ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

戦闘準備

2006-09-29 22:20:01 | 日記
まあ、色んな意味で。

そろそろ鈴鹿行きの準備も進めております。
これでラストとは思いたくないけど、少なくとも来年は見る事のできない鈴鹿でのF1。しっかり生で見届けるのはもちろんですが、やっぱり放送も録画しときたい……と思いつつ放送予定見て目の前が真っ暗になりました。
日本GPに限ってフジが余計なゲスト呼び捲るのは最早恒例行事。その上アナウンサーは例のダサポエム……orz
これはCSの契約を増やすための陰謀か?と思いながらも速攻J:COMに電話しました。もちろんオプションでJスポプラスも付けて。これでキャンベルが見れるー♪

……という訳で。
フィギュアスケートっていうか大ちゃんおっかけも、そろそろ戦闘モードに入るべきなのかな? と思ってる所です。

思えば、トリノの時にはまだまともに演技も見てなくて、普通に「スポーツ選手」として彼を見てました(って言っても私がまともに見てるスポーツってF1だけですが)。
8位に終わったのを見て、「自分本来の演技が出来なかったのは悔しいだろうけど、まあそれも含めて実力の内だし。でもまだまだ伸び代ありそうだからこの先が楽しみかも」なんてクールに構えてたもんなんですが……。

「シアター・オン・アイス」の演技見た瞬間、「スポーツ選手」としての評価なんてどうでも良くなっちゃったんですよね、実は。
だってまさか、フィギュアスケート見て
(1)世界観が崩壊したり
(2)言語というものについての認識を改めたり
(3)時間と空間の概念について新たなインスピレーションを閃いたり
(4)右脳と左脳の働きについて考えさせられたり
(5)念能力による攻撃を食らったり
……するなんて思ってもいなかったじゃないですか。
ただもう演技を見て、感じて、考察してればそれでひたすら幸せっていう感じでした。

でも試合の季節が近付くとなると、モードを切り替えた方が良いのかも知れません。
やっぱり試合で結果を出した方が、皆に大ちゃんの存在を知って貰えるしメディアに露出して顔が見れる機会も増えるし、何より本人がそれを目指してるし。
それともう一つ、半年前に「こいつはまだまだ強くなる」って感じた自分の勘がどこまで当たるのかも確かめたいですしね。

そして本人もばっちり戦闘モードってことで山陽新聞ニュース
「自然体で滑る」 高橋大輔、シーズンインで決意語る 得意のステップに磨き
地方紙なだけに愛を感じる記事ですね。
「BRAVO!」の時に比べると髪もずいぶんすっきりしてます。覚悟完了?

BRAVO!を見る(後編)

2006-09-29 08:46:19 | 日記
前回の続き(→番組サイト)。
ちなみに今回セパタクローはありませんでした。

■男の駄話

多分前回未放送分な学食での会話
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遠藤「俺ホンマに(沙理奈に)言うとくわ」
高橋「……お願いします」
織田「それでフライデーとか載ったら俺爆笑するわ」
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こんな感じのゆるいノリがメインです。ていうか多分それ私も笑う。

予告にあったキャッチボールですが、大ちゃん暴投シーンはカットされてました。
遠藤さんに「二人とも太陽の下が似合わない」とか言われながらも、一応無難にキャッチボールをこなしつつ、「休みの日とかどうしてるん?」とか聞かれてました。
それは良いけど

高橋「スポーツあんま興味ないんですけど」
こんなこと言うスポーツ選手初めて見た。

二人とも、休みの日には遊びに行く派。でも遊びに行くのは、
高橋「梅田ー!」
織田「心斎橋ー!」
大ちゃんはキタ派、織田くんはミナミ派らしい。

場所を移して講義室でのトーク対決(?)
なんだかんだ言いつつ、二人にそれぞれ希望のプレゼントをあげてる遠藤さん。
なぜかレミオロメンのCDは取り合いになってましたけど。大ちゃんが好きなのは倉敷トークショーで知ってたんですが、織田くんもファンだったのは知らなかった。
あと、番組サイトにツーショット(この場合スリーショットだけど)写真がありますが、あれシャッター押してるの大ちゃんです。

……それにしてもやっぱり大阪の人の話術って独特のもんがあるなと思う、岡山から関西出て来てそろそろ4年目の私。日常会話で咄嗟にボケるとか地方出身者にはムリだから。
岡山は(ていうか地方は)今だにムラ社会っていうか稲作共同作業文化ひきずってるからあんまり主張しない方が生きやすいんだけど、大阪って商人の文化なんですよね。競争原理の上に成り立ってるから、言葉によるかけひきも発達してるというか。
なんか遠藤さんのしゃべり見てると、大ちゃんに対しては微妙に気を遣ってる感じがするけど、織田くんには「お前は(関西人やから)分かってるよな?」っていうコミュニケーションを取ってるように見える。私だけですか?

■高橋大輔観察日記

「オリンピックでは悔しかったけど、次のステップに進むことが出来た」みたいなことを、上手く言葉で説明出来ないみたいだったけど、言いたいことはなんとなくわかります。あの時、(本人的には)敗けたけど、敗けて初めて自分がどこへ向かって行ったら良いのか分かったみたいな、悔しいんだけど同時に今にも走り出したくてしょうがないような感じに見えたのを思い出しました。今まさに、目指すゴールに向かって全力で走り出したとこなんじゃないかという気がします。

で、ここからはサイトに掲載されてるコメントに関してなんですが、そのオリンピックで「周りの人たちが喜んでくれた」っていうのは、周りをよく見てる彼らしいなと思いました。あんまり周りにばっかり気を遣わなくていいよーとも思いますけどね。
今はそれ以上に、自分自身のモチベーションが高いから大丈夫ってことなんでしょうか。

私はオフシーズンに入ってからファンになったので、このオフの色んな(本来のスケート以外の)仕事を見て来た訳ですが、基本的にやって無駄にならない仕事を選んでるように見えます(誰が選んでいるのかは分かりませんが)。
テレビとかでも、番組の内容は大したことなくても、他の分野の一流のアスリートに出会えるのは有意義だと思うので。劇団四季の人たちとかもそうですが、一流の人に会うのって、それだけでパワーが貰えると思うんですよ。
今回出会った人に関して「スポーツ選手はみんなBRAVO!」と書いてあるのを見て、ちゃんとその出会いをモノにしてるんだなと思ってちょっと嬉しかった訳です。

あと、この番組で一番気になったCMは週間フェラーリラジコンカーでした。

男の夢~ホンダF1の魂~

2006-09-25 21:43:59 | F1
↑こんな番組やってました。

ホンダのF1への挑戦を順を追って見て行くと、何故か戦後の日本が見えて来る?
戦後の焼け野原から本田技研創業。マン島レース、そしてF1への挑戦。日本の工業技術が世界に認められた高度経済成長期。日本初のサーキット、鈴鹿の誕生と共に、日本のモータリゼーションが発展して行く。
そしてマクラーレンホンダを駆ったアイルトン・セナがチャンピオンとなった80年代。F1ブームはバブルの時代でもありました。そう言えばあの頃は、お金にモノを言わせてスポンサーとしてF1参戦する日本企業が結構あったな。レイトンハウスのブルーの車体は色がキレイで好きでした。
90年代、バブルの崩壊。ホンダのF1撤退&セナの死と共に日本でのブームも沈静化(面白かったのに勿体無い)。そして2000年代。再び挑戦を始めたホンダ。
F1は、そして日本はどこへ向かって行くんでしょーか?……などと、そんなことをふと思ったり。

でも一番びっくりしたのは、1965年の葉巻型のF1マシンのエンジン音がすごーくかっこ良かったこと。
恥ずかしながら私、「ホンダ・ミュージック」っていうのは無敵を誇った80年代の第二期に出て来た言葉だと思ってました。
60年代にはもう、「ミュージック」って呼ばれてたんですね。V12エンジン独特の甲高い音がなんとも気持ち良い。
あとさりげに、デイモン君のパパことグラハム・ヒルが動いてるのを初めて見たような気がします。

番組終盤はベルギーGPのドキュメント。
これ、普通に放送見てても全然状況が分からなかったので(特にバトンは終盤までほとんど映ってなかったから、いつの間にどうしてああなったのかさっぱりでした)、解説付きのダイジェストは分かりやすくて面白かったです。
ピットとドライバーの無線でのやりとりも(これが放送させるようになったのって割と最近ですよね)、字幕付きでよく分かる。
これを見るとバトンがちょっとかっこ良く見えるぞ(笑)。ていうか開幕から順を追って見て行くと、バトンがどんどんむさくなって行く……でも意外とヒゲ面が似合う。
実際、バトンもホンダもあの難しいレースをよく戦ったもんだと改めて思いました。

***

最後に、本田宗一郎氏の言葉から。
「挑戦して失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ」
「夢は捕まえるとまた逃げて行く。だからずっと追いかけて行く」
……これはF1に限らず、心に刻んでおきたい言葉かも知れません。

吹奏楽をあなどるなかれ

2006-09-22 21:17:31 | 日記
昨日(21日)は『ブラスト2:MIX』というのを観に行って来ました。
コンサートっていうかパフォーマンス?
基本はマーチングバンドなんですが、そのマーチングバンドの型を壊して新しいムーヴメントを作り出そう!という感じでございました。
去年はドラム&コー(金管&打楽器)がメインの編成だったそうですが、今年は木管楽器なども加わってより幅広く。
日本からは、稲垣正司というバトントワラーのお兄さんが参加。バトントワリングの世界チャンプだそうです。
という訳で、カラーガードも充実。

***

随所に斬新な演出を折り込みながら、でもやっぱり圧巻なのは彼ら本来のステージであるマーチングの技術でした。変幻自在のフォーメーション、ベルを前後左右に振り、激しく踊りながらの高度な演奏。
トランペット、トロンボーン、サックスなんかはやっぱりかっこいい。でも今回それと同じくらいに、クラリネットやフルートがかっこ良くて嬉しかった(私は中学生のとき、ブラバンでフルートをやってたのです)。フルートのソリストは背の高い黒人のお兄さんなんですよ。これがまたなんともCOOL。
以下、いくつか印象に残ったもの。

■「くまんばちの飛行」
バトントワラー稲垣くんの見せ場。群舞の時にはどうしても周りと合わせなければならないので微妙に押さえてる感じでしたが、ここはソロで超絶技巧全開。
バトンというと女の子のものというイメージがあるかも知れませんが、男の子のバトンはアクロバティックでかっこ良いんですよ。男子シンクロも定着したことだし、そろそろバトンボーイにスポットが当たっても面白いのにと私は思ってるんですが。
で、ここは同時にトランペットもすごかったです。「くまんばちの飛行」はバイオリンの速弾きで演奏する曲。管楽器でどうやるんだろう、と思ってたらこれが、特殊なミュートを使ったトランペットのソロ。……びっくりしました。まさかあんなテンポの速い曲をトランペットで吹けるとは。拍手喝采。

■「アランフェス協奏曲」
静かなギターのソロに合わせて、管楽器で伴奏を。やがて奏者たちは、一人、また一人と楽器を置いて、自分自身を楽器として奏で始める、つまり、歌い始めるのです。
やがて全員が楽器を置くと、クライマックスは完全なアカペラに。何とも荘厳な雰囲気。

■フィナーレ
「シング、シング、シング」のアレンジバージョンである「Swing Swing Swing」……なんですが、色んな曲が混じってます。
「ムーラン・ルージュ」の「SPARKLING DIAMOND」の一部とかね。ホーンセクションに激燃えです♪

……とまあこんな感じで、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ここの所、弦楽器系の音楽ばっかり聴いてたけど、やっぱり管も良いもんだと思いました。やっぱり人間の息を吹き込んで演奏するっていうのがね。パーカッションの響きも含めて、生命の息吹みたいなパワーと、型にとらわれない多彩な表現がブラスの魅力だと思います。

***

会場は「兵庫県立芸術文化センター」阪急西宮北口駅から直通の通路が付いてます。新しくってオシャレな建物。
ちなみに、こんなこともやるらしい↓↓↓

「茂木大輔生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会」
10月25日(水)19:00 R☆Sコンサート
10月26日(木)14:00 R☆Sコンサート
10月26日(木)19:00 パリ編

26日はまだちょっとだけS席のチケットがあるらしいので、興味のある方は是非。
R☆Sコンサートではラフマニの2番もやるみたいですよー。

BRAVO!をみる(前編)

2006-09-21 00:03:27 | 日記
関西ローカルで深夜にやってるスポーツ番組……みたいです。
詳しくはここらへんに。
大したネタじゃないけど、関西ローカルなので以下簡単に。

#24(9月19日)と#25(9月26日)が高橋大輔&織田信成(何故かニコイチ)の特集ってことでココリコ遠藤氏が関大へ。
学食でご飯食べながらインタビューって、なんかとってもデジャヴュな感じ。
深夜番組らしく(?)時々ヘンな画像加工が入るのがオシャレっぽいですね。

■遠藤氏スケートに挑戦(1)
「女性ファン急増中!!氷上のプリンスv」というありがちな紹介と共に関大コンビ登場。
すごくどうでもいいことなんですが、二人が左右からリンクサイドの遠藤さんところへ滑って来る所、素人なら「Σああっぶつかるー!」となりそうだなと思いました。平然としてぶつかる寸前にピタっと止まる二人を見てさすがだと思うアホな私。
大ちゃんリンクでは髪はロン毛のストレートになってました。ちょっと可愛い感じだけど、あれで演技するとまたスゴいことになりそうな。

■学食へ行こう(1)
大ちゃんは豚キムチ丼、織田くんと遠藤氏はツナクリームスパ。計980円遠藤氏の奢り。安い。ちなみに大ちゃんここでは髪の毛後ろで縛ってます。

■遠藤氏スケートに挑戦(2)
遠藤さん足首曲がってます。

■学食へ行こう(2)
プライベートな質問。「対照的な二人」ってネタかと思ったんですが、本当に対照的だった。
でも割と二人とも、これまで私が思ってた印象の通りかなと思います。

■ドキュメンタリー
マイナースポーツ「セパタクロー」にかける男のドラマ。
セパタクローって滅多に見る機会ないけど、見たら結構面白いんですよね。

■次回予告
キャッチボール。虫に驚いて暴投する大ちゃん。
教室で「あの時のオレって最高!」を書いて下さいと言われて困惑する二人。

***

全体に、織田くんと遠藤氏の関西人会話を横で聞いてウケてる大ちゃん、という構図が多かったような気がします。
ちょっと思う所があったのですが、次週も見てから書きます。多分。

***

9月13日に拍手コメント頂いた方、お返事が遅れてすみません。
そうですね。普段表には出さないけれど、内面では色々闇の深い部分まで見てるんだろうなと感じて、でもそこがものすごく魅力的です。
正直さが自分に向かっているというのもそうですね。自分を冷静に見る目というのは、いい大人でも持ってない人は持ってない。あの視点に恐さと潔さの両方を感じます。