スケートアメリカ、大ちゃん優勝おめでとう☆
ということで。色んな意味でびっくりしつつ、色んなことを全部ひっくるめて一言で言うと、
NHK杯が楽しみだわ!!!!!(@現地観戦予定)
という試合でした。
***
SP「白鳥の湖」(Hip Hop ver.)
とにかくかっこいい。これに尽きます。
技術的な困難さとかリズム感の良さとか新しい挑戦とか、そりゃもう色んな意味でスゴいと思いますが、この手のダンスってまず何よりかっこよく見えることが大事だと思うので。
難しいことは分からなくっても、かっこいいってことは誰でも、見れば分かる。それが何よりスバラシイ。
衣装、想像してたのと全然違ったけどかっこ良かったです。
日米EXでバチェラレットの衣装でやったら意外とハマってたので、そのままバチェラレット風で作ってみましたという感じもしないでもないですけど。
襟から袖にかけての黒い羽毛がイメージをかきたてます(時々邪魔そうに見えるけど)。
これは黒鳥のイメージなのかそれともロットバルト(悪魔)なのか…と思ってたんですが、公式サイトの写真(下から2段目の真ん中)見た瞬間「こりゃ悪魔だ」と思いました。
なんて悪魔的な表情。悪魔って魅力的なんですよね。人間を誘惑しなきゃいけないから。
隣のロミオと同じ人とは思えない。
***
FS「ロミオとジュリエット」
日米対抗で見た時には、とにかくマシンで言うと組み立てただけでまだセッティングもしてません!という感じだったので、完成すればステキになりそうと思いつつ、同時に3週間しかないのに大丈夫なのか?!とそこが心配だったんですが。
3週間でずっと完成度が上がって、物語の流れがはっきり見えて来ました。
日米だとずっと戦ってる印象が強くて、ラブラブしてる時間は短いなーと感じたんですが、時間が短い分表現が濃い。ということに今回気付きました。
愛おしげな指先、切ない表情…むせ返りそうなくらい濃いです。日本人でも、こんな表現できるんだなあ…と改めてびっくり。
そう言えば、フリーの時は髭を剃ってましたね。やっぱりちゃんと考えてるんでしょうね。それもあってか、ちゃんと「少年」の顔に見えました。
それにしても、去年のオペラ座といい、このロミジュリといい、モロゾフさんのストーリーへの解釈が面白いです。また時間があったらゆっくり語ってみたいですね。
本人的には不本意な出来だったみたいですが、これから長いシーズンを戦って行くにあたってまだまだ上げ代があるということで、逆にちょっと安心したりもしています(やる本人は本っっっ当に大変だと思いますが)。
それにしても、本当にこの人は、責める言葉が常に自分へ自分へと向かうんですよね。ちょっと痛々しくもあり、同時に心強くもあり。
***
EX「バチェラレット」
報道ステーションで見たんですが。相変わらずマスコミは女子メインとはいえ、それでも銀メダル効果か、去年に比べれば随分扱いも良くなって来たなあ…と思ってはいるんですが。
今回はさすがに「中途半端なマネすんじゃねー!」と叫びそうになりました。
あそこまでやっておきながら、途中がぶちぶち途切れてるって、一体何がやりたいのテレビ朝日さん…(涙)。
それはさておき。
照明の赤が血の色に見えて生々しいです。
夏に見た時よりよりいっそう妖しく艶かしく踊り狂う、異形の獣。
フルでみたいですものすごく。CS予約しなければ。
余談ですが、ビョークについて調べてたら、彼女が幼少期に「鬼婆」という日本映画を見て強い印象を受けたという話を知りました。
タイトルから大体の想像は付くと思いますが、こんな映画らしいです。→鬼婆
彼女のあの激しい表現世界のベースにこんなおどろおどろしい映画の存在があったのか…と思うと同時に、最初に「バチェラレット」を見た時の印象を思い出してちょっとゾっとしました。
***
そんなこんなで、HNK杯への期待に胸のふくらむスケートアメリカだったんですが。
今回やっぱり一番大きかったのは、あの「白鳥」で世間様の度肝を抜いたことかなと思います。
私が密かにあのプログラムに期待してたのは、フィギュアスケートに興味がない人たちがあれを見て「フィギュアってこんなこともできるんだ!」と思ってくれることでした。
それに加えて、スケートのファンや関係者にも、「高橋にはこんなこともできるんだ!」という強力なアピールになったみたいで、貰った点数やレベル以上に得たものは大きかったんじゃないかなあと思いました。
ということで。色んな意味でびっくりしつつ、色んなことを全部ひっくるめて一言で言うと、
NHK杯が楽しみだわ!!!!!(@現地観戦予定)
という試合でした。
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SP「白鳥の湖」(Hip Hop ver.)
とにかくかっこいい。これに尽きます。
技術的な困難さとかリズム感の良さとか新しい挑戦とか、そりゃもう色んな意味でスゴいと思いますが、この手のダンスってまず何よりかっこよく見えることが大事だと思うので。
難しいことは分からなくっても、かっこいいってことは誰でも、見れば分かる。それが何よりスバラシイ。
衣装、想像してたのと全然違ったけどかっこ良かったです。
日米EXでバチェラレットの衣装でやったら意外とハマってたので、そのままバチェラレット風で作ってみましたという感じもしないでもないですけど。
襟から袖にかけての黒い羽毛がイメージをかきたてます(時々邪魔そうに見えるけど)。
これは黒鳥のイメージなのかそれともロットバルト(悪魔)なのか…と思ってたんですが、公式サイトの写真(下から2段目の真ん中)見た瞬間「こりゃ悪魔だ」と思いました。
なんて悪魔的な表情。悪魔って魅力的なんですよね。人間を誘惑しなきゃいけないから。
隣のロミオと同じ人とは思えない。
***
FS「ロミオとジュリエット」
日米対抗で見た時には、とにかくマシンで言うと組み立てただけでまだセッティングもしてません!という感じだったので、完成すればステキになりそうと思いつつ、同時に3週間しかないのに大丈夫なのか?!とそこが心配だったんですが。
3週間でずっと完成度が上がって、物語の流れがはっきり見えて来ました。
日米だとずっと戦ってる印象が強くて、ラブラブしてる時間は短いなーと感じたんですが、時間が短い分表現が濃い。ということに今回気付きました。
愛おしげな指先、切ない表情…むせ返りそうなくらい濃いです。日本人でも、こんな表現できるんだなあ…と改めてびっくり。
そう言えば、フリーの時は髭を剃ってましたね。やっぱりちゃんと考えてるんでしょうね。それもあってか、ちゃんと「少年」の顔に見えました。
それにしても、去年のオペラ座といい、このロミジュリといい、モロゾフさんのストーリーへの解釈が面白いです。また時間があったらゆっくり語ってみたいですね。
本人的には不本意な出来だったみたいですが、これから長いシーズンを戦って行くにあたってまだまだ上げ代があるということで、逆にちょっと安心したりもしています(やる本人は本っっっ当に大変だと思いますが)。
それにしても、本当にこの人は、責める言葉が常に自分へ自分へと向かうんですよね。ちょっと痛々しくもあり、同時に心強くもあり。
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EX「バチェラレット」
報道ステーションで見たんですが。相変わらずマスコミは女子メインとはいえ、それでも銀メダル効果か、去年に比べれば随分扱いも良くなって来たなあ…と思ってはいるんですが。
今回はさすがに「中途半端なマネすんじゃねー!」と叫びそうになりました。
あそこまでやっておきながら、途中がぶちぶち途切れてるって、一体何がやりたいのテレビ朝日さん…(涙)。
それはさておき。
照明の赤が血の色に見えて生々しいです。
夏に見た時よりよりいっそう妖しく艶かしく踊り狂う、異形の獣。
フルでみたいですものすごく。CS予約しなければ。
余談ですが、ビョークについて調べてたら、彼女が幼少期に「鬼婆」という日本映画を見て強い印象を受けたという話を知りました。
タイトルから大体の想像は付くと思いますが、こんな映画らしいです。→鬼婆
彼女のあの激しい表現世界のベースにこんなおどろおどろしい映画の存在があったのか…と思うと同時に、最初に「バチェラレット」を見た時の印象を思い出してちょっとゾっとしました。
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そんなこんなで、HNK杯への期待に胸のふくらむスケートアメリカだったんですが。
今回やっぱり一番大きかったのは、あの「白鳥」で世間様の度肝を抜いたことかなと思います。
私が密かにあのプログラムに期待してたのは、フィギュアスケートに興味がない人たちがあれを見て「フィギュアってこんなこともできるんだ!」と思ってくれることでした。
それに加えて、スケートのファンや関係者にも、「高橋にはこんなこともできるんだ!」という強力なアピールになったみたいで、貰った点数やレベル以上に得たものは大きかったんじゃないかなあと思いました。