久しぶりに文庫版の新刊が出ていましたので、手に取った結果
【百鬼夜行抄・飯嶋家系図(非公式)】
思わず家系図を作りたくなりました。
注)
・背景に色がついているのは飯嶋姓ではない人
・×が付いているのは故人
・★がついているのは特に霊感が強い人
一応ストーリーを説明すると、見えないはずのものが見えてしまう霊感体質の主人公・飯嶋律の日々が描かれています。
霊と戦ったり事件を解決したりしたい訳ではないけど、なんとなく事件に巻き込まれたり物の怪の類に付きまとわれたり厄介ごとを持ち込まれたりするので何とかしたりしなかったりします。
所謂霊能者と言われるような人が、自分の所に持ち込まれた心霊相談やら自分の体験談やらを語っているあの感じに近いかもしれません。
特徴としては、人の幽霊やら生き霊の他に妖怪も出ます。
妖怪の可愛さと不気味さのバランスが絶妙です。
基本的には1話完結ですが、最初に一読しただけだとミスリードに誘導されるので、一度オチまで読んでからもう一度読み直して初めて「ああ、そういう事ね」と理解できる、そんな構成にほぼ毎話なっています。
とても読み応えがありますが、巻も18巻を迎えると流石にネタ切れして来たかなと感じないでもなかったり。
1話だけで完全に終わらず連作になっていたり、以前と同じようなネタが(料理の仕方は違うとは言え)再登場したり。
人身御供を要求される山間の集落多過ぎでは?と思ってきた所で、新キャラの登場。
マンネリ打破に新キャラ登場は王道ですねというところで、家系図の出番です。
まず中心にいるのが今は亡き律の祖父・飯嶋怜。飯嶋蝸牛のPNで作家をしていたこの祖父の強力な霊感を受け継いでいるのが主人公の律。そして沢山いる怜の子供達の中で、一番父親に似ていると言われているのが伯父の開。
律の従姉妹たち、司や晶も結構見えたり憑依されたりしますが、特に強力な霊感の持ち主として描かれているのが怜・開・律の3人でした。
そこへ今回新たに海くん登場。
長らく疎遠になっていた怜の姉・水脈さんの親族が初登場です。
この巻に収録の3話は登場編という感じなので、本格的な出番はこれからかなという感じです。
怜の薫陶を受けた(?)開や律と違い、教え導いてくれる存在のいない海くんは見ていて危なっかしいことこの上ないですが…
水脈さんもそれが心配で何とか律たちに引き合わせようとしているみたいですね。
「一読目はミスリード」の構成はこの巻でも健在。
海くん初登場の話は特に最初読んだ時は訳が分からなかったんですが、これ、3つの空間が繋がっちゃってるんですね。
(1)海くんが連れていかれた占い師の家
(2)開さんが遺品整理の仕事で訪問した曰く付きの家
(3)律のいる飯嶋家
全部日本家屋なのでぱっと見同じに見える。3回くらい読んでようやく理解できました。
今回のツボその1・一夜華の話
海くん全然関係ない単発エピソード。
「冥婚」というものを、私はちょっと前にツイッターで知ったのですが、この話はだいぶ前(2016年)に書かれていたのですね。話題になっていた台湾の冥婚とはちょっと違いますが、何より、人間たちが現世で色々やっているのに合わせて、妖怪たちも色々やってるのにツボりました。
意外な所で活躍している尾白と、亀さんたちのいじらしさ…。
今回のツボその2・開さんと律の会話
「おまえの式神はビミョーに役に立たない」
「ペットだと思えば腹も立たない」
尾白&尾黒は可愛いけど、アテにならないし律もしてない。
その点開さんの式神は可愛くないけど、頑張って戦ってくれて結構頼もしいなと思っていた矢先。
何故か韻を踏んでるし。
実際にこんなことがあれば怖いんだろうけど、漫画自体は殊更に恐怖を煽るような表現はありません。
残暑の厳しい折、ほんのり怖い話で涼みたい方に。
<iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=urokonotubuya-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=4022690798&linkId=3d477c3fd0268db731e9341c0f26cfb8"></iframe>
【百鬼夜行抄・飯嶋家系図(非公式)】
思わず家系図を作りたくなりました。
注)
・背景に色がついているのは飯嶋姓ではない人
・×が付いているのは故人
・★がついているのは特に霊感が強い人
一応ストーリーを説明すると、見えないはずのものが見えてしまう霊感体質の主人公・飯嶋律の日々が描かれています。
霊と戦ったり事件を解決したりしたい訳ではないけど、なんとなく事件に巻き込まれたり物の怪の類に付きまとわれたり厄介ごとを持ち込まれたりするので何とかしたりしなかったりします。
所謂霊能者と言われるような人が、自分の所に持ち込まれた心霊相談やら自分の体験談やらを語っているあの感じに近いかもしれません。
特徴としては、人の幽霊やら生き霊の他に妖怪も出ます。
妖怪の可愛さと不気味さのバランスが絶妙です。
基本的には1話完結ですが、最初に一読しただけだとミスリードに誘導されるので、一度オチまで読んでからもう一度読み直して初めて「ああ、そういう事ね」と理解できる、そんな構成にほぼ毎話なっています。
とても読み応えがありますが、巻も18巻を迎えると流石にネタ切れして来たかなと感じないでもなかったり。
1話だけで完全に終わらず連作になっていたり、以前と同じようなネタが(料理の仕方は違うとは言え)再登場したり。
人身御供を要求される山間の集落多過ぎでは?と思ってきた所で、新キャラの登場。
マンネリ打破に新キャラ登場は王道ですねというところで、家系図の出番です。
まず中心にいるのが今は亡き律の祖父・飯嶋怜。飯嶋蝸牛のPNで作家をしていたこの祖父の強力な霊感を受け継いでいるのが主人公の律。そして沢山いる怜の子供達の中で、一番父親に似ていると言われているのが伯父の開。
律の従姉妹たち、司や晶も結構見えたり憑依されたりしますが、特に強力な霊感の持ち主として描かれているのが怜・開・律の3人でした。
そこへ今回新たに海くん登場。
長らく疎遠になっていた怜の姉・水脈さんの親族が初登場です。
この巻に収録の3話は登場編という感じなので、本格的な出番はこれからかなという感じです。
怜の薫陶を受けた(?)開や律と違い、教え導いてくれる存在のいない海くんは見ていて危なっかしいことこの上ないですが…
水脈さんもそれが心配で何とか律たちに引き合わせようとしているみたいですね。
「一読目はミスリード」の構成はこの巻でも健在。
海くん初登場の話は特に最初読んだ時は訳が分からなかったんですが、これ、3つの空間が繋がっちゃってるんですね。
(1)海くんが連れていかれた占い師の家
(2)開さんが遺品整理の仕事で訪問した曰く付きの家
(3)律のいる飯嶋家
全部日本家屋なのでぱっと見同じに見える。3回くらい読んでようやく理解できました。
今回のツボその1・一夜華の話
海くん全然関係ない単発エピソード。
「冥婚」というものを、私はちょっと前にツイッターで知ったのですが、この話はだいぶ前(2016年)に書かれていたのですね。話題になっていた台湾の冥婚とはちょっと違いますが、何より、人間たちが現世で色々やっているのに合わせて、妖怪たちも色々やってるのにツボりました。
意外な所で活躍している尾白と、亀さんたちのいじらしさ…。
今回のツボその2・開さんと律の会話
「おまえの式神はビミョーに役に立たない」
「ペットだと思えば腹も立たない」
尾白&尾黒は可愛いけど、アテにならないし律もしてない。
その点開さんの式神は可愛くないけど、頑張って戦ってくれて結構頼もしいなと思っていた矢先。
何故か韻を踏んでるし。
実際にこんなことがあれば怖いんだろうけど、漫画自体は殊更に恐怖を煽るような表現はありません。
残暑の厳しい折、ほんのり怖い話で涼みたい方に。
<iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=urokonotubuya-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=4022690798&linkId=3d477c3fd0268db731e9341c0f26cfb8"></iframe>