに書かれているように、それぞれの国で色の捕らえ方が違うこと、また光の強さや、気候、歴史的なことなどにより虹ひとつにしてもそれぞれの見え方、解釈の違いがあって当然だろうな、と思ったりします。自分の見ている物が他の人も同じように見えているとは限らない、そんな考え方は大切なことだろう、などと思いました。
 
 わたしの好きな曲にシンディー・ローパーの "True Color"がありますがその中で彼女は

 But I see your true colors
 shining through
 I see your true colors
 and that's why I love you
 so don't be afraid to let them show
 your true colors true colors are beautiful
 like a rainbow

と歌っています。彼女の見えた虹のような美しい "true colors"は何色だったんだろう?

 最後に。虹の向こうには何があるのだろう、虹の橋のたもとには何があるのだろう。きっとすばらしいものがあるんだ!と信じている人たちは多いですね。
 虹の橋のたもとには金のつぼが隠されている、と言う話はよく聞きますが、ここで興味深い詩を見つけました。2種類の詩があるのですが、1つは人が亡くなった時、天国の手前にある虹の橋で生前別れてしまったペット達が待っていて一緒に虹の橋を渡り天国に行く、というもの。もう1つは愛されたことのない動物と同じく愛に満たされなかった人がこの橋でめぐり合い、それによって生前の痛みや悲しみが癒され一緒に虹の橋を渡り天国へ渡ってゆく、というもの。両方ともインディアンの伝承に基づいているらしい、と言うことです。興味のある方はどうぞこちら虹の橋さんのサイトをのぞいてみてくださいね。

 さて、あと一時間ほどで2005年も終わろうとしています。虹のようにはかなく美しい未来は心もとないですが、虹の向こうへ! 虹のたもとへ! 何かすてきなものを求めて走ったり、努力したりする気持ちは持ち続けてゆきたいな、と思います。そして心の中にはいつもきれいな "true colors"が輝いているといいな、と。
 
 では、皆様楽しいお正月をお過ごし下さい! 来年もよろしくお願いいたします!!

*途中の写真2枚は私が2003年8月10日に撮影したものです。