2012年5月26日(土)
「おお杉御田植祭」は午前中で終わりましたので、午後には写真の水車小屋を訪ねて参りました。
こちらは日光市大室地区にある杉のお線香の原料を作るための水車小屋です。 浅田さんという方が代々100年以上にもわたって守られている水車小屋です。
杉で有名な日光ですので、江戸時代の頃よりこの仕事が発生し、昭和40年ごろには30軒ほどの水車小屋があったそうですが、現在は現役で杉の原料を作っている水車はたった2軒になってしまったそうです。
原料となる杉は枝打ちされたりして切られた枝を乾燥させ、手作業で裁断、細かくした後水車でゴットンゴットンと30時間つかれ、粉になってゆきます。
その粉で作られたお線香は香料や保存料など使われていない天然のお線香ですから、身体にも良くおうちの防虫作用もあるそうです。
この田んぼの中にある風景が目にも優しく、誰もいない静かな田園風景の中で水の流れる音とゴットンゴットンという水車の音、そしてカエルの声、鳥の声。。。
本当に心が和みました。
また田んぼが刈り取りの金色に染まるころ、行ってみたいなと思います。
2012年5月26日(土)
いよいよ田植えの開始です。 美しく華やかに着飾った早乙女さんたちと男性陣が田んぼに入り田植えを行います。
御田植祭は稲作の成功を祈り、祝う神事、芸能とあります。 豊作を祈って田の神を祀ったり、苦しい田植え作業を楽しく行うために田植え歌を歌ったりしながら行ったことが、御田植祭の起源のようです。 地域の寺社の年中行事として伝えられてきたことが多く、それぞれの地域ごとに特色のある芸能が披露されたりしています。
こちら森友の瀧尾神社の御田植祭では舞姫(巫女さん)たちに寄る浦安の舞い、男性の神官の方たちの舞い、おかめやひょっとこ達による田んぼの鬼退治、どじょうすくい、歌など、荘厳な中にも楽しさいっぱいの御田植祭でした。
こちらの方は今回限りで引退、とアナウンスされていました。 ちゃんと後継者の方がいて、この方の前にどじょうすくいを踊っていらっしゃいました。 「○○さんも上手くなったね。」と見学の方から褒められていました。
それにしてもこの笑顔。 いいですねぇ。 引退とは惜しいですね。
浦安の舞い二回目が終了し、御田植祭も終了しました。 とたんに辺りは誰もいなくなり、カエルの大合唱がいつまでも続きました。
2012年5月26日(土)
日光市森友にある森友瀧尾神社(たきのおじんじゃ)によって行われる御田植祭を見学してきました。 森友は日光駅から119号線日光杉並木街道を宇都宮に向かい、下今市駅より更に先になりますが、20分ほどで到着するでしょうか。 杉並木と周囲の畑、特に田んぼが一層美しくなってくる辺りです。
御田植祭の行われる田んぼ、その周辺からは日光連山を望むことができました! 機会があると日光周辺の田んぼも見て回っているのですが、なかなか連山を望む田んぼに出会えません。 今回はこれだけでもうれしい気持ちでした!
左の木の隣から、男体山、大真名子、女峰山、という感じでしょうか(?)
お天気は雲が多いながらも晴れています。 周囲にはカエルの声が大合唱で、見物人はあまりなく、のどかなとてもいい雰囲気です!
朝8時過ぎから神社境内で神事を済ませた御一行が立派な杉並木から田んぼに入ってきます。 田んぼの角に飾る笹を持っています。
田んぼに向かって矢が放たれると田植えの開始です。