ツカサは崩れ落ちるヒトミを抱きしめ、横に寝かせた。荒い息が静かになると、ヒトミはツカサの胸に手をのせた。
「あなたは素敵よ。」
ヒトミはツカサの頭を両手で押さえるようにして口付けた。
「ねえ、背中を触って。」
ツカサはビクと震えた。
「ねえ。」
ツカサは右手の掌をヒトミの背中に回した。ツカサの掌は恐怖に似た感情で震えていた。
「もう少し下よ。」
首の直ぐ下にあった掌をゆっくりとしたに移動した。柔らかな皮膚の感触が突然、ガザという感じで硬い皮膚の突起に当った。掌は震えながら、背中を離れようとした。
「だめ。触って。」
掌はその突起から始まる傷の上にとどまった。
「そこがね、私のあなたの絆よ。けして切れることのない絆よ。しっかり触ってみてね。」
ヒトミは背中に手を回し、ツカサの腕を取った。円を描くように背中の傷をツカサになぞらせた。
「抱いて。」
ツカサはヒトミを抱きしめた。
「もっと、強く抱いて。」
ツカサは傷から掌を離せることでほっとした。そして、ヒトミが壊れない程度の力で身体の接触している部分から全ての体温が感じられるほどに抱きしめた。
「私ね。あなたが好きよ。だからね。・・・・・。「流魂」はね、もう、ヒロムのものでも、私のものでもないわ。私やヒロムの指示として、あなたたちに伝わるのは、皆、執行部の決定なのよ。私たちは、もう、飾りでしかなかったの。だから、ヒロムは出て行ったんだと思うの。
あの時、執行部の人たちが本気でヒロムを探そうとしていないのがわかったの。でも彼らは、何も決めないわ。決めたとしても会議をしないとだめなのよ。責任を取りたくないから。なにかね。ヒロムがとても可哀想に思えて、これで見つかっても、ヒロムの魂が戻らないような気がして、それでね。私が言ったの。」
ヒトミは胸に着けていた顔をツカサのほうに向けた
「あれからね。私も怖くなったの。執行部にとって、私も、いつかいらなくなる時が来るんじゃないかって・・・・。」
ヒトミはツカサの男にしては大き目の乳首を撫でていた。
「あなたが私を傷つけた。でもね。それは姫の背中なの。だからね。ヒトミとしてね。あなたが私の支えになって欲しいの。」
乳首に口付けた。
「お願いがあるの。」
「はい。」
「執行部には内緒で、仁とヒロムを探して欲しいの。」
「えっ。」
フニャとしたツカサ自身をまさぐった。
「お願い。私ね。力が欲しいの。あなたの力が・・・・。」
「うっ。」
ヒトミの手に力が入った。
「ねえ、もう一度、背中を触って・・・、ううん、背中にキッスして。」
ヒトミはツカサ自身を握ったまま、うつ伏せになった。そして、ツカサ自身を自分の尻の上に置くようにしてツカサを導いた。ツカサはヒトミをまたぐようにして、ヒトミに重なった。両手を突っ張って、上体を起すと、隠微な照明の中で背中の傷が浮き上がった。ツカサは涙が出そうになった。
「ねえ、キッスして、優しくキッスして。」
ヒトミの背中に暖かな滴が落ちた。震えながら、それをなぞるようにツカサはキッスした。
「あなたは素敵よ。」
ヒトミはツカサの頭を両手で押さえるようにして口付けた。
「ねえ、背中を触って。」
ツカサはビクと震えた。
「ねえ。」
ツカサは右手の掌をヒトミの背中に回した。ツカサの掌は恐怖に似た感情で震えていた。
「もう少し下よ。」
首の直ぐ下にあった掌をゆっくりとしたに移動した。柔らかな皮膚の感触が突然、ガザという感じで硬い皮膚の突起に当った。掌は震えながら、背中を離れようとした。
「だめ。触って。」
掌はその突起から始まる傷の上にとどまった。
「そこがね、私のあなたの絆よ。けして切れることのない絆よ。しっかり触ってみてね。」
ヒトミは背中に手を回し、ツカサの腕を取った。円を描くように背中の傷をツカサになぞらせた。
「抱いて。」
ツカサはヒトミを抱きしめた。
「もっと、強く抱いて。」
ツカサは傷から掌を離せることでほっとした。そして、ヒトミが壊れない程度の力で身体の接触している部分から全ての体温が感じられるほどに抱きしめた。
「私ね。あなたが好きよ。だからね。・・・・・。「流魂」はね、もう、ヒロムのものでも、私のものでもないわ。私やヒロムの指示として、あなたたちに伝わるのは、皆、執行部の決定なのよ。私たちは、もう、飾りでしかなかったの。だから、ヒロムは出て行ったんだと思うの。
あの時、執行部の人たちが本気でヒロムを探そうとしていないのがわかったの。でも彼らは、何も決めないわ。決めたとしても会議をしないとだめなのよ。責任を取りたくないから。なにかね。ヒロムがとても可哀想に思えて、これで見つかっても、ヒロムの魂が戻らないような気がして、それでね。私が言ったの。」
ヒトミは胸に着けていた顔をツカサのほうに向けた
「あれからね。私も怖くなったの。執行部にとって、私も、いつかいらなくなる時が来るんじゃないかって・・・・。」
ヒトミはツカサの男にしては大き目の乳首を撫でていた。
「あなたが私を傷つけた。でもね。それは姫の背中なの。だからね。ヒトミとしてね。あなたが私の支えになって欲しいの。」
乳首に口付けた。
「お願いがあるの。」
「はい。」
「執行部には内緒で、仁とヒロムを探して欲しいの。」
「えっ。」
フニャとしたツカサ自身をまさぐった。
「お願い。私ね。力が欲しいの。あなたの力が・・・・。」
「うっ。」
ヒトミの手に力が入った。
「ねえ、もう一度、背中を触って・・・、ううん、背中にキッスして。」
ヒトミはツカサ自身を握ったまま、うつ伏せになった。そして、ツカサ自身を自分の尻の上に置くようにしてツカサを導いた。ツカサはヒトミをまたぐようにして、ヒトミに重なった。両手を突っ張って、上体を起すと、隠微な照明の中で背中の傷が浮き上がった。ツカサは涙が出そうになった。
「ねえ、キッスして、優しくキッスして。」
ヒトミの背中に暖かな滴が落ちた。震えながら、それをなぞるようにツカサはキッスした。