ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

スズメバチはマジでヤバいって

2005-03-27 22:12:15 | 特撮
という訳で、今週のマジレンで最も恐るべき敵はスズメバチだと思います。
この生物兵器に関する逸話はいくつかありますが、本題から外れるのでここでは略。

兄ちゃんのキャラが全開で大満足でした。
萌えキャラが出張ってれば機嫌がいいんだからキャラ萌えってヤツは全く(←自分へのツコミ)。
取りあえずマジレンは、一般的な戦隊のキャラ付けに兄弟属性を付与することで、一定のキャラ立てに成功してるんじゃないかという気がして来ました。

蒔人兄ちゃん→大地属性で気は優しくて力持ち系は地味になりがちだが、おせっかい兄貴属性プラスで暑苦しいまでに派手なキャラに。
芳香姉ちゃん→ぶりっ子(死語)系は本来苦手なんですが、上から二番目のクセにあんなんだということと、弟妹に甘えつつ甘やかしてもいるような所がなんか面白い。
小姉ちゃん→そんなこんなで、妹の方がしっかりしている。
小兄ちゃん→そんなこんなで、弟の方がしっかりしている。
末っ子→話が赤=主役中心に話が回っても、「末っ子だから可愛いがられてるんだな」と思えば割と自然。前回みたいに、末っ子にだけ特殊能力があるのは範囲外ですが。

こうして見ると、他人チームに比べて、兄弟は順番がはっきり決まってるのは結構大きい特徴ですね。兄弟の順位というものは、単なる年の差以上に何かある、と思う私は少子化で絶滅寸前の中間子です。上と下に挟まれる立場っていうのも結構辛いもんがあるのです。

話的にも今回は、前回1人先走ってた末っ子が反省して(させられて)いたことで、先週のモヤモヤがスッキリしました。
「薬の材料集め」というネタで上三人の出番を作った点も買えるかも知れません。
「兄貴や姉貴たちが悲しむだろう?」
素直に自分が悲しいとは言えない二男が微笑ましい。

あと、二男の人は叫び声が苦しくないですか? ていうかどうも個人的に、二男三男の声がしっくり来ない。
そしてなにげに「ちぃ兄は顔は残念だけど」でっかい爆弾炸裂。
どうもギター侍にかけてるらしいですが(言われて見れば確かに似てますが)、エラいこと言うな弟よ……。

そして南京町

2005-03-26 23:47:39 | 日記

こんばんは、虹川です。
「大きな病気ひとつしたことない」
というといかにも健康そのもののようですが、実際には小さい病気をしょっちゅうやってて常に微妙に不健康です。

そんな訳で、写真は今日の衝動買い。
先月は神戸~元町~三宮と歩いてほとんど何も買わなかった反動なのか、観光客でごった返す南京町に乗り込み、やたら散財してしまいました。
こんなんで今月乗り切れるのか不安です。

いわゆる健康玉というヤツです。
「内臓が強くなる」という触れ込みと、可愛い金魚柄に惹かれて衝動買い。
前から気になる商品ではあったんですよね。店先でみかけると、つい手に取って回してしまう。
ようやく買って帰った今日、ぐるぐるぐるぐる楽しく回してます。
……なんか、衝動買いとかいいながら、実は前々から欲しかったのかも知れない。

輝煌帝伝説ジャスティライザー

2005-03-26 21:43:10 | 特撮
今朝のジャスティライザー。
誰の夢なのか、いつ醒めるのかと思ってる内にEDが始まってしまい、「これ現実の話だったのかよ」と途方に暮れたのは……私だけじゃないと誰か言って下さい。
だって本当に夢オチだと思ったんだもん。

脚本が「カーーーーーレンジャー!(※1)」その他で有名な人だと知ったのは放映終了後のことです。
アギトの役者さんたちが出て来たり(2人共好きキャラだったので嬉しかったです)、東映系の人材も平気で使う、そこら辺の懐の深さは好きなんですが。

ジャスティライザーの、ていうか超星神シリーズの面白さはそうじゃない。もしかしたら狙ってるのかも知れないがでも取りあえず本人たちは大真面目。そんな中での面白さこそこのシリーズの味であり醍醐味なんだと改めて感じました。
とりあえず、「東映で面白いもん書いてる人が来る!」ていうのでスタッフが張り切り過ぎ、本人もその期待に応えようと頑張り過ぎた結果だろうと勝手に決めつけておきます。
たまにはこんなのもあってもいいかも知れないけど、いつもこうでは正直かなわんと思いました。

***

そしてこんな訳わからん空気の中でジャスティライザーシロガネ参上。
玩具のCMには先週から登場。
そうか、これって輝煌帝烈火だったのねと納得する私。

グランセイザーは「星矢」をリスペクトしていると、スタッフがはっきりそう言っているらしいので、ジャスティライザーの方が「トルーパー」を意識していることはもちろん想定の範囲内です。
それにしてもまさか、「メッセージ」まで見て、その思想まで取り入れているとは驚きでした。
一応補足すると、「メッセージ」はサムライトルーパー最後の作品となったOVAシリーズ。この頃には人気もかなり下火になっていたし、内容的にも(少なくともエンターテイメントとして)出来が良いとは言えない。まるで総集編かと思うような、TVシリーズや過去のOVA作品の使い回し映像が出て来るし、ある意味作り手が自己満足として、「サムライトルーパー」という作品にけじめをつけるために作ったような作品です。
でも私は、この作品が大好き。
トルーパーはTVシリーズの後半から監督が交代し、その後のOVA作品も後半の監督さんが作っています。でも「メッセージ」だけはTVシリーズ前半の監督さんが帰って来てるんですね。
そしてやっぱり、物語の根幹を流れる思想というか哲学は、この前半の監督さんが持ってたんだなあと。別の人が作った部分まで含めて咀嚼し、再構成して最後にきちんとけじめをつけ、物語を終わらせた。いい仕事だと思います。この「メッセージ」があったからこそ、トルーパーは今でも私にとって思い出深い。

……失礼。思い出話が長くなってしまいました。
今回のジャスティライザー、実は何げにヒーローモノとしての核心を深く付いている。
「相手をせん滅するまで戦わなければ、戦いは終わらないのか? 力に力で対抗することで、本当に戦いを終わらせることができるのか?」
……うーん。
グランセイザーが、宇宙戦争を話し合いで解決した(※2)のは伊達じゃなかったんですね。結構真剣に考えてたんだ。偉いぞ、スタッフ。

そしてこの辺りの姫の葛藤は、「メッセージ」での伊達征士(※3)の台詞、
「力に力で応えるはまさに愚の骨頂!」
に通じると思います。
正直、私は当時この台詞の意味がよく分からなかった。……今ならよく分かるよ、征士さん。

でも今回、せっかく姫様(※4)が良いこと言ってるのに、あれでは誰もまともに聞いてないんじゃないかと心配です。


※1 本人たちがそう言ってるんだから仕方ない。
※2 私の記憶が正しければ、
   「悪の化身・地球人を倒せ!」
   「それは誤解だ!」
   「わかった。じゃあやめる」
   ……という流れだったと思います。
※3 きっとこの人も伊達流の使い手に違いない。
※4 姫様がのっかってる岩があからさまにハリボテなのもどうかと思いました。

指輪とマジレン

2005-03-22 20:32:51 | 特撮
こんにちは。毎日わんさか届くスパムに日々手を焼いている虹川です。
先日とうとう、森下千里を名乗るメールまで届きました。……森下千里か。龍騎にめぐみが出て来た時には何事が起きたのかと思ったもんです。まさかこんなに出世するとは。
あ、もちろんメールは未開封で削除ですよ。

閑話休題。


今週のマジレン見て、やっと元ネタが分かりましたよ『ン・マ様』。ンから始まるなんて変な名前だなあと思ってましたが、あのやたら出て来る赤くて丸い目(瞳孔はタテ長)。
あれは正しく『御目様』かーーー!

……やっぱり敵陣営は指輪ネタなんですねってことで、指輪知らない人のために解説。
ロード・オブ・ザ・リングというか指輪物語のラスボス、冥王サウロン様には実体が無く(昔はあったけど色々あって失くした)、「獣のような赤いひとつの目」として表されています。それでサウロンの軍の印は赤い目だし、映画では燃え盛る炎のような目として表現されてます。
で、配下からしばしば『御目様』と呼ばれてます。

それにしてもマジレンは、マントといい、ワイヤーを多様したケレン味のあるアクションといい(最近、OPでしか見てないような気もするけど)、そしてこの序盤からの大判振るまいな巨大ロボ戦といい……。
明らかに、超星神シリーズを意識してますね!
よかったねジャスティライザー! 対抗意識燃やして貰えて!!
歯牙にもかけて貰えなかったら悲しいもんね!!
でもロボ戦の迫力なら、まだ東宝に軍配が上がると思います。
いやホントに、ネタ的には和風の、漢字でアテ字までしてあるロボなのにミサイルは出るわエラーメッセージはでかでかと英語で出て来るわ。
……東映ではここまでの無茶はなかなかできないらしいぞ!

あと、高岩さん(※レッドのスーツアクターさん)ならではのコミカルな動きや久々のドラゴンその他ロボ戦大盤振る舞いは楽しかったですよ。

でもストーリーは正直感心できない。
今回の末っ子は一人突っ走ってただけ、無謀なだけで余り褒められたもんではないのに、生まれついての素質だけで一人特別扱いでした、みたいなのが。
逆に言えば今までの話は(余りにも子供向けに噛み砕いててかったるかったり、ツッコミ所もないではなかったりするけれど)、
何らかのトラブルが起きる

悩む、反省する、考える、何かを見つけるetc. の段階を経て一歩前進&解決

それって勇気だよね
……という段階を割ときちんと踏まえてたんだなあと思いました。
設定に仕込んだ伏線がこれから色々明らかになりそうで楽しみですが、できれば脚本家は今までの人メインで行って欲しいです。

そしてっ!!
ロード・オブ・ザ・リングこれがホントにホントのオーラス、王の帰還スペシャル・エクステンデット・エディション見て来ました!

やっぱり「指輪」は大スクリーンで見るに限ります。画の迫力がたまらんですよ。
詳細は「指輪」の所に……いつか書きたいなあと思いつつ、敢えて一言で言い表わすならば、

激燃え!!

でした。そしてやっぱりローハン騎馬軍団出撃で感極まってしまいます。
その他にも、通常版で「あれ?」と思ってた所がフォローされてて大満足でした。
……こんないい場面が通常版では削られてたなんてなんて勿体無い、という場面多数。

眠狂四郎の円月殺法、受けてみよ!

2005-03-21 00:14:00 | 漫画

……きっかけはコンビニの廉価版コミックスでした。
なにげに背表紙見て、ああ、私好みの剣士キャラがいるなあと。
で、よくよくタイトル見たら眠のダンナじゃござんせんか。

元々好きだったんですよ、柴田錬三郎。
元はナベケンさん萌えから『御家人斬九郎』読んで、キレのいい文体(尤も、一昔前の作家さんはみんな文章は上手ですけどね)とシュールなキャラにホレました。淫微だけど下品じゃないエロにも萌え。
あと、『忍者からす』かな、手許にあるのは。後は借り物や図書館でチョコチョコと。眠狂四郎は『無頼控』しか読んだ事ないですが。
基本的に柴錬キャラは、「キャラとして傍目で見る分には面白いけど、現実にいたら絶対に関わりあいになりたくない」という私の好みにピッタリの人が多くて大好きです。

そんでもって、コミック版。
廉価版じゃない正規の単行本は新潮社のバンチコミックスから出ている模様。もう10巻くらい出てるのですね。
作者は柳川喜弘という方(もちろん柴田錬三郎と連名)。
……このコミックバンチって、昔のジャンプ系作家が多いなあ……MOMOTAROのにわのさんとか描いてるよ。

で、眠のダンナを描いてる柳川という人も、原哲夫門下生の一人ってことは、元々はジャンプ系なんでしょうね。
絵柄はあくまで男臭く、でもゴツ過ぎずクド過ぎずいい感じ。
眠のダンナは天パでロン毛ですが(※ハーフなので、別に天パで間違いではない。市川雷蔵版とは大分イメージ違うけど)、他のキャラは服装も髪型もわりと時代考証がしっかりしてて、台詞回しもちゃんとしてるので気持ちよく読めます。

そしてもちろん眠のダンナはエロカッコイイ。下唇と褌が色っぽくてたまりません。
ストーリーは原作と大分変えてる感じですが、何者にも縛られず自由奔放なようでいて、その実重い宿命を背負った狂四郎のニヒリズムはちゃんと出てると思います。
もちろん殺陣もバッチリでございます。
今回のジャスティライザーで、何故グレンがデモンナイトを倒せたのか納得できない人は、眠狂四郎を読んでみられると良いでしょう。
円月殺法の恐ろしさが良く分かります。

でもなんか眠のダンナ、二巻辺りからキャラ崩れてないか?

あと、エロシーンもありますが、原作に比べると控えめだと思われます。ていうか、原作そのまま絵にするととんでもないことになります。
……なんせ斬九郎も原作じゃ、お姫さまのとんでもない所に刀突き付けてたからなあ……。

コミック版のエロと言えば、綱代さんが好みですね。
地味な顔と真面目な性格で武芸に長けた、侍女というより忠臣と言った方が良いような硬派な腰元。……なのにケツ丸出し、という辺りがたいへん柴錬っぽくて良いと思います。

あと、文字若の姐御も好き。話的には美保代さんが正ヒロインぽいポジションだけど、キャラ的に動かしやすいのは姐御だろうなあと思います。
……ていうか、いつの間にか姐御の家、たまり場化。眠のダンナまでなにげに居着いている(それまでは、どこで寝起きしてるか謎でした。……風呂にも入ってなかったらしいし、まさか野宿?)。
ていうか、姐御とダンナは時々、まるで長年連れ添った夫婦のように見えます。立ち食い蕎麦デートが萌えでした。

以上、舌の根も乾かぬ内の萌え語りでした。
あとは「バイオハザード4」のレオンに思いきり萌えたい所なんですけどね。
困ったことに私はゲームキューブを持ってない。