ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

週末を駆け足で

2006-01-22 23:43:52 | 特撮
時間がないのでかいつまんで

■セイザーX
今回もとっても楽しかったです!
「寝るなー!」場面転換「おきろぉー!」とか。
トビーに完璧に性格読まれてるアドとか。
以心伝心しまくりなじーちゃんと隊長とか。
ブレーメンさんとかブーメランさんとか。

■マジレンジャー
マジの5人+父+母+先生よりも冥府神たちの方がキャラ立ってるんじゃいかという気がして来ました。マジ側って、表層的な性格は違っても、全員向いてるベクトル同じだから。「それが戦隊というものだ!」と言われればそれまでですが。
あと、ン・マの着ぐるみ出来が良過ぎて恐い&キモイです。

■ヒビキ
一年間お疲れ様でした。
もともと思い入れ薄いので感動!ってことはないけど、短い時間でまとめるには妥当な内容だったかと。色々省略されてたけど、大概「私でもここを省くだろうな」って部分でした。和服の男女のあのオチは正直、謎が残されている分よく考えたら相当恐い。童子の人のウォンカさんルックはすごく似合ってましたけど。
若干可哀想な人もいましたけどね。イブキとかイブキとかイブキとか(涙)。

■ゾイド
好事魔多し。絶好調ルージくんの背後に迫る、「過労」と「偶像化」の罠。
相変わらず妙な所リアル。今回話としては地味でしたが、次回以降に向けての伏線が多くて楽しみです。
それにしても師匠怪我のなおり早いね。ていうか伏線じゃなかったのか……。


ヒビキとか、時間があったらまた改めて語りたいです。

今週のゾイドジェネシス

2006-01-15 21:46:22 | アニメ
トラフ攻略後の素早い討伐軍再編成。
補給を重要視して決して疎かにしない所や、唯一の飛行ゾイドであるレインボージャークを偵察用として最大限に活用するなど適材適所のバランスの良い配置。更に「実際に動かしてみてから柔軟に対応」とおじさまの手際の良さが際立ちました。
一方捕虜となったボラー先生にはトラフ側からの助命嘆願があった模様。市長に理解を求める前回までの描写の対でしょう。情けは人のためならず。高圧的に出るより相手を立てた方が有利だとの判断は賢い。結果的にそれが自分を助けることにもなった訳だし。

一方のザイリンも……独立混成団のマークってバラ?! うあ、一目でザイリンさんの部隊だと分かってしまった……こんなことやってますが、指揮官としてはちゃんと有能です。
最初の攻撃をちゃんと攻撃としておいて、失敗したと見ると即座に揺動に切り替える二段構えの作戦。メガラプの垂直バーニアを活かした急襲。

が、討伐軍側の対応も素早かった。特にコトナの使い方にはびっくりですよ。
作り手が何にも考えてなければ「きれいなおねえさんが飛行型マシンで華麗にバトル☆」で終わる所。でも実際には、ジャークが直接戦闘に係わらず常に俯瞰で戦局を監視することで、終始討伐軍有利に展開している。

で、そんな討伐軍の体制を認識したザイリンさんはこちらも素早い判断で撤退。戦いが長引くことを見越して再度体制を整える、と。

敵味方の双方が合理的にことを運んでいて、見ててかなり楽しめました。

あと師匠。さりげに討伐軍の旗をルージカラーにしちゃう辺り、弟子がすでに討伐軍と象徴となっていることを認めてますね。一兵士、ゾイドの乗り手としては弟子であっても、将の器として自分より上にいることをはっきりと示したのってこれが初めてじゃないでしょうか。
でも、ゾイド戦では隣に控えていて弟子をフォローしている辺り、師弟愛ですねー。
で、その師匠負傷に対する意味ありげなロンの発言なのですが、これは、持病込みでソラシティの医療技術で治療を受けさせようという伏線なのでしょうか。

一方ザイリンさんですが、凶悪装備のヴォルケーノでかなりやばい兆候が……相変わらずジーンさんは舌先三寸で丸め込もうとしてますが、ゾイド乗りとしての勝負(結構、ここにプライド持ってるみたいねこの人)に水を差された不満辺りからジーンへの不信感が生まれそうな気配も。

……で、そんな緊迫感バリバリのトラフにドサマギでやって来た派手な五色のモルガの正体は?! 無敵団再び参上。ア・ランさんキャラ崩壊。そうか、ア・カンの名前ってちゃんと伏線になってたんだ……。
でも調子に乗って無敵団を戦力にしたりせず、理部隊として機能させる辺り、ちゃんと押さえる所は押さえてるなと思いました。
補給・食事・監視の大切さをきっちり描いている所がシブいです。
不満はヴォルケーノVSムゲンが一瞬で終わってしまった所くらいですか。

それにしてもED、ラブリーに動くデフォルメキャラたち、ハート型にくり抜かれた背景では、ますます激しさを増して行くゾイドたちの激闘が……ってなんか、シュール。

そして更に、ゾイド講座でトドメ。
「ハハハハハ、また会おうルージくん。……とおっ!」
ザイリンさん!!

今週のスーパーヒーロータイム

2006-01-15 21:44:15 | 特撮
……の前に、「リュウケンドー」も試食。
結論。これはもういいやと思いました。内容も合わないし、正直そこまで手が回らない。

■今週のマジレン
ストーリーが芳香結婚ネタと同じようなパターンで、またしても兄ちゃんが性格悪くなってるし。朝っぱらからお母さんに集団で甘えるヒーローもどうよ、と思うし。
ティターン人格者っていうより単におつむの弱い人なんじゃ、とも思いましたが。
でも、冥府神たちの動向に動きが出て来て、その辺は面白くなってます。
特にワイバーンとスフィンクスの動きが。
一見人あたりはいいけど、好戦的で絶対神復活を邪魔する者には容赦ないワイバーン。実は結構冥府神の基本に忠実。先週辺りからよく戦ってますが、動きが速いので見てて楽しいです。特に狭い列車の中での戦いが面白かったです。
一方、当初は「戒律」一本槍だったスフィンクスの方は、状況の変化を見て色々考えてる様子。実は結構アタマは柔軟、でもあくまで冷徹な感じで、今後の動向が気になります。
あと芳香の、グリップフォンとマジチケット奪取→スモーキー拉致ってワイバーン跳ね飛ばす辺りの有無を言わさぬ強引っぷりは結構笑えたかも。

……それにしてもアフロ君て。みんな思ってて言わなかったことをあっさりと……。

■今週のヒビキ
毎回、ヒキやら次回予告やらで「次は面白そうだ」とうっかり思わされてしまうアギトパターン。実際には、面白くなりそうなネタがいっぱい、で、どれにもそれなりに触れられてるんだけど、時間がなくて全部おざなり、みたいな。
そんなパターンも来週で最後です。あと30分、全部のネタは回収できそうにないなあ……ああ、今までの時間が勿体ない。……まあ、アギトを見る限り、最初っから現体制でやってても案外こんなものだったのかも知れませんが。
プロット的には、「自分の進路をちゃんと真剣に考えよう」で筋は通っていたと思います。進路というのはつまり、「これから、自分はどうやって生きて行くか」ということであり、自分のやりたいと思ったことが自分のやるべきことだとか、そういう事。
ゆえに、「自分がなにをやりたいか?」は中途半端に考えてはいけない。
そういうテーマを、体制変更後一貫してやって来たんだなあ……と。
「鬼という生き方」を、単に「変身する」という形の問題ではなく、生き方そのものという捉え方にはうなずけるものがあります。
どうにも始末に困る存在だった(ように見える)スーパー童子&姫もこういう風に決着を付けたか、という感じ。一応テーマには結び付けている。かなり無理矢理な感じだけど。
で、パネルシアターもやりたいことはまあ、分かります。冒頭の女の子の台詞がかなり象徴的だったし。難病というヘビーな問題をつきつけられているが故に、生き方を真剣に考えている子供に思わず身につまされるお兄ちゃんお姉ちゃん。同時に、今目の前に自分の力を必要としている者がいるのに、それを助けられなくて何の人助けか? ということでもある。

……のは分かるんですが……。
いざ、絵にして見ると、激闘を繰り広げる鬼たち! にカットインされるほのぼのパネルシアターってなんだかやっぱりorz


今週のセイザーX

2006-01-14 22:30:30 | 特撮
超星神シリーズも大分脚本家の名前が分かるようになって来ました。
河田脚本いいですね。
キャラのツボを掴んだ上で笑いと燃えを両立。バランスが良くて安心して見れます。

シャーク隊長に反発するたっくん。でもその実力を目の当たりにして反発は尊敬に。ヒーローには素直さも大切ですね。
逆にアドの方は焦りと不安の気持ちをじーちゃんに聞いて貰う辺り、人間関係の広がりを感じます。
隊長とじーちゃんの会話、じーちゃんの孫への可愛さと隊長への信頼みたいなものが感じられてナイス。最後にこっそり隊長がレミーへフォローを入れている辺りも心憎い。
三将軍のバカ会話からブレアードさん身柄確保まで持って行く手際も中々のものでございました。

■その他
・恐獣がバイオハザードな感じで結構気持ち悪かったです。
・隊長がゴルドさんに何か言ってたのは伏線?
・今日の一言に三将軍。楽しそうですアクアル様。
・「セイザーX発進!」で始まる鮫隊長の鮮やかな指揮っぷり。戦艦・ロボ・強化スーツを同時進行で使い分ける自在な戦術はこの番組の隠れたウリかも知れないとか思ってます今。

そして来週、超星神名物顔出しライバルキャラ登場!! でもなぜか、たっくんのじゃなくて隊長のライバルなんですね。たっくんにはブレアさんがいるからかしら。

今更ですが南総里見八犬伝

2006-01-14 16:54:17 | 特撮
敢えて特撮ジャンルで。ていうかどう見ても特撮ヒーロー。

■前置き
里見八犬伝と言えば薬師丸ひろ子が出ていたアレを思い出す方も多いのではないかと思われますが、あっちの方こそ馬琴の原作からはかけ離れてるというか、馬琴の原作をかーなーりー大胆にアレンジした別の原作が角川から出ています。
で、私はというと、中学生の時に馬琴の原作も読んだはずなのですがどうも今ひとつうろ覚えでして。そこへもって高校生の時に読んだ角川版の原作と頭ん中でゴッチャになってしまってます。

■本題
……そんな状態で見たのですが、今回のドラマは一応基本ラインは馬琴の原作に沿ってるっぽいですね(その割にのっけから犬が消えてるけど)。
でも原作よりホラーっぽさは増量されてる感じ。特殊効果&CGビシバシ。……は個人的に好みなのでOK。
で、ストーリーの方なんですが……要は集団ヒーローもの? 馬琴の原作ってこんなに単純明解でしたっけ?

■総括
普段土曜・日曜朝の、限られた時間と予算と「子供向け」という制約に縛られながら頑張っているヒーローものを見慣れてる身からしますと。

ゴーカだなー

この一言です。
特に脇のキャストが。
あの大物が悪役!!
予想外にかっこ良かった武田鉄也。いつものように不思議ワールド作ってた佐野史郎。昔の角川版では犬塚信乃だったのに今回ヘタレ公方な京本政樹。
で、個人的に一番のお気に入りは菅野美穂の玉梓でした。普段よりかなり低い声で、恐いのにロリっぽいのがツボ。妙椿のメイクも恐くて素敵。
ちなみに殺陣では渡部篤郎の動きが良かったように思います。

■不満点
信乃活躍し過ぎ。キャストの力関係でそうなったんだろうなとはなんとなく分かるんですが。でも原作では、序盤の主役は信乃だけど、後半は強烈に親兵衛プッシュだったはずなのに……。親兵衛役の子が予想以上に原作のイメージと合ってただけに残念です。
なによりラスト、結局信乃ひとりでケリを付けるのってどうなんだ。
浜路姫と信乃(あと、伏姫の幽霊)さえいれば、残り七人の犬士別にいなくても良かったように見えるんですが。ちょっと雑魚敵の足止めやってただけにしか見えないし。それまで散々苦労して仲間を集めていたのは一体、なんだったんでしょう。

……どうせトンデモ話にするなら、八人の合体技で決めるくらいのことはやって欲しかったように思います。