ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

とりあえずMOREの方

2011-06-30 11:52:00 | 日記
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=urokonotubuya-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4396430434" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> <iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=urokonotubuya-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4396430442" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

↑の2冊は昨日手に入れて来ました。
確実に入手したくて早々とアマゾンで頼むんだけど、本屋に並ぶ方が早くて、待ちきれなくて本屋で買ってしまい、結果手許に2冊残る。大体いつも同じパターンです。
丸々一冊自分が一番応援してる人の本が出るっていう幸せを噛み締め過ぎちゃって…。
2冊目は保存用にするからいいんですこれで。

がっつくように読みふけりましたが、これらの感想は後日に回します。
書くとどうしても核心までネタバレしちゃうから。
それにもう1、2回じっくり読んで自分の中で消化したい気もしますしね。

とりあえず、ちょっとお高いけど買うなら2冊揃えるのをお勧めします。
soul upではアスリートとして、シーズンオフの準備や試合に向かう心構え、そして音楽を如何に表現するか?みたいな事が書いてあって。
一方のEXは「人間・高橋大輔の素顔」みたいな感じ。「プライベートには興味ないわ」って人もいるかも知れませんが、「EX」で見せる彼の内面が「soul up」で語られる表現に繋がっているのかなと思える部分が多々あったので、この2つは不可分だと思います。
写真はどっちも多いです。「これは写真集か?!」ってくらい多いです。

***

で、その前にMORE。
写真が…。
怪我前のMISSの時も思ったけど、スポーツ誌とファッション誌って写真の撮り方全然違うんですねえ…。
ていうか、何故にカメラそんなに寄ってんの?

そんな、なんかこう、そこまで目力主張しなくても、なお写真ですが、インタビューの中身はちゃんとアスリートしています。ちょこっと恋バナなんかもありますが、Numberに載ってても違和感無いテキスト。
いつもながら自己分析ができているというか…これ、本人が自分の事を、ちょっと軽めな口調で語ってるからいいけど、他人から言われたら間違いなくぐっさり刺さりそう。それくらい厳しい事を自分自身に言っていると思います。
先シーズンは本当に、メンタル的に難しいシーズンだったんだなと改めて思いました。
食わず嫌いに出た時に本橋マリリンも言っていたけど、アスリートに取って4年は長い。
自分は体力的に厳しくなるし、若手はどんどん伸びて来る。ある程度結果を出したんだから、早めに辞める方がきれいに終われる…と頭では思っていても、きっと気持ちはソチへ行きたい、もう一度オリンピックに出たいってなってたんでしょうね。
とっさに出てしまった本音。でもその本音に従った方が、どんな結果になってもきっと後悔しないと思うし、私もずっとついて行きます。

***

ところで皆さん、パッチワーク風柄トートバッグはどうしてますか?






戦国ヤンキー川中島学園

2011-06-29 21:51:00 | 特撮
先述致しました「戦国鍋TV」で、かなり最初の頃にやってたコーナーです。

戦国時代を代表するライバル対決として名高い「川中島の合戦」を、何故か「ク○ーズ ゼロ」風にヤンキーの抗争に見立てたミニドラマ。
「川中島のテッペン、取ってやるよ…」
上杉謙信の仕切る川中島学園に、部下を引き連れ、風林火山ののぼりを立てて転校して来る武田信玄。二人の男の戦いの火ぶたが今切って落とされる。

当時はそんなに熱心に見てなかったので録画も残ってなかったのですが、ここに来て無性に見たくなり、DVD壱~参を衝動買い。
戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~壱 [DVD]
戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~ 弐 [DVD]
戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~ 参 [DVD]
…この番組のスタッフに敬意を表して、どっかでお金を落とそうとは思ってたんですが、買って良かった。リアルタイムで見てた当時はユウスケや流ノ介が出てた「七本槍」の方に注目してましたが、川中島学園、改めて見ると記憶してたより面白かった。
(1)冷静に考えるとおかしいとしか思えないことを
(2)限られた予算と時間の範囲内で
(3)全力でかっこ良くやりきる。
超星神シリーズや風魔の小次郎にも通じるこのノリ、大好物です(ある意味シンケンジャーもか)。
全13話だけど一つの話が5分くらいなのでテンポよくさくさく話が進むし、ネタはおバカでも演出はちゃんとかっこ良さを追求したものになってるし。

中でもこのコーナーの上杉謙信はかっこ良すぎて卑怯だと思います。

このテの番組でのかっこいい=強いということ。
とりあえず立ってるだけでどう見ても強そうな武田に対して、ぱっと見は細こい普通の兄ちゃんである上杉を強く見せるのは工夫がいる。そして結果的に、役者はもちろん、演出や脚本含めて、全力で上杉が強くてかっこいいキャラになっている。ヤンキーで高校生。でもちゃんと義将で軍神で毘沙門天の化身でもあるという。

役者の見た目はもちろんかっこいいです。なんでエイベックスの歌手がこんなとこに?と思ったけど、「眉目秀麗」っていう古い褒め言葉が似合いそうな顔立ち。よくこんな人見つけて来たな。
で、その美形キャラがキレイな顔を歪めて吠えるのが見てて楽しい(笑)。
特撮だと、かっこいいお兄ちゃんの気の抜けたかけ声を聞かされることも珍しくはないだけに、気合の入った声でタンカ切って貰えるとそれだけで嬉しくなります。
ていうかこの役者さんのヤンキー演技が妙にナチュラルだったので、当初この人はよほど演技が上手いのかそれともリアルにグレてたかのどっちかだろうと思ってました(まあ、「鍋」で芝居が下手で気になった人はいない訳ですが)。

で、アクション上手い。役者がアクションできなくてもごまかす方法が色々あるのも知ってますが、やっぱり役者本人が動けると見栄えがいいですねー。ダンスやってるせいか動きがリズミカルでかっこいい。
最初の購買前の激突シーン、校内見取り図が前面に出て来てわかりにくいですが、よく見ると上杉さんが大暴れしてます。
アクションに不慣れな役者だと動くだけでいっぱいいっぱいだけど、上杉さんちゃんとケンカの場面で表情作ってますよね。見取り図の後ろで飛び蹴り決めた後のドヤ顔のアップが美し過ぎる(笑)。

***

ここから下、ネタバレありなのでまだ見てない人は注意して下さい。っていってもこのコーナー、

・次回予告で8割ネタバレ(たまに嘘予告が混ざってる)。
・冒頭の解説でほぼ100%ネタバレ。
・それ以前に、一応史実に沿って話が展開するので、史実を知ってる人に取ってはネタバレもへったくれもない。
そんな状態ではあるんですが。

上杉さん、琵琶弾きながら登場する場面があるんですよね。
琵琶。高校生が。しかもヤンキーな高校生が琵琶。

絵面だけ見るとツッコミ所しかありませんが、何故か超絶かっこよく見えます。
一つには、シンケンジャーの陣幕演出みたいな、「殿、御出陣!」的様式美を感じさせるから。
あと、ユーロビートで踊っちゃうファンキーな武田軍に対して、風流で古風な上杉さんっていう対比もかっこいい(一応、史実の上杉謙信が琵琶をよく弾く人だったらしい)。

それだけではなくて。
上杉さんが琵琶弾きながら登場する場面は2カ所あるんですが、この2つには共通点があって、どっちも武田軍の(ていうか山本勘助の)策が失敗に終わる場面なんです。
策を弄して上杉を填めてやった!と信玄&勘助が余裕こいてる所に、涼しい顔をした上杉さんが優雅に琵琶なんぞ奏でながら現れることで、作戦の失敗が見てる方に分かりやすく伝わると言う訳(琵琶の音を聞いた時の信玄さんのリアクションも効果的)。
特に2度目は、視聴者は既に1度目を見ているから、最初に琵琶の音が聞こえただけでもうどういう事か分かる訳ですよ。で、この場面は上杉さんがかっこ良ければかっこいい程勘助の失策が際立ち、それが次の山場へと繋がります。
故にこの場面、上杉さんが鳥肌が立つ程かっこいい。

体育館で余裕かます武田主従。そこへ静かに響き渡る琵琶の音色。「この音は?」
体育館の扉が蹴破られ、琵琶を手にしたシルエットが逆光に浮かび上がる。「何故上杉がここに?!」
狼狽する信玄と勘助に冷たい視線を投げかけながら、部下たちを従えて悠然と体育館に足を踏み入れる謙信。
「武田ぁ!…決着を着ける時が来たようだなぁ!」
あー…カッコいい♪BGMが琵琶の音からエレキに切り替わるのもたまらん。
この場面、一旦視線を逸らしてから再び武田主従を睨みつける時の、上杉さんの氷のような眼差しが素敵です。こういうちょっとした目線の動きで凄みが出せるんだから、男前は得だよね。
ちなみにこの後の乱闘シーンでは、上杉さんの華麗な回し蹴りも拝めます。

まあ他にも色々、見所もかっこいい場面もツッコミ所も山ほどあるので、皆さん良かったら見て下さい☆
6月からDVDレンタルも始まってます(今の所2巻まで=川中島学園は10話まで)。

***

で、このかっこいい上杉さんを演じてるのがAAAの與真司郎(あたえ・しんじろう)くん。ごめんなさい。「與」を「あたえ」と読めるようになるのに1年以上かかりました。「與」は「与」の旧字体らしいけど、分かってみれば強そうな名前ですよね。眠狂四郎みたいで。
本業歌手みたいだけど、この手のお仕事は他にもやるんでしょうか。アクションできるし、特撮に欲しいなあ…上杉さんがたまにすごく悪役っぽく見える場面があるんですが、ああいう美形悪役をライダー系で見たい気もする。

***

ていうか、よく考えたら個人的に史実のエピソードがかっこいいと思う戦国武将TOP3のうち1人が上杉謙信でした(ちなみに後の二人は伊達政宗と真田幸村。一応戦国BASARAの影響じゃないよ、と言っておきます)。
15歳の初陣から49歳で死ぬ迄一生のほとんどを戦に明け暮れて結果ほとんど負け知らず(その割に領地が増えてないけど/涙)。まさに軍神。精強を誇る武田騎馬隊が、まともに戦うのを躊躇したという相手(武田くん口では威勢のいいこと言ってる割に逃げ足早いよね/笑)。御旗盾無、ご照覧あれ。

***

ここまで書いて、鍋のエグゼクティブプロデューサーが超星神シリーズやライオン丸Gやった人だと気付きました。ああそう…そういうことでしたか…(遠い目)。

***

次は大ちゃんのネタ書きます♪本2冊入手しました!

戦国鍋TV

2011-06-26 22:44:00 | 特撮
…という番組をご存じですか?

簡単に説明しますと、関西ではサンテレビで深夜にやってる「なんとなく歴史が学べる映像でお送りする」戦国バラエティーです。
バラエティーと言ってもスタジオでフリートークやってる部分は全くなく、ひたすらネタ映像で繋いでいます。たまにスタジオトークっぽいコーナーもありますが、その部分も実はネタです。

主な内容は

■戦国武将がよく来るキャバクラ
活躍の割に知名度の低い戦国武将がお忍びでキャバクラを訪れ、自分の武功を自慢します。キャバ嬢・レイナちゃんの、大げさにリアクションを返しつつ、実際は全然興味ナッシング!なのが丸わかりな対応が見所。

■うつけバーNOBU
ひげとマントがトレードマークのオカマ・NOBUママがひっそり営むうつけバー。シーズン2では眼帯姿のオカマ・伊達ママと小十郎子ちゃんも登場。常連客・谷口のダメっぷりと妙に濃いメロドラマのような展開に困惑しつつ楽しんで下さい。

■戦国ヤンキー川中島学園&大阪ハイスクール
戦国武将の戦いをヤンキーの抗争に置き換えた学園ドラマ。川中島合戦がク○ーズに、大阪冬の陣&夏の陣がビー○ップハイスクールになってます。

■ミュージックトゥナイト
歴史上の有名な人物がユニットを組んで登場する架空の音楽番組。
・SHICHIHON槍(シズガタケの七本槍)
・天正遣欧少年使節(GO!天正遣欧少年使節)
・利休七哲(たぶん利休七哲)
・兵衛’Z(ベー・アンベシャス)
・堺衆(エブリディ儲かんでい)
・浅井三姉妹(アザイズム/アザイドロップ)※浅井三姉妹はチームAとかZとかいっぱいいる。今の所3人×6チーム登場。
・信長と蘭丸(敦盛2011)
・徳川15代将軍(BAKUFUって統べろう)
最初に七本槍見た時には腰が抜けそうになりました。あと、浅井三姉妹の歌2曲聴いとけば、今年の大河見なくてもストーリーがほぼ把握できます。

他にも戦国サポートセンターとか戦ハーフタイムとかお城が好きとかいろいろあるけど、人気があるのは多分このへん。特にミュージックトゥナイトは、今の鍋人気を牽引しているような気がする。

***

この番組、最初は独立UHF4局でひっそりスタートしたんですよね。徐々に口コミで人気が広まり、放送局も20局にまで拡大。まさかの舞台化・ミュージックトゥナイトのCD発売&ライブそして放送延長…と、1年前のマイナーっぷりからは信じられない展開でございます。
関連本も出てるし、結構色んな雑誌で取り上げられたし。

そのお陰でプロデューサーのインタビューなんかも読めちゃったりした訳ですが、この番組、業界大手の事務所とかスポンサーとかに内容に口出しされたりするのを避けるために、「敢えて」独立局に企画を持ち込んだみたいですね。

出演しているのは一般的には比較的マイナーな若手イケメン俳優と劇団系の役者さんたち。
ちなみに前者には特撮出身者とテニプリ系ミュージカルの出身者が多いです(そもそもこの2つのジャンルは両方掛け持ちでやってる人が結構多い)。
そしてここは、平成ライダーシリーズが始まって以降非ジ○ニーズ系若手イケメン役者の宝庫。知名度は低くとも顔面偏差値は高いと思うし、特撮ヒーローやるって事は子供番組とはいえ主役級で1年芝居して演技も鍛えられる訳だし、ミュージカルに出てれば歌やダンスも経験済み(個人差はあるけど)。
そんな若手イケメンくんたちが前面で頑張り、普段あんまりテレビとかには出ないけど演技力の確かな劇団系の役者さんががっちり脇を固めるという布陣でございます。

私は基本的に特撮オタクなので特撮出身者目当てに見始めたんですが、よく考えたら時代劇(含む戦国モノ)も大好物だったので見事にハマりました。
一見バカバカしいネタの宝庫に見えますが、実はなにげに史実に忠実に作っているので、意外とほんとになんとなく歴史が学べます。結構細かい部分まで作り込んでたりしますしね。

それにしても、プロデューサーの「大手事務所に口出しされたくなかったから敢えてローカル局に持ち込んだ。これはキー局では見れない番組」っていう発言を聞いて、「そうそう、こういうのが見たかった!」と思うのと同時に、確かに今のキー局の番組ってなんかなあ…と思っちゃいますね。
ドラマのキャスティングの話をするのに、「ここはあの事務所の枠で、番手的に○○クラスの役者で…」みたいな所から話をするのって。実際にそういう風に決められている現実があるんだろうけど、本質的には「この役のイメージに合うのは誰?」って所で決めて欲しいよね。見る側としては。NHK大河も「時代考証って何それおいしいの?」状態になって久しいし。

マスコミを動員して宣伝攻勢かけたり、「数字持ってるタレント」を使わなくても、しっかりいいものを作れば客(視聴者)は付いて来るって事を示そうとしてる…のかなと思うと、そういう意味でもがんばって欲しいと思います。
最近ネタが江戸時代に及んでるのを見ると、戦国はそろそろネタ切れなのかなと思わないでもないけど。
マイナーな所を掘り起こせばまだまだイケそうな気もするんですけどね。今でこそトップクラスの人気の伊達政宗なんて、「独眼竜政宗」以前は西日本ではほとんど知られてなかった気がするし。

番組公式サイト
http://www.tvk-yokohama.com/sengokunabe-tv/

閑話休題

2011-06-19 22:53:00 | 日記
なんかまたここがほったらかしになってるので取り急ぎ。

大ちゃんはアサヒのエクストラコールドバーの絡みやらなにやらで意外とちょこちょこ出て来てくれてますね。
元気な顔が見れるのは嬉しいけど、やはり本格的なスケートの話題は、リハビリを終えて氷上練習に復帰してからかなあ…とのんびり待ってる所です。

マイナス2度のビール、今年は関西でも飲めるのは嬉しい♪
いつ飲みに行けるかはわかりませんが(汗)。

とりあえず、↓が出るのを大人しく待ってる所であります。
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大ちゃんの本は中身が濃いのですごく楽しみ。

基本的に今はスケートはシーズンオフなので、
戦国鍋TVの舞台の上映会とかに行ったりもしてましたが、基本的には地道に働いてます。ちなみにマイブームは何故か今頃川中島学園。

夏のアイスショーは取りあえずFOIだけ行くつもりで。予定は未定ですが。

第10回スポーツ障害基礎研究会に関しては、お盆休みにでも夏休みの宿題気分でレポートを(主に自分のために)書けたらいいなーと思ってます。

***

■拍手コメントへのお返事。

2011/6/5 21:06
ざっくりしたレポートでしたが、喜んで頂けたなら嬉しいです。
多分一番の主旨は、同じ怪我で苦しむアスリートの人たちに希望を持ってもらう事だと思うし、まさに大ちゃんは「そこに希望があること」を何よりも雄弁に事実を持って証明した人だと思います。
怪我そのものは不幸な出来事でしたが、この出来事によって本人も周囲の人も私たちファンも、本当に貴重な多くのものを手に入れることができたと思います。


2011/6/6 9:24
どれほどのお役に立てたかはわかりませんが、ご丁寧にありがとうございます。


第10回スポーツ障害基礎研究会

2011-06-05 17:21:00 | 日記
副題:怪我からの復帰を考える~逆境を乗り越える力~
ちょっと遅くなりましたが1週間前のお話を。なんだか遠い昔のようです。

私は医療ともスポーツとも直接仕事で関わっている訳ではないし一瞬迷ったんですが、『復活の力』(スポーツゴジラでも可)の長田さんの文章を読んでいたく感動した口として、原先生、吉田先生、渡辺トレーナーに大ちゃん本人…という、あのテキストのキーパーソンがオールスター状態で揃う機会はできる事なら逃したくないと思ってしまいました。
それに素人だからこそ、専門家のお話がじっくり聞ける機会ってなかなか得られないですからね。
あと神戸から京都までは割と簡単に行けますので、雨の京都に行って参りました。

***

個人的にはこのセミナー、「ケーススタディ高橋大輔」だったと解釈しております。大ちゃんという成功例に学ぶ前十字靭帯断裂から復帰までの治療とリハビリ。

前半は原先生と吉田先生の講義。これが実に面白くて、お二方とも素人にもわかるようにかみ砕いて易しく説明して下さって、目からウロコがボロボロ落ちまくり。時間が経つのがあっというまでした。

原先生のお話では、靭帯とは何か、どんな役目を果たしているのかから始まって、大ちゃんがどんな手術をしたのかを詳細に解説。まさか大ちゃんの膝の中の映像まで見れるとは思わなかった。
移植した腱に血管が通って靱帯としての機能を果たしている様子や、膝のお皿の損傷した部分を補うように新しい組織が出来ている事まで見せて貰い、本当に大ちゃんの回復が順調な様子が分かったのも嬉しかったです。人間の体ってすごいと思いました。

バトンタッチして吉田先生。映像では、ドキュメンタリー等で大ちゃんがやっていたのと同じ動作をする選手たちが出て来て、「あの動きにはこんな意味があったのか!」と大変勉強になりました。

***

休憩を挟んだ第二部では、大ちゃんと渡辺トレーナーが加わってのパネルディスカッション。
この時司会をされていたのが(株)ブライトボディの中田さんでした。
今回は黒子に徹していましたが、実はこの方も重要なキーパーソンだったんですよね。
今回のセミナーを聞いて面白いと思った方は、是非「復活の力」も読んで下さい。色々補足できる情報があります。
この中田さんが個人的に京都でネットワークを築いていたからこそ、現場の渡辺トレーナー、治療・手術を行う原先生、リハビリの吉田先生が有機的に繋がって機能し(他にも複数の先生が病院の枠を超えて協力して下さってました)、大ちゃんの「奇跡の復活」に繋がったと思うと感謝しても仕切れません。

二部では怪我からの経過を順を追って辿りながら、それぞれの立場からの「あの時、どう思ってた?」を振り返ります。
大ちゃんはまじめな、学術的なイベントという事に緊張しているというか、「僕がここにいていいんですかね?」と恐縮している反面、お世話になった方たちに囲まれてリラックスしているようにも見えました。
みなさんご存じかと思いますが、黒いスーツでビシっと決めてかっこよかったですよ。リハビリ中とは言え、歩き方もふつうでしたし元気そうでした。

面白かったのは、大ちゃんが怪我の事をよく知らなかったのと、一方で原先生もフィギュアスケートというスポーツをあんまり知らなかった(普段先生にかかるのは、ラグビーやアメフトみたいな激しいコンタクトのあるスポーツが多いという事です)という事。
そういう事も含めて、原先生が時々関西弁でさらっとスゴい事を言っちゃう感じが面白かったです。
吉田先生も、「試合に復帰してしばらくは時々様子を見てたけど、11月くらいからは普通に応援してましたね」とか。

大ちゃんはリハビリのために初めての一人暮らしを始めたこともあり、渡辺さんや吉田さんが仕事を超えた所でアパートの部屋まで迎えに来てくれたり色々あった(あんまり詳しくは教えて貰えませんでしたが…)事をすごく恐縮していましたが、吉田さんは「リハビリはそれくらい大変なんです。よくがんばってくれました」とフォローされてました。

バンクーバーには原先生や吉田先生も見に来ていて、「苦労もしたけれど最後は本当にいい思いをさせて頂いた」と喜ばれてました。
多数の選手を復帰させて来たお二人にとっても、怪我から1年半足らずでオリンピックでメダルというのは奇跡的な事で、でもその『奇跡』はそれぞれが自分の役目を普通に果たしたことで起きたことだと仰っていたのが印象的でした。
とにかくスポーツの世界では膝をやったら終わり、靱帯を切ったら終わりという感覚があるが、きちんと段階を踏んで治療やリハビリを続ければ必ず復帰できると。ただその為には、選手自身も怪我を「医者に治して貰う」のではなく、「自分の怪我は自分で治す」という気持ちでリハビリに取り組んで欲しいと仰っていました。
大ちゃんは「僕みたいなヤツ(←「僕アスリートに向いてないですよね!」と自分で連呼しとりました/笑)でも復帰できたんですから、みなさんもあきらめずにがんばって!」と言うような事を。

今回のセミナーは一般の参加者が(つまり大ちゃんのファンが)多数を占めていた事もあって、「整形外科医」の仕事を理解して広めて欲しいという事も仰っていました。
整形外科とは「運動器」つまり体を動かす為のあらゆる機関を扱う領域で、これから益々重要度を増してくると。
スポーツをやっている人もそうだし、高齢化社会に向けて、自分の体を動かせる機能を長く保つこともこれから大切になってくるとのお話でした。

それから大ちゃんに関して、今回の震災でのチャリティー活動や、森下さんの「SEND TO 2050」への協力などにも触れ、社会活動にも積極的で、以前にもこういうセミナーに参加した事もあり、今回も大ちゃんの申し出で参加費を震災のチャリティーに充てる事になったというお話をされていました。

***

以上、ざっくりと全体を振り返ってみましたが、大変興味深い内容でしたので、もしかしたら原・吉田両先生の講演も含めて詳細を書き出すかも知れません。
時間がかかると思うし、録音していた訳ではないので、あくまでもメモを元にしたまとめになりますが。

ちなみにメモは、会場で配られていた久光製薬さん提供のレポードパッドをフル活用させて頂きました。
サロンパスでおなじみの久光さんは、製品の開発、販売だけでなく、こういった啓蒙活動への援助も積極的にされているんだそうです。ありがとう。

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必読です。