なんだかもう遠い昔の事のようですが、神戸の話。今年も開催されました。
東日本大震災チャリティー演技会2012 ~復興の町、神戸から~
思えば去年。
突然の大災害で、まだまだ被災地のみならず日本中が混乱していた時期。
東京で予定されていた世界選手権がどうなるかも分からない中、その世界選手権を控えた身にも関わらず大ちゃん(及び関係者の皆様)が動き始めて、実現した演技会。
普通は何ヶ月もかけて準備するアイスショーを、僅か1ヶ月足らずで実現できたのも、荒川さんが続けて来たFOIのノウハウを共有出来ていたのも大きいんだろうなとも思いますが(思えば、大ちゃんに宮本さん、武史先生に岳斗先生と、主要メンバーはみんなFOIのスターティングメンバーなんですね)。
その後に幾つも行われたスケーターによるチャリティーの、これがひとつのひな形になった、というのは欲目に過ぎるでしょうか。
あれから1年。去年とは違う意味での大変さもあったかと思いますが(まだ国別も控えてるし…)、それでも敢えて「神戸」にこだわって第2回を開催してくれた事、本当に嬉しく思います。
荒川さんのFOIもそうですが、最初に始めるのは大変で、でも続けて行くのは更に大変だと思うのです。
ポーアイのリンクは、ローカルな試合なんかでの貸し切りが結構ちょこちょこ入ってるし、夏にはプールになってしまうしで、本当にギリギリの日程だったと思います。
ありがとう。
去年と変わっていた所。
・会場内に売店が出来ていた(飲食が1店舗だけ…だったと思います)
・ホッケー用のフェンスが取り外してあったので、音声が聞き取りやすかったです(あれがあると音が乱反射するので)。
・募金箱を乗せる机が出現していた(去年はずーっと手に持っててそれは大変そうでした)
業者の手に寄る立派な看板やパネルはなく、チラシもパンフレットもなく、コピー用紙にワードで打ち出したような案内があるだけ…というシンプルさは去年と変わらず。
スポンサーに頼らず、最小限の経費でという運営方針なんでしょうね。
チャリティーオークションは去年と同じく金額を書いた紙を箱に入れて入札する形式。大ちゃんのプーマジャケットとスケート靴がたくさん出てました。あと、岳斗先生からだと思うけど長野五輪グッズも出てました。14年間大事に保管していたであろう貴重なものをありがとうございます(私が落札した訳じゃないけど)。
オープニングの代わりに黙祷。出演者を代表して、大ちゃんから挨拶。途中例によって噛み噛みになりながらも、カンペなしで心のこもった挨拶でした。
演技の前には出演者からメッセージが。
あと、今年も休憩中の製氷タイムにペンスケくんが登場してました。
ポートアイランドスポーツセンタースケートリンクのマスコット、ペンスケくん。
流石神戸はペンギンですら垢抜けている。
こっちは関係ないけど岡山国際スケートリンクのマスコットのペン吉くんです。
閑話休題。
大トリの大ちゃんの演技の後拍手が鳴り止まず、自然にアンコールお願いモードに入って行ったのですが、アンコールはなく、代わりに再び挨拶がありました。
ロクサーヌの後でまだ息が切れてて、ふにゃふにゃで聞き取りにくかったけど(笑)、丁寧に言葉を選んで、自分自身の言葉でしっかりとメッセージを伝えてくれました。「平日なのに来てくれてありがとうございます」って何回も言って貰ったような気がする。
フィナーレは去年と同じくAIさんの「Story」で、フィナーレの前に、アメリカ(ロスだったかな?)にいるAIさんから電話越しのメッセージが放送されました。アカペラでの歌付き。電話越しで、一節だけとは言え、このショーのためにわざわざ歌ってくれたというのが有難いですね。
***
以下、印象に残った演技。
トップバッター荒川さん。鉄板の美しさ。直前に飛び込みで名前が出て来たので、きっとギリギリまでスケジュールを調整してくれたのだと思います。本当にありがとう。
田中刑事くん。新EXかな?初めて見るプログラム。刑事くんがアップテンポな曲で踊るの初めて見ました。似合う。ちゃんと踊れてる。ていうかカッコいい。大ちゃんもだけど、普段あんな山の中のリンクで練習してんのに、何でああかっこ良く踊れるようになるんだろう。このプログラムは是非皆さんに見て欲しいので、どこか電波に乗る所で滑ってくれる事を祈ります。DOIでも滑るのかな。
田村岳斗先生。野球のやつ。楽しい。最後にゴムボールを打つ所でお客さんが一緒に一喜一憂。皆で盛り上がれるプログラムです。
町田樹くん。例のアレ。いつもより激しく(?)エアギター。もちろんみんな大喜び。それにしても急激に大人っぽくなったなあ。
地元の選手たちも皆良かったです。去年も思ったけど、競技レベルは様々だけど、皆表現に気をつけて「魅せる」演技が出来てるなと思いました。本田兄妹も、ちびっ子ながらしっかりエンターティナーしてました。募金の時には「家政婦のミタ」で子役やってた妹さんも一緒でした。私テレビ見てないから分からなかったけど、周りの人たちが騒いでた。可愛かったです。
***
そして大トリ、高橋大輔。出て来た時から大歓声。黒のシャツ&パンツだったので、ブルースをやるのかな…?と思っていたら、取ったポーズはロクサーヌ。客席からは悲鳴。
なんていうか…。1月にSOIで見た時もジャンプノーミスの完璧なロクサーヌだったんですよ。
でもはっきり言います。SOIの時より明らかに今回の方が素敵だった。何が違うのかよくわからないけど。
若くてがむしゃらだった頃に作られたプログラムが、今の大ちゃんの滑りにフィットしたものになって来てるのかも知れません。もともとすごく色っぽいプログラムなんですが、今回の大ちゃんからは色気だけでなく優しさや暖かさも感じられました。
気持ちの籠った素敵な演技でした。ニュースにもありましたが総スタオペです。ていうか、皆立ち上がるの早いよって言いたくなるくらい、すごい勢いで立ち上がってました。
***
楽しい時間はあっという間に終わって募金の時間。選手の皆さんに直接ご挨拶できる貴重な機会ですが、如何せん後がつかえてますので、歩きながら、お財布からお金を出して募金箱に入れながら、「ありがとうございました」とか「これからもがんばって下さい」とか大急ぎで一言ずつ言いながら通り過ぎる感じですが、それでも大ちゃんは一人一人ちゃんと目を合わせて笑顔で対応してくれるんですよね。
あと、募金の時に長光先生とマネージャーの井原さんと宮本さんをお見かけしました。宮本さん今年も裏方に徹して忙しそうにしてましたね。出演者の皆さんはもちろん、裏方で動いて下さった皆さんにも感謝です。
短いですが、本当に幸せな時間をいただきました。行って良かった。
私も17年前の神戸の震災を直接経験した訳ではありませんが、去年の3.11以来、改めて『かつて被災地だった神戸』を強く意識するようになりました。大ちゃんが『神戸』にこだわって、ここで2回目を続けてくれた事を本当に嬉しく思います。これからも、このイベントが続く限り、出来る限りの協力を続けて行きたいなと思いました。
***
拍手コメントへのお返事
■2012/4/8 8:57
スポーツは結果が全てと言いますが、今回結果は2位であっても、次に繋がる2位になったと思います。時間があれば国別についても書きたいんですが、この世界選手権があったからこその国別での結果だったのかなとも思います。神戸チャリティ、素敵な演技会でした。私もソチまで付いて行こうと思います。ジェットコースターご一緒に(笑)。
■2012/4/8 20:12
こんにちは。私は素人の無責任さで勝手な事を書いてるだけですが(笑)。
試合の結果は結果。私なんかが否定した所でどうにもならないし、否定する気もございませんが。
でも同時に、大ちゃんをヒイキした所で何の得にもならない海外の方達、競技に精通している筈の解説者や元選手の方たちが、審判に対して異議を唱えているのも事実だし、その『事実』も決して無意味なものではないんだろうなと思っただけなんです。
ただ、今回の男子シングルの事を、他の試合やカテゴリーにまで拡大解釈するのは違うかなと思います。
私が書いてるのは「高橋大輔」選手の事であり、他の選手の事ではないので、『自国選手への理不尽な声』というのはちょっとよく分からないです。
■2012/4/12 2:57
はい。私もフィギュアの審判にインチキや八百長があるとは思っていません。だからって審判が皆コンピューターのように正確に絶対的な答えを出せる訳ではないんだろうなとも思います。その辺は、素人の私にはよくわからない世界なんですよね。だからまあ、採点に多少違和感があってもそんなもんなのかなあと思うしかないですが、今回はたまたま、違和感を持つ人が多かったんでしょうね。
そういう意味では、国別対抗は興味深い試合でした。
シーズンオフのおまけのお祭り試合のはずが、実は何気にターニングポイントだった…りすると面白いですね。これが来期に、そしてソチにどう繋がるか、心して見届けたいと思います。
東日本大震災チャリティー演技会2012 ~復興の町、神戸から~
思えば去年。
突然の大災害で、まだまだ被災地のみならず日本中が混乱していた時期。
東京で予定されていた世界選手権がどうなるかも分からない中、その世界選手権を控えた身にも関わらず大ちゃん(及び関係者の皆様)が動き始めて、実現した演技会。
普通は何ヶ月もかけて準備するアイスショーを、僅か1ヶ月足らずで実現できたのも、荒川さんが続けて来たFOIのノウハウを共有出来ていたのも大きいんだろうなとも思いますが(思えば、大ちゃんに宮本さん、武史先生に岳斗先生と、主要メンバーはみんなFOIのスターティングメンバーなんですね)。
その後に幾つも行われたスケーターによるチャリティーの、これがひとつのひな形になった、というのは欲目に過ぎるでしょうか。
あれから1年。去年とは違う意味での大変さもあったかと思いますが(まだ国別も控えてるし…)、それでも敢えて「神戸」にこだわって第2回を開催してくれた事、本当に嬉しく思います。
荒川さんのFOIもそうですが、最初に始めるのは大変で、でも続けて行くのは更に大変だと思うのです。
ポーアイのリンクは、ローカルな試合なんかでの貸し切りが結構ちょこちょこ入ってるし、夏にはプールになってしまうしで、本当にギリギリの日程だったと思います。
ありがとう。
去年と変わっていた所。
・会場内に売店が出来ていた(飲食が1店舗だけ…だったと思います)
・ホッケー用のフェンスが取り外してあったので、音声が聞き取りやすかったです(あれがあると音が乱反射するので)。
・募金箱を乗せる机が出現していた(去年はずーっと手に持っててそれは大変そうでした)
業者の手に寄る立派な看板やパネルはなく、チラシもパンフレットもなく、コピー用紙にワードで打ち出したような案内があるだけ…というシンプルさは去年と変わらず。
スポンサーに頼らず、最小限の経費でという運営方針なんでしょうね。
チャリティーオークションは去年と同じく金額を書いた紙を箱に入れて入札する形式。大ちゃんのプーマジャケットとスケート靴がたくさん出てました。あと、岳斗先生からだと思うけど長野五輪グッズも出てました。14年間大事に保管していたであろう貴重なものをありがとうございます(私が落札した訳じゃないけど)。
オープニングの代わりに黙祷。出演者を代表して、大ちゃんから挨拶。途中例によって噛み噛みになりながらも、カンペなしで心のこもった挨拶でした。
演技の前には出演者からメッセージが。
あと、今年も休憩中の製氷タイムにペンスケくんが登場してました。
ポートアイランドスポーツセンタースケートリンクのマスコット、ペンスケくん。
流石神戸はペンギンですら垢抜けている。
こっちは関係ないけど岡山国際スケートリンクのマスコットのペン吉くんです。
閑話休題。
大トリの大ちゃんの演技の後拍手が鳴り止まず、自然にアンコールお願いモードに入って行ったのですが、アンコールはなく、代わりに再び挨拶がありました。
ロクサーヌの後でまだ息が切れてて、ふにゃふにゃで聞き取りにくかったけど(笑)、丁寧に言葉を選んで、自分自身の言葉でしっかりとメッセージを伝えてくれました。「平日なのに来てくれてありがとうございます」って何回も言って貰ったような気がする。
フィナーレは去年と同じくAIさんの「Story」で、フィナーレの前に、アメリカ(ロスだったかな?)にいるAIさんから電話越しのメッセージが放送されました。アカペラでの歌付き。電話越しで、一節だけとは言え、このショーのためにわざわざ歌ってくれたというのが有難いですね。
***
以下、印象に残った演技。
トップバッター荒川さん。鉄板の美しさ。直前に飛び込みで名前が出て来たので、きっとギリギリまでスケジュールを調整してくれたのだと思います。本当にありがとう。
田中刑事くん。新EXかな?初めて見るプログラム。刑事くんがアップテンポな曲で踊るの初めて見ました。似合う。ちゃんと踊れてる。ていうかカッコいい。大ちゃんもだけど、普段あんな山の中のリンクで練習してんのに、何でああかっこ良く踊れるようになるんだろう。このプログラムは是非皆さんに見て欲しいので、どこか電波に乗る所で滑ってくれる事を祈ります。DOIでも滑るのかな。
田村岳斗先生。野球のやつ。楽しい。最後にゴムボールを打つ所でお客さんが一緒に一喜一憂。皆で盛り上がれるプログラムです。
町田樹くん。例のアレ。いつもより激しく(?)エアギター。もちろんみんな大喜び。それにしても急激に大人っぽくなったなあ。
地元の選手たちも皆良かったです。去年も思ったけど、競技レベルは様々だけど、皆表現に気をつけて「魅せる」演技が出来てるなと思いました。本田兄妹も、ちびっ子ながらしっかりエンターティナーしてました。募金の時には「家政婦のミタ」で子役やってた妹さんも一緒でした。私テレビ見てないから分からなかったけど、周りの人たちが騒いでた。可愛かったです。
***
そして大トリ、高橋大輔。出て来た時から大歓声。黒のシャツ&パンツだったので、ブルースをやるのかな…?と思っていたら、取ったポーズはロクサーヌ。客席からは悲鳴。
なんていうか…。1月にSOIで見た時もジャンプノーミスの完璧なロクサーヌだったんですよ。
でもはっきり言います。SOIの時より明らかに今回の方が素敵だった。何が違うのかよくわからないけど。
若くてがむしゃらだった頃に作られたプログラムが、今の大ちゃんの滑りにフィットしたものになって来てるのかも知れません。もともとすごく色っぽいプログラムなんですが、今回の大ちゃんからは色気だけでなく優しさや暖かさも感じられました。
気持ちの籠った素敵な演技でした。ニュースにもありましたが総スタオペです。ていうか、皆立ち上がるの早いよって言いたくなるくらい、すごい勢いで立ち上がってました。
***
楽しい時間はあっという間に終わって募金の時間。選手の皆さんに直接ご挨拶できる貴重な機会ですが、如何せん後がつかえてますので、歩きながら、お財布からお金を出して募金箱に入れながら、「ありがとうございました」とか「これからもがんばって下さい」とか大急ぎで一言ずつ言いながら通り過ぎる感じですが、それでも大ちゃんは一人一人ちゃんと目を合わせて笑顔で対応してくれるんですよね。
あと、募金の時に長光先生とマネージャーの井原さんと宮本さんをお見かけしました。宮本さん今年も裏方に徹して忙しそうにしてましたね。出演者の皆さんはもちろん、裏方で動いて下さった皆さんにも感謝です。
短いですが、本当に幸せな時間をいただきました。行って良かった。
私も17年前の神戸の震災を直接経験した訳ではありませんが、去年の3.11以来、改めて『かつて被災地だった神戸』を強く意識するようになりました。大ちゃんが『神戸』にこだわって、ここで2回目を続けてくれた事を本当に嬉しく思います。これからも、このイベントが続く限り、出来る限りの協力を続けて行きたいなと思いました。
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拍手コメントへのお返事
■2012/4/8 8:57
スポーツは結果が全てと言いますが、今回結果は2位であっても、次に繋がる2位になったと思います。時間があれば国別についても書きたいんですが、この世界選手権があったからこその国別での結果だったのかなとも思います。神戸チャリティ、素敵な演技会でした。私もソチまで付いて行こうと思います。ジェットコースターご一緒に(笑)。
■2012/4/8 20:12
こんにちは。私は素人の無責任さで勝手な事を書いてるだけですが(笑)。
試合の結果は結果。私なんかが否定した所でどうにもならないし、否定する気もございませんが。
でも同時に、大ちゃんをヒイキした所で何の得にもならない海外の方達、競技に精通している筈の解説者や元選手の方たちが、審判に対して異議を唱えているのも事実だし、その『事実』も決して無意味なものではないんだろうなと思っただけなんです。
ただ、今回の男子シングルの事を、他の試合やカテゴリーにまで拡大解釈するのは違うかなと思います。
私が書いてるのは「高橋大輔」選手の事であり、他の選手の事ではないので、『自国選手への理不尽な声』というのはちょっとよく分からないです。
■2012/4/12 2:57
はい。私もフィギュアの審判にインチキや八百長があるとは思っていません。だからって審判が皆コンピューターのように正確に絶対的な答えを出せる訳ではないんだろうなとも思います。その辺は、素人の私にはよくわからない世界なんですよね。だからまあ、採点に多少違和感があってもそんなもんなのかなあと思うしかないですが、今回はたまたま、違和感を持つ人が多かったんでしょうね。
そういう意味では、国別対抗は興味深い試合でした。
シーズンオフのおまけのお祭り試合のはずが、実は何気にターニングポイントだった…りすると面白いですね。これが来期に、そしてソチにどう繋がるか、心して見届けたいと思います。