川中島学園が再燃しちゃった記念に上杉さんの中の人繋がりで見つけて来ました。
上杉さんに関しては、私には珍しくキャラだけでなく中の人も気になって来たもので。
思えば初期の「戦国鍋」に於いて、七本槍ふくくん(福島正則)のアイドルっぽさと、上杉さんのマンガキャラっぽさって、演技だけでは出せない役者の素材のパワーが光ってたって意味で双璧だった気がする。
「川中島学園」自体が基本マンガで、登場人物すべてデフォルメされたマンガキャラっぽい人たちだったんだけど、その中にあって上杉さんはデフォルメされた「美形キャラ」だった訳で。私も日曜朝に、イケメンヒーローくんたちが毎年わらわら出て来るのを見てる訳ですが、それでもここまで絵に描いたような美形顔は珍しいと思うのです。
…ていうか上杉謙信の美形設定っていつ頃から出て来たんだろう。
***
で、ブリザードの方ね。
youtubeで3話まで見れるけど、本来はdocomoユーザー向けのWebドラマらしいのでauユーザーの私には4話以降が見れませんて事でノベライズ版を購入。
おおまかなあらすじはここ参照。
http://pre.beetv.jp/pg/10000296/
今時珍しい雪の密室系殺人事件ですよ~(何故この季節に?)。
まだ配信の途中なので、感想はなるべくネタバレしない範囲で。
***
本の感想ですが、ドラマのノベライズ版なためか、話がややこしい割にさらっと読めました。
後、脚本家がノベライズを手がけた時にありがちなト書きのような文章ではなく、ちゃんと小説の文体になってました。ていうか、映像作品と文字の媒体だと表現のやり方がかなり違うので、一から小説向けに物語を再構築するのは結構大変だったんじゃないでしょうか。
ドラマでは登場人物のモノローグが全く出て来ないため、彼らが本音の部分では何を考えてるのかは分からないようになってるんですが、小説は逆にキャラクターたちのモノローグだけで構成されているという。
本格的なミステリーを読み慣れてる人がどう思うかは分からないけど、私的には謎解きも結構楽しめました。3話まで映像で見た段階で、「これは伏線かな~♪」とアタリを付けてた部分が色々とありまして、その答え合わせが楽しかったっていうのもあるかもですが。
それと何よりキャラの描写が好みでした。著者(脚本家)の基本的なスタンスとして「この世に100%の悪人もいなければ100%の善人もいない」って考え方があるのかなと思って、そこはすごく共感できる部分でした。故に、0か100かの勧善懲悪を求めている人にはオススメしません(笑)。
***
ちょこっとドラマの方の感想も書くと、上杉さんの中の人が上杉さんと全然違ってて、こっちを先に見てたら「リアルにグレてた?」とか絶対思わんかっただろうなーと思いました。
上杉さんの時は切れ長ツリ目でシャープにガン飛ばしてたのに、泰ちゃんはどんぐりまなこでキョトキョトしてるし。
あと、この山岳サークルには他にメビウスとディケイドが在籍してます。もやしのキャラがちょっともやしっぽくて、「だいたいわかった」とか言い出しても違和感ない感じ。
配信終わったらネタバレ感想も書きたいけど、いつ終わるんだろう。
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ドラマ見れる人は、見終わってから読んだ方が良いと思われます。
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三宮のジュンク堂で初音ミクに呼ばれて振り返った所、表紙に神林さんの名前を発見。
思わず手にとってパラパラめくり、ちょっと考えて購入しましたよ。神林さんの書いた16ページのために。
***
実は最近なにげにこのブログの←にツイッターを貼付けてみました。アカウント自体は大分前から取ってたんですけどね。けど正直、何をつぶやけばいいのか未だによくわからん…。何か、上手く活用すればいろいろ便利に使えそうな気がするけど、じゃあ実際にやってみようとなると何をどうすれば良いのかよく分からん。個人的にはそんなモヤモヤするツールです(笑)。
で。
SFマガジン2011年8月号(表紙は初音ミク)に掲載された神林長平による読み切り作品。
〈引用〉いま集合的無意識を、人類は意識しようとしている。〈引用おわり〉
それがツイッターという訳。正確には、この作品はあくまでフィクションで、この作品に登場するのはツイッターによく似た「さえずり」というインターネットコミュニケーションサービスなんですけどね。
でもこの、「ツイッター=集合的無意識である」という仮説は衝撃的でもあり、同時に自分が何となく感じていた事を形にして貰えたようでもあり、そんなこんなで私はこの16ページのために940円の本を買ってしまったのです。お金ないのに。
個人的に「集合的無意識」ってものには興味があって、過去に自分が携わった企画でテーマとして取り上げた事もあるくらいなのに、ツイッターが集合的無意識のようなものになりつつある(のかも知れない)って事は全く考えも及ばなくて、でも言われて見ればそうかも、と。
ちょっと前までは思っていても口には出さない、せいぜい友達との雑談で口にするくらいだったちょっとした雑感を、気楽にぽいぽいネットに上げられるようになった。そしてそんな雑感がひとつのデータベースにまとめられ、巨大なアーカイヴとなってネット空間に存在している。
例えば「なでしこジャパン」っていうキーワードで検索すれば、「なでしこジャパン」についてのあらゆる人のつぶやきを集めて眺めることができて、それで「なでしこジャパン」について、皆がどんな風に感じているか、その大体の傾向まで分かってしまう。
それってまるで集合的無意識みたいじゃないですか?
ていうか、意識できるならそれはもう無意識じゃないような気もするけど。
〈引用〉ぼくらはいま、人類の集合的無意識を顕在化するテクノロジーを手に入れて、それを意識しようとしている。〈引用おわり〉
あ、でも神林さんは、ツイッターっていうツールに限らず、ネット上のコミュニケーション全体をそういうものとして捉えてるのかも知れないけど。でもそういうネットの性格を最も端的に表してるのはツイッターだと思うんですよね…。
***
この「フィクション」の中では、コンピュータはPC=「パーソナル」コンピュータではなくて、ローカルエリアってものがほぼ存在しない、仮想空間に構築されたシステムに接続するだけの端末的なものになっているけど、今良く言われるクラウドコンピューティングってやつが進化すると、そう遠くない未来に「フィクション」ではなく現実になるような気がしないでもなかったり。
そしてそれは、「帝王の殻」などの作品で神林さん自身が描いた未来図にどこか似ているような…。
***
この「フィクション」では、他にも311地震や若くして世を去ったSF作家伊藤計劃への神林さんの想いなどなどが綴られていたりしますが、如何せん私の頭ではすべてを理解するには難しすぎるというか…。実際の所、私はこの16ページの文章のうち、16分の1くらいしか理解できてないと思います。
とりあえずSFってつまり哲学なんだな、突き詰めると。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=urokonotubuya-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4150305242" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
この作品が書かれたのが21年前。
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実はまだ読んだことないです。神林さんのテキストを読む限り、読むのに覚悟が要りそうな印象。
三宮のジュンク堂で初音ミクに呼ばれて振り返った所、表紙に神林さんの名前を発見。
思わず手にとってパラパラめくり、ちょっと考えて購入しましたよ。神林さんの書いた16ページのために。
***
実は最近なにげにこのブログの←にツイッターを貼付けてみました。アカウント自体は大分前から取ってたんですけどね。けど正直、何をつぶやけばいいのか未だによくわからん…。何か、上手く活用すればいろいろ便利に使えそうな気がするけど、じゃあ実際にやってみようとなると何をどうすれば良いのかよく分からん。個人的にはそんなモヤモヤするツールです(笑)。
で。
SFマガジン2011年8月号(表紙は初音ミク)に掲載された神林長平による読み切り作品。
〈引用〉いま集合的無意識を、人類は意識しようとしている。〈引用おわり〉
それがツイッターという訳。正確には、この作品はあくまでフィクションで、この作品に登場するのはツイッターによく似た「さえずり」というインターネットコミュニケーションサービスなんですけどね。
でもこの、「ツイッター=集合的無意識である」という仮説は衝撃的でもあり、同時に自分が何となく感じていた事を形にして貰えたようでもあり、そんなこんなで私はこの16ページのために940円の本を買ってしまったのです。お金ないのに。
個人的に「集合的無意識」ってものには興味があって、過去に自分が携わった企画でテーマとして取り上げた事もあるくらいなのに、ツイッターが集合的無意識のようなものになりつつある(のかも知れない)って事は全く考えも及ばなくて、でも言われて見ればそうかも、と。
ちょっと前までは思っていても口には出さない、せいぜい友達との雑談で口にするくらいだったちょっとした雑感を、気楽にぽいぽいネットに上げられるようになった。そしてそんな雑感がひとつのデータベースにまとめられ、巨大なアーカイヴとなってネット空間に存在している。
例えば「なでしこジャパン」っていうキーワードで検索すれば、「なでしこジャパン」についてのあらゆる人のつぶやきを集めて眺めることができて、それで「なでしこジャパン」について、皆がどんな風に感じているか、その大体の傾向まで分かってしまう。
それってまるで集合的無意識みたいじゃないですか?
ていうか、意識できるならそれはもう無意識じゃないような気もするけど。
〈引用〉ぼくらはいま、人類の集合的無意識を顕在化するテクノロジーを手に入れて、それを意識しようとしている。〈引用おわり〉
あ、でも神林さんは、ツイッターっていうツールに限らず、ネット上のコミュニケーション全体をそういうものとして捉えてるのかも知れないけど。でもそういうネットの性格を最も端的に表してるのはツイッターだと思うんですよね…。
***
この「フィクション」の中では、コンピュータはPC=「パーソナル」コンピュータではなくて、ローカルエリアってものがほぼ存在しない、仮想空間に構築されたシステムに接続するだけの端末的なものになっているけど、今良く言われるクラウドコンピューティングってやつが進化すると、そう遠くない未来に「フィクション」ではなく現実になるような気がしないでもなかったり。
そしてそれは、「帝王の殻」などの作品で神林さん自身が描いた未来図にどこか似ているような…。
***
この「フィクション」では、他にも311地震や若くして世を去ったSF作家伊藤計劃への神林さんの想いなどなどが綴られていたりしますが、如何せん私の頭ではすべてを理解するには難しすぎるというか…。実際の所、私はこの16ページの文章のうち、16分の1くらいしか理解できてないと思います。
とりあえずSFってつまり哲学なんだな、突き詰めると。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=urokonotubuya-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4150305242" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
この作品が書かれたのが21年前。
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実はまだ読んだことないです。神林さんのテキストを読む限り、読むのに覚悟が要りそうな印象。
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ネット上でちょくちょく名前を目にする「ゼリーのイエ」のゼリーが京都で食べられると知って昨日行って来ました。
http://d.hatena.ne.jp/keibunsha2/20110619
「売り切れ次第終了」と書いてあったので早めに…と思って行ったけど、着いてみたら開始から一時間弱で既に売り切れ寸前でした。多分スタッフの人たちにとっても予想外の人気だったと思う。私はギリギリで食べられました。
ゼリーがすごいごちそうだった子どもの頃を思い出す。幸せな味とルックスでございます。
そんなこんなで昨日は一日中京都。荒川さんのファンだという男性に、大ちゃんのことを誉めて貰って嬉しかったです♪
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また京都行こう。
***
一夜明ければなでしこJAPANの優勝で日本中が盛り上がっていた。
そう言えばと思って先日のセミナーを見たら、しっかりメモが残ってました。
大ちゃんの膝を手術してくれた原先生のお仕事。なでしこJAPANと京都パープルサンガのチームドクター。
大ちゃんが最初に怪我をした時も、原先生は海外遠征に同行していたそうですが、あれもなでしこのお仕事だったんでしょうか?
出張先に大ちゃんのMRI画像が送られて来て、「これは靭帯が切れているな、手術が必要だろうな」と思いながらも、自分が担当する事になるとは思ってらっしゃらなかったとか。
一方日本では、吉田先生が原先生の帰りを待ちわびながら、(手術をするかどうかは原先生の判断を仰がなければいけないので)手術をする場合としない場合、どちらにも対応できるようリハビリのプログラムを組んで先にリハビリを始めて下さっていたんだそうです。
今だからこそ笑って振り返れるというか、笑って振り返ることができるようになった、今のこの状況が本当にありがたいですね。
そしてなでしこの方ですが、監督のインタビューを読んで、私サッカーとか全然わからないけど、きっとこの監督はいい監督に違いない、と思いました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/kaiken/201107180002-spnavi_1.html
選手を讃えて快挙を喜びながらも、自分たちの弱点を反省し、対戦相手たちの強さを認める謙虚さも忘れない。
以前にも書いたけど、京都のセミナーの時に原先生が、大ちゃんの銅メダルを「奇跡的なこと」とした上で、でもその奇跡は、それぞれの立場で自分のすべきことを当たり前にやった結果だと仰っていたのを思い出しました。
今回図らずも再び奇跡に立ち会った原先生ですが、やっぱりこの「奇跡」も、ちゃんとした根拠があって起こるべくして起きた奇跡なんだろうなあ…と思いました。
実る程頭を垂れる稲穂かな、という言葉があるけど、大ちゃんを含めて、結果を出しても奢らない、周囲への感謝と謙虚さを忘れない人って本質的に強いなと思います。
大ちゃんがどんだけ波瀾万丈でも、彼が自分自身に向かって「調子に乗るなよ!」と言い聞かせるような人である限り、最後にはきっと大丈夫だとどこかで安心してたりします。
逆に、結果を出してちやほやされ始めると、最初に出て来た頃の爽やかさや初々しさがあっと言う間に消えて、顔つきや言動がどっかちぐはぐな感じになって来るアスリートも一定数存在するような気がします。残念なことに。
***
拍手コメントへのお返事
2011/7/6 1:32
そこに同意して頂けるとは(笑)。
でも本当にお洒落な字ですよね。
改めて、
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の感想…の前に。
コレを読んでふと思い出して、自分が大ちゃんにハマり始めた5年前の日記をひも解いてみました。
このへん↓
http://sea.ap.teacup.com/lightbug/148.html
「今はまだちょっと甘いというか頼りない感じもするんですが、だからこそ、これがこの先どう変わって行くんだろうと思うと大変楽しみなわけですよ。」
「今後の彼に大期待、です。」
偉いぞ、5年前の私。
…じゃなくて。
***
soul up読んで、このシーズンもフィジカルでもメンタルでも色々あって大変だったんだなあとか相変わらず自己分析冷静過ぎだなあとか、EX読んで君相変わらず面白いなあとか、語り始めるとキリがないんですが。
とりあえず個人的に、5年前に初めて大ちゃんの演技を見て直感的に感じたことが間違いではなかったと、5年越しで確認いたしました。
あの時、シアター・オン・アイスの「ノクターン」に大層衝撃を受けたのですよ。
これはその後のダイヤモンドアイスの記事ですが。
↓ポエムってます注意。
http://sea.ap.teacup.com/lightbug/166.html
「ノクターン」見て、「うわ、この人天才だ!」と思った記憶があります。
何に衝撃を受けたかって、音楽の解釈に「言語」というフィルターを通した形跡が見当たらなかったこと。
「自分は楽器」「完成形を描かない」「惚れて合体」の章では、大ちゃんが言葉にならない(しにくい)自分の音楽を表現する感覚を何とか言語化しようと頑張っておりました。
で、その部分を読んで分かった事は、実際に彼は音楽を言葉では解釈していないこと。
彼に取っては、音楽を言語化するよりも、ダイレクトに「音」そのものを感じて動く方がやりやすいらしい。普通はそっちの方が難しい…っていうか、できないんじゃないかなきっと。できないから、「言語」という分かりやすい形態に一旦落とし込んでから解釈するんじゃないのか。
個人的には、ジャンプやスピンが「技術」であるのと同じように表現もまた技術だと思っています。表情の付け方とか、踊りの技術とか。
大ちゃんも勿論そういう、「表現するための技術」を身につける努力はしているけど(本を読んだ限り、無意識の内に他ジャンルのちょっとした魅せ方のコツみたいなものを盗んで来て自分の引き出しに入れておく…という特技を持ってるみたいだ)。
でも彼の場合、そういう「技術」を超えて直感に訴えて来るものがあって、多分それがこの、音楽をダイレクトに表現する感覚なんだろうな、と思いました。
でもこれ、他人が真似すると危険だと思う。
個人的に、大ちゃん以外で表現力あるなと私が思うスケーターは、みんなその人なりの自分の言葉で音楽をちゃんと解釈できているなと感じます。逆に、自分がどんな音楽を表現しようとしてるのか分かってないなと感じる人は、点数や評価が高くても個人的には見ててあんまり面白くない…と思います。
***
そして問題発言。
「まるで曲にヤられて曲とハグする感じ」
「それはもしかしたら男子と女子の合体のようなエクスタシーと似ているのかもしれない」
…あなた一体何を言い出しますの?と思うのと同時に、ああ、やっぱりそうなんだ、と感じたのは私だけではないはず。
彼の演技を見ていて、自分が音楽の渦に巻き込まれて、音と一体となって駆け抜けるような爽快感と高揚感を感じさせられる時があります。彼自身が「降りて来た」と感じたその演技。その時の本人の感覚を表現しようとすると、こういう際どい言い回しになっちゃうんでしょうね。
そりゃあ…色気を感じさせる訳だよね。作った色気じゃなくてだだ漏れになる色気ですもんね。本人的には、意識して色気を表現しようとしている訳ではないというのが、意外なような納得出来るような。
個人的には、SFとかラノベとかにある、何かテレパシー的な感覚でもって意識をシンクロさせる感じに近いのかな、と思ったりもしました。ニュータイプの共鳴的な何か、みたいな。
とにかく、表現的な事に関してはある種の天才というか、相当特異な感覚の持ち主だと改めて思いました。そういう人だからこそあの表現ができるんだろうなと。
そら本人が「ぼく、アスリートに向いてないですよね」って言うはずですね。
それで世界のトップアスリートとして何年もやってるんだからそりゃ大変な訳ですよね。
***
他にも色々興味深いネタも素敵なお写真もありすぎて、全部上げてたキリがないので、ひとまずはこの辺で。
長光コーチのお言葉にも感動しました。アスリートと言うには余りにもめんどくさいこの人を辛抱強く支えて下さっているのは、こういうめんどくさい人だからこそ、人の心に響く演技が出来るんだとちゃんと分かって下さっているからですね。大ちゃんは本当に周囲の人に恵まれていると思います。
それとEXの最後の「反省ノート」。笑える小ネタも多々あれど、読んでいるうちにじわじわとこみ上げて来るものがありました。余りにも色々な事がありすぎたシーズン。その時々の気持ちが生々しく表れていて、ああ、でも本当によく頑張ったんだねと言ってあげたくなりました。
***
サンケイEXも入手しました!
こちらは新しい情報が入ってていい感じ。新シーズンの振付師も発表。
SPは既に一部で報道のあったウィルソンさんと初めてのタッグ。
そしてFSは引き続きカメレンゴさん。本当に相性がいいんでしょうね。
ボルト除去後の経過も順調なようで、新シーズンへの本格始動へ向けて、わくわくして参りました。
大ちゃんが言うように、この先の戦いは厳しいものになるのかも知れませんけど、でも…新しいプログラムが見れるのはやっぱり楽しみだ!(そして衣装もすごく楽しみ)
***
あと前から思ってたんですが、大ちゃんの字ってラッシュの商品名とか書いてる字とちょっと通じてないですか。
「きれいな字」とは違うけどなんかオシャレっていう。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=urokonotubuya-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4396430434" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> <iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=urokonotubuya-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4396430442" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
の感想…の前に。
コレを読んでふと思い出して、自分が大ちゃんにハマり始めた5年前の日記をひも解いてみました。
このへん↓
http://sea.ap.teacup.com/lightbug/148.html
「今はまだちょっと甘いというか頼りない感じもするんですが、だからこそ、これがこの先どう変わって行くんだろうと思うと大変楽しみなわけですよ。」
「今後の彼に大期待、です。」
偉いぞ、5年前の私。
…じゃなくて。
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soul up読んで、このシーズンもフィジカルでもメンタルでも色々あって大変だったんだなあとか相変わらず自己分析冷静過ぎだなあとか、EX読んで君相変わらず面白いなあとか、語り始めるとキリがないんですが。
とりあえず個人的に、5年前に初めて大ちゃんの演技を見て直感的に感じたことが間違いではなかったと、5年越しで確認いたしました。
あの時、シアター・オン・アイスの「ノクターン」に大層衝撃を受けたのですよ。
これはその後のダイヤモンドアイスの記事ですが。
↓ポエムってます注意。
http://sea.ap.teacup.com/lightbug/166.html
「ノクターン」見て、「うわ、この人天才だ!」と思った記憶があります。
何に衝撃を受けたかって、音楽の解釈に「言語」というフィルターを通した形跡が見当たらなかったこと。
「自分は楽器」「完成形を描かない」「惚れて合体」の章では、大ちゃんが言葉にならない(しにくい)自分の音楽を表現する感覚を何とか言語化しようと頑張っておりました。
で、その部分を読んで分かった事は、実際に彼は音楽を言葉では解釈していないこと。
彼に取っては、音楽を言語化するよりも、ダイレクトに「音」そのものを感じて動く方がやりやすいらしい。普通はそっちの方が難しい…っていうか、できないんじゃないかなきっと。できないから、「言語」という分かりやすい形態に一旦落とし込んでから解釈するんじゃないのか。
個人的には、ジャンプやスピンが「技術」であるのと同じように表現もまた技術だと思っています。表情の付け方とか、踊りの技術とか。
大ちゃんも勿論そういう、「表現するための技術」を身につける努力はしているけど(本を読んだ限り、無意識の内に他ジャンルのちょっとした魅せ方のコツみたいなものを盗んで来て自分の引き出しに入れておく…という特技を持ってるみたいだ)。
でも彼の場合、そういう「技術」を超えて直感に訴えて来るものがあって、多分それがこの、音楽をダイレクトに表現する感覚なんだろうな、と思いました。
でもこれ、他人が真似すると危険だと思う。
個人的に、大ちゃん以外で表現力あるなと私が思うスケーターは、みんなその人なりの自分の言葉で音楽をちゃんと解釈できているなと感じます。逆に、自分がどんな音楽を表現しようとしてるのか分かってないなと感じる人は、点数や評価が高くても個人的には見ててあんまり面白くない…と思います。
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そして問題発言。
「まるで曲にヤられて曲とハグする感じ」
「それはもしかしたら男子と女子の合体のようなエクスタシーと似ているのかもしれない」
…あなた一体何を言い出しますの?と思うのと同時に、ああ、やっぱりそうなんだ、と感じたのは私だけではないはず。
彼の演技を見ていて、自分が音楽の渦に巻き込まれて、音と一体となって駆け抜けるような爽快感と高揚感を感じさせられる時があります。彼自身が「降りて来た」と感じたその演技。その時の本人の感覚を表現しようとすると、こういう際どい言い回しになっちゃうんでしょうね。
そりゃあ…色気を感じさせる訳だよね。作った色気じゃなくてだだ漏れになる色気ですもんね。本人的には、意識して色気を表現しようとしている訳ではないというのが、意外なような納得出来るような。
個人的には、SFとかラノベとかにある、何かテレパシー的な感覚でもって意識をシンクロさせる感じに近いのかな、と思ったりもしました。ニュータイプの共鳴的な何か、みたいな。
とにかく、表現的な事に関してはある種の天才というか、相当特異な感覚の持ち主だと改めて思いました。そういう人だからこそあの表現ができるんだろうなと。
そら本人が「ぼく、アスリートに向いてないですよね」って言うはずですね。
それで世界のトップアスリートとして何年もやってるんだからそりゃ大変な訳ですよね。
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他にも色々興味深いネタも素敵なお写真もありすぎて、全部上げてたキリがないので、ひとまずはこの辺で。
長光コーチのお言葉にも感動しました。アスリートと言うには余りにもめんどくさいこの人を辛抱強く支えて下さっているのは、こういうめんどくさい人だからこそ、人の心に響く演技が出来るんだとちゃんと分かって下さっているからですね。大ちゃんは本当に周囲の人に恵まれていると思います。
それとEXの最後の「反省ノート」。笑える小ネタも多々あれど、読んでいるうちにじわじわとこみ上げて来るものがありました。余りにも色々な事がありすぎたシーズン。その時々の気持ちが生々しく表れていて、ああ、でも本当によく頑張ったんだねと言ってあげたくなりました。
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こちらは新しい情報が入ってていい感じ。新シーズンの振付師も発表。
SPは既に一部で報道のあったウィルソンさんと初めてのタッグ。
そしてFSは引き続きカメレンゴさん。本当に相性がいいんでしょうね。
ボルト除去後の経過も順調なようで、新シーズンへの本格始動へ向けて、わくわくして参りました。
大ちゃんが言うように、この先の戦いは厳しいものになるのかも知れませんけど、でも…新しいプログラムが見れるのはやっぱり楽しみだ!(そして衣装もすごく楽しみ)
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あと前から思ってたんですが、大ちゃんの字ってラッシュの商品名とか書いてる字とちょっと通じてないですか。
「きれいな字」とは違うけどなんかオシャレっていう。