よく、「メダルを期待されながら8位に終わったトリノオリンピック」と言われますが、私が覚えている限り、その「期待」というのはこんな感じでした。
オリンピック前「そう言えば男子もいたっけ」
↓
オリンピック始まって、日本期待の選手たちがなかなかメダルを取れない。(特にマスコミが)イライラし始める。
「誰かメダルを取るヤツはいないのか?!」
↓
SP5位「この際誰でもいいからメダル取ってくれ」
↓
総合8位
そういう訳で、(SPからFSまでの短い間)メダルを期待していた人たちはがっかりしていましたが、この時私は彼の4年後がすごく楽しみになったのでした。
フィギュアの事とか全然わからなかったし、今も大して分かってないけど、こいつは伸びると。これから先4年間、たっぷり楽しませて貰えるんじゃないかなと。
あれから4年。
期待した通りというか、期待以上にエキサイティングな4年間でした。
大ちゃんが言うように、ファンも彼と一緒に、「上も見たし下も見た」。
でもいつも言って来たように、大ちゃんの勝利に我がことのように大喜びできるのも、「この世には神も仏もいないのか?!」と嘆きながら神仏頼みに走るのも、彼がそれだけスケーターとしても人間としても魅力的だからなのです。
大ちゃんの怪我を知った時、私は前ミカの事故も経験していたから、多少は免疫もある反面、「あんな経験は2度とゴメンだと思ってたのに…」などと思ったものです。
でも同時に、ミカと同じくらい(或いはそれ以上に)のめり込んで応援できるアスリートに巡り会えたんだという事を、改めて感じました。
大ちゃん大ちゃんで過ごしたこの4年は、苦しかったり悔しかったりしたことも含めて、すごく充実してました。
金メダル、目指して下さい。
「金メダルが目標」っていうのは予想や予告じゃなくて、「何を目標においてこれまで準備して来たか」ということだと思います。
ある体操のコーチがこんなことを言ってました。
「練習してちょっとずつ上手くなれば、いつかメダルに手が届く、という考え方では、いつまでたっても無理。最初に『金メダルを取る』と目標を決めて、その為に必要なことをやって行く。そういう選手だけがメダルを取れる」
(ちなみに「飛行機をいくら改造しても月には行けない。アポロが月へ行けたのは、最初から月を目指していたから」とは某IT企業の社長のお言葉)
「夢を持つ限り 努力する限り 夢は遠くない」これも根っこに流れるものは同じ意味の言葉だと思いました。
トリノからの4年間、思った以上に波瀾万丈でしたけど、根本の所で彼は揺るがなかったし、何があっても夢を捨てなかったからここまで来れた。後は、最後の山を上るだけです。
どうか幸運を。
***
今日のお守り(?)画像は、西遊記ご一行様……ではなくて、その向こうに安置されている関帝様です。
2月14日は旧暦の1月1日ということで、南京町の春節祭に行って関帝様にお参りして来ました。
それから、寅の絵馬ももう一度。
この絵馬実は、連島の篦取神社に奉納されていたものです。篦取神社は、ヘルスピア(旧サンピア)倉敷のリンクがある大平山の中腹にある神社なのです。
一昨年の秋以降、節操もなくあらゆる神様仏様にお参りして来まして、去年の秋からは可能な範囲でお礼参りに行って回ってます(元々神社仏閣マニアなので半分は趣味ですが)。
神様仏様、あの時の私のお願いを叶えて下さって、本当にありがとうございました。そして、どうかもう一つの切実なお願いを聞いて下さい。
***
拍手コメントへのお返事
■2010/2/13 13:52
氷上の大ちゃんは普段とは別人に見える事も多々ありますが、それでも素顔の彼と彼の表現はつながっていると思います。魅力的な作品を作るクリエイターは人間としても魅力的な人が多い。人間的な深みが彼の表現に魂を与えているのだと思います。その力を十分に発揮出来るよう、祈りましょう。
■2010/2/13 16:20
早く演技が見たい気持ちと、もうちょっと心の準備期間が欲しい気持ちが入り交じってますが、泣いても笑ってもあとちょっとですね。彼の勇姿を心に焼きつけましょう☆
■2010/2/16 21:53
「自分の欲望を正直に口にするヤツは信用できる」とは私の上司の言葉です。
あの怪我からここまで辿り着いたことそれ自体が奇跡だし勝利だと思います。
cobaさんの仰るように、乗り越えて来た重みを胸に舞って欲しい、ただそれだけです。
オリンピック前「そう言えば男子もいたっけ」
↓
オリンピック始まって、日本期待の選手たちがなかなかメダルを取れない。(特にマスコミが)イライラし始める。
「誰かメダルを取るヤツはいないのか?!」
↓
SP5位「この際誰でもいいからメダル取ってくれ」
↓
総合8位
そういう訳で、(SPからFSまでの短い間)メダルを期待していた人たちはがっかりしていましたが、この時私は彼の4年後がすごく楽しみになったのでした。
フィギュアの事とか全然わからなかったし、今も大して分かってないけど、こいつは伸びると。これから先4年間、たっぷり楽しませて貰えるんじゃないかなと。
あれから4年。
期待した通りというか、期待以上にエキサイティングな4年間でした。
大ちゃんが言うように、ファンも彼と一緒に、「上も見たし下も見た」。
でもいつも言って来たように、大ちゃんの勝利に我がことのように大喜びできるのも、「この世には神も仏もいないのか?!」と嘆きながら神仏頼みに走るのも、彼がそれだけスケーターとしても人間としても魅力的だからなのです。
大ちゃんの怪我を知った時、私は前ミカの事故も経験していたから、多少は免疫もある反面、「あんな経験は2度とゴメンだと思ってたのに…」などと思ったものです。
でも同時に、ミカと同じくらい(或いはそれ以上に)のめり込んで応援できるアスリートに巡り会えたんだという事を、改めて感じました。
大ちゃん大ちゃんで過ごしたこの4年は、苦しかったり悔しかったりしたことも含めて、すごく充実してました。
金メダル、目指して下さい。
「金メダルが目標」っていうのは予想や予告じゃなくて、「何を目標においてこれまで準備して来たか」ということだと思います。
ある体操のコーチがこんなことを言ってました。
「練習してちょっとずつ上手くなれば、いつかメダルに手が届く、という考え方では、いつまでたっても無理。最初に『金メダルを取る』と目標を決めて、その為に必要なことをやって行く。そういう選手だけがメダルを取れる」
(ちなみに「飛行機をいくら改造しても月には行けない。アポロが月へ行けたのは、最初から月を目指していたから」とは某IT企業の社長のお言葉)
「夢を持つ限り 努力する限り 夢は遠くない」これも根っこに流れるものは同じ意味の言葉だと思いました。
トリノからの4年間、思った以上に波瀾万丈でしたけど、根本の所で彼は揺るがなかったし、何があっても夢を捨てなかったからここまで来れた。後は、最後の山を上るだけです。
どうか幸運を。
***
今日のお守り(?)画像は、西遊記ご一行様……ではなくて、その向こうに安置されている関帝様です。
2月14日は旧暦の1月1日ということで、南京町の春節祭に行って関帝様にお参りして来ました。
それから、寅の絵馬ももう一度。
この絵馬実は、連島の篦取神社に奉納されていたものです。篦取神社は、ヘルスピア(旧サンピア)倉敷のリンクがある大平山の中腹にある神社なのです。
一昨年の秋以降、節操もなくあらゆる神様仏様にお参りして来まして、去年の秋からは可能な範囲でお礼参りに行って回ってます(元々神社仏閣マニアなので半分は趣味ですが)。
神様仏様、あの時の私のお願いを叶えて下さって、本当にありがとうございました。そして、どうかもう一つの切実なお願いを聞いて下さい。
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拍手コメントへのお返事
■2010/2/13 13:52
氷上の大ちゃんは普段とは別人に見える事も多々ありますが、それでも素顔の彼と彼の表現はつながっていると思います。魅力的な作品を作るクリエイターは人間としても魅力的な人が多い。人間的な深みが彼の表現に魂を与えているのだと思います。その力を十分に発揮出来るよう、祈りましょう。
■2010/2/13 16:20
早く演技が見たい気持ちと、もうちょっと心の準備期間が欲しい気持ちが入り交じってますが、泣いても笑ってもあとちょっとですね。彼の勇姿を心に焼きつけましょう☆
■2010/2/16 21:53
「自分の欲望を正直に口にするヤツは信用できる」とは私の上司の言葉です。
あの怪我からここまで辿り着いたことそれ自体が奇跡だし勝利だと思います。
cobaさんの仰るように、乗り越えて来た重みを胸に舞って欲しい、ただそれだけです。