ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今週のゾイドジェネシス・ギャグキャラは死なない

2005-07-31 22:51:38 | アニメ
最近、ムラサメライガーが妙に可愛く見えます。手足がずんぐりむっくりな所とか。動きが猫の子供みたい。

天下無敵の無敵団後編。
ルージには最早、自分の村のジェネレーターさえ修理できればそれでいいとは思えない。ディガルドのやっていることを放っておくことはできない。
しかし、無敵団のように場当たり的に行動していても大局を動かすことはできない。
それどころか、一度相手が本気を出せば、圧倒的な戦力の差の前にひとたまりもなく潰されてしまう。
ガラガは彼女たちの姿に、自分が通って来た道を見ている。
実際、無敵団の壊滅はある意味ガラガたちのゲリラ団が壊滅したのと同じ経緯ですが、その間ゼ・ルフトの現状を見て来てルージの意識は大きく変化している。
そして少年は、ディガルドと戦うことを決意する。同時にその為には、有力なリーダーの下、大局を見据えて行動する必要があることも悟る。
有力なリーダーというのは、ルージはラ・カンだと思っている。実際今の段階でもっとも相応しいのはラ・カンだけど、ガラガは更に、ルージが将来そうなるのではないかと予感している。
そういう意味では、結構大きな流れのあった回だと思います。

その大きな流れをやりつつ、ガラガの怒りとデッドリーコングの隠された武器・登場。何故今まで使わなかったのか? という疑問にもちゃんと答えている。
同時にコングの暴走を止めたルージにある種の特殊な能力があるという伏線も張っている。敗走する敵を追撃することに対して、「それではディガルドと同じになる」というのは、逃げる敵を情け容赦なくせん滅したゲオルグの行動が伏線となってますね。

んで、上手いなあと思ったのは無敵団のキャラ。ギャグキャラにしたのは、息抜きとしての意味だけじゃなく、ひとつにはシリアスなレジスタンスだと、ガラガのゲリラ集団やレジスタンス化していたゼ・ルフト防衛隊と被って印象が薄くなるからじゃないかと思いました。
そしてもう一つは、今回のあのラストシーンにつなげること(笑)。

ルージたちは彼女たちが生きてることを知らない訳で、ルージ視点から見たストーリーの流れの上では、実は彼女たちは死んだままなんですよね。
しかし私たち見てる側は、どっこい生きてた無敵団を見てちょっと安心できたりする。
……いや、シビアな現実描くならあり得ないとは思うんですけどね、それでもね、やっぱりあのまま死ぬのはあんまりですから。

あと、ガラガかっこ良かったです。普段のパーティと違って、無敵団ではモテモテでしたが。あんな風に分け隔てなく優しかったら普通にモテるだろうなあと思いました。
彼がゲリラのリーダーとして慕われていたのも分かる気がします。
そしてまたそれ以上に、デッドリーコングがかっこ良かった訳で。
あの隠し武器登場の演出見たときは、正直違う番組かと思いました……(いやだって結構ここ最近地味だったから)。いや、こういうド派手演出は大好きです。ほどける封印、紅く光るコングの目、迫力満点。
そういう訳で、今回は戦闘シーンも大満足でございました。

それにしても、ア・カンとサイコの散り際はやたらかっこ良かったな。結局散ってなかったけど。

今週のジャスティライザー・男は拳で語れ

2005-07-30 22:19:08 | 特撮
今回普通に燃えました。ええ話や。
ベタだろうとなんだろうと、変身不可能となったヒーローが生身で敵に立ち向かう話は、是非とも一回はやっておきたいものですね。燃える。
一見いつも通り明るく振る舞ってるけど、内心ものすごく凹んでいる翔太。
そしてそんな翔太に勇気を持って立ち向かうことを教えたのは……伝説の格闘家・松阪直人。
「君は天馬とよく似ている」
天馬さん名前だけ登場。最早完全に前作知らない人はおいてけぼりですが、直人の「最強の格闘家」という設定は、グランセイザーの時より寧ろ活かされているような……。
男の生き様を身を以て教える師匠として、寧ろグランの時よりかっこよく描かれているような……。ラスト、無言で拳を握る所、男前。
おまけに大サービス。懐かしのセイザータウロンとセイザータリアスまで登場。どちらも直人さんの脳内イメージだと思われますが、結構長時間映ってたような。

しかし澪さんと麗華さんは伝説の格闘家を知らなかった。
「誰?」「知りません」「……誰?!」
ちなみに、個人的には麗華さんの、
「装着もできないのに、どうするの?」
も笑う所でした。
……麗華さん、あんたがそれ言いますか?

ゾラとバッカスも本来のキャラに戻っててカッコ良かったですね。
「石ころが欲しければ、奴の屍から拾えばいい……」バッカスさんてば渋いです。
そしてアドロクスさんは、肩の所のふわふわが大分ヘタレて来てるのが気になります。
「参る!」はかっこ良かったですけどね。

それにしても、翔太と直人さんの生身アクションはがんばってましたねー。翔太がザコンボーを奪って攻撃→相手に投げ返す→ダブルアタックの見せかたとか、大好きです。
ユカと翔太もラブラブで大変ごちそうさまでした。
翔太は顔が古風な分、今時の若い役者さんにしては男っぽくていい感じかも。

***

所で。ジャスティライザーのせいなのか何なのか、最近私の心を鎧が走りまくってます。
……何故、今頃になってこんな強烈なフラッシュバックが……。

今週のゾイドジェネシス戦隊

2005-07-24 22:30:42 | アニメ
閑話休題的ギャグ話の中にしっかり総集編的これまでのおさらいを入れつつ、今後の展開に対する重要な示唆も含まれているという中々に高度なお話でありました。

カミキリ戦隊こと無敵団のメンバーは、それぞれ離ればなれになってしまったルージの仲間(ラ・カン、レ・ミィ、コトナ、ロン、セイジュウロウ)の性別と特徴を反転させたキャラのようです(ネットを回っててそう言う見解を見ました)。
でも同時に戦隊モノの基本テンプレを、男女だけ入れ替えてそっくり使ってる形にもなってるんですよねえ……。

レッド/熱血リーダー
ブルー/クールなナンバー2
イエロー/力持ち・お笑い担当
グリーン/子供・知能系・特殊技能系
ピンク/女性
(※念のため。実際には戦隊モノのほとんどは、このテンプレからは外れています)

それにしてもア・カンは可愛い。髪型とか。一人称「あたい」もなんだかあか抜けなくて可愛い。

しかしこんな陽気な無敵団ですが、真面目なルージくんはまたしても悩みます。
ディガルドへのささやかな抵抗を続ける無敵団たち。確かに、自分たちにできる精一杯のことを確実に行っている。しかしそれは、人々をディガルドから救うには余りにも無力。かと言って、それに代わる手段を自分が持っているわけでもない……。
ジェネレーターを直す=自分の村を救うことだけを考えていたルージが、ゼ・ルフトでの経験を経て、ディガルドの支配から人々を救うことを考えはじめること、そしてその困難さを手際よく描いていると思います。
彼を見守るガラガの描写もいいですね。ルージのように賢くはないけど、様々な経験を積んで修羅場も見て来ている。
それにしても、来週はまたシリアスな話になりそうでちょっと恐いですね。今回の時点で既に、無敵団はディガルドから手痛いしっぺ返しを受けている訳ですし。今回、ルージとガラガがいたから助かったようなもので。
そう言えば、ムラサメソードでバイオゾイドをすっぱり両断するムラサメライガー、って久しぶりに見たような気がする。今回戦闘シーンも良かったですね。
こういう戦闘シーンをもっとプリーズ。この際バンクでもいいから。

……それにしても……こう、普段のレギュラーがほとんど出ない話って、キャラ萌えで見てると辛いだろうなあ……。

今週のマジレン 赤影参上

2005-07-24 22:28:48 | 特撮
ストーリー的には、まあ普通(マジレンはいつもそうだと言えなくもないですが)。
でも時代劇パロが面白かったです。
ていうか、期待以上に赤影参上でした。
キリカゲが「キリカゲ参上……!」と言って出て来た瞬間思わず仰け反る。
その他、カエルだし大凧だし衣装はまんまだし。

過去の旅行の回想では、兄ちゃんの私服が微妙にオサレです。役者さんの素に近いかも。
そしてお母さんなにげにノロケ。ルナジェルには「厳しい」と言われた天空聖者ブレイジェル、奥さんとは中々のバカップルだったようです……。
もとい。今年は兄弟戦隊だから恋愛ネタ少なそうだという予想に反してこの現状。
麗のヒカル先生への怒り方は何やら怪しいし、芳香は芳香でテツヤさんは一体どうした?
だし。
加えてナイ&メアのお色気攻撃(何故世間ではくノ一=お色気なのだろう……)に対する
兄「俺にはえり子さんが」
弟「俺にだって山崎さんが」
兄弟揃っておバカっぽくて笑ってしまった。

その他
・兄ちゃん自前でちょんまげ結ってましたv
・ウルザードが剣を鍛え直してるシーンはやっぱり指輪っぽい。所々に(特にインフェルシア側の描写に)指輪っぽい場面が出て来ますね。
・トラベリオンの必殺技ってよく見たらかなりエグイんですけど。わざわざ相手を拘束して、抵抗できない状態にしてやる辺りからして。


今週のジャスティライザーは青春だね

2005-07-23 22:56:22 | 特撮
ようやく伊達電器店に馴染んだジン様。
さりげなく店の奥で、履歴書を逆さまに読んでいる……日本語の偽名(周囲にはほとんどこっちが本名として認識されているが)を名乗るくらいだから日本語が分からないということはないと思うんですが。
そしてそんなジン様の似顔絵(ザリガニ付き)をひたすらカキカキしている麗華さん。
結構似てる。
そして出動。クールに店員を飛び越えて行くジン様。俺ってスゴイ?
でも元上司とぶつかってやっぱり微妙にヘタレ気味。アドロクスさんの作る再生怪人はどうやらクローンによるものらしい。何で神野が知ってるんだろう。
麗華さんはしっかり戦力の内に数えられている。
ていうかジン様シン様はすっかりコンビが板についている。アイコンタクトで変身。
あれだけグレングレン言ってたのにね。
人付き合いは不得手なシン様ですが、異星人とお友達になるのは上手かった模様。

そして愛と青春な翔太とユカ。
この二人、きっとかなり早い段階で両想い。でもお互いそれを口にしないので、自分の片想いだと両方とも思っている。青春ですな。
生真面目なユカちゃん、遊びたい盛りの女子高生が、色々犠牲にして正義の味方をやっていた。
そして翔太はそんなユカちゃんの気持ちをちゃんと分かっていたのにシャレにならないすれ違い。
でも変身したまま切々と訴えるのは中々萌えでしたね。

そして伝説の格闘家松阪直人登場。
ていうか、ちゃんと格闘家してるよ直人。一般人(翔太)から憧れられてるし。
セイザーの時はほとんど謎の放浪者と化してたのにね……。
しかも翔太のバイトはジェット便。
VSビデオでもないのに視聴者が妄想する「あったらいいな夢の共演」を普通に実現してくれる番組。嬉しいですね!