今更だけど、折角行ったので覚え書き。
印象に残った事だけをつらつらと。レポートなどと呼べるような代物ではございません。
***
23日の昼、地元(倉敷)から遠征して来る相方を新大阪駅にお迎えに。
「昼ご飯、たこ焼きなんてどうかなーと思うんだけど」それで相方にもピンと来たようで、2人で『蛸之徹』行って参りました。普段自分でたこ焼きなんて焼かない岡山人二人、店員さんにフォローして貰ってなんとか不格好なたこ焼きを焼く。でもすごく楽しい&美味しかったです。
それにしても。
全日本だけでも3回目のなみはやドーム、今回が一番寒かったです。特に23日はスタンド席の前の方で、MOIではステージがある方よりの端っこ。どうもあのステージの向こうにサブリンクがあるらしく、冷気が伝わって来て寒いのなんの。
私も相方も年末の繁忙期の最中でして、今年は3連休の社会人に優しい日程だよねーとか言いつつ、2人で前日までの残業疲れ引きずって、寒い客席でもっこもこに着膨れてうつらうつらしながらの観戦。それでも試合が終盤にさしかかり、大ちゃんの出番が近づいて来る辺りから緊張感で目が覚めます。
■大ちゃんSP編
大ちゃんは最終第5グループ。6分間練習、素人目には4回転以外のジャンプは3A含めて危なげない感じ。3Aと4回転以外のジャンプの見分けが付かないけど(笑)。
その4回転を飛ぶのか否か。報道では飛ばない方向って言ってたし、でも予定表には4ー3とか書いてあるみたいだし、でも6分間練習では成功はしてなさそうだし、それでも「感触は悪くなかった」とか言って入れて来かねないのが大ちゃんだし、どうするどうするキミならどうする?
…とか思ってる内に演技開始。
多分みなさんご存じだと思いますけど、最近大ちゃん4T飛ぶ時背中に手を当てますよね。あれのお陰でジャンプの区別が分からない私にも、大ちゃんの4Tだけははっきり分かるんですが…。
In the garden of soulに合わせて滑り始めた大ちゃん、おもむろに背中に手を当ててる。
ちょっとまってだいちゃんこわい…とか私がひらがなで思ってる間に、跳んでましたよ。4回転。
跳んだ?!しかも決まった?!とか思ってるうちに続けてきれいに3回転。
叫びました。
今期初。…ってことは、ボルト除去手術後初めて試合できれいに決まった4回転ジャンプ。が、3回転付きのコンビネーションってマジどんだけ。
その後もまったく危なげのない出来。終わった瞬間立ち上がりました。年甲斐もなくぴょんぴょん跳ねてしまいましたよ。だってさ、ここで騒がないでどうする?!って思ったんですもん。
まさかコレを生で、目の前で見れるなんて。
この一年の私の苦労はこの為だったのかって感じでございますよ。
■大ちゃんFS編
24日は早めに入場すると、男子の最終グループの公式練習が見れるんですよね。何か大ちゃんがいきなり4-3を決めていたような気がする。あと自分の曲掛けの後、何度か練習していたのは、あれは多分4回転フリップの方なんじゃないかと思いました。
ジャンプの区別つかないけど、大ちゃんトゥーループだと背中に手を当ててまっすぐ助走して跳ぶんですよね。で、くるくる回ってから跳ぶのはフリップなのかなあと。
そんでもって試合本番。6分間練習で4回転の調子が今イチなのが気になってはいたんですが…(あとまあ、公式練習も含めてやけにいっぱいジャンプ跳んでるなとは思ってたんですが)。
最初の4回転の失敗。…は、まあ想定の範囲内として、その後2回も転んだのは流石に心臓に悪かったよ。後からコメントで出たように、疲れてるのかなという感じはしました。生で観てると、以外と失敗するジャンプは飛び上がった瞬間に「あ、失敗したな」と分かるもんなんですが、今回の大ちゃんのFSは、「あ、いけたかな…?」と見えてるのに、降りた所で踏ん張り切れずにべしゃっとなる、っていう感じでしたし。だから転倒しても回転は足りてて、その辺で細かく点を拾ってたお陰もあって逃げ切り優勝できたんだと思いますが…見てる方は心臓に悪かった(笑)。
ちょっとほろ苦いブルースになってしまいましたが、それでも2年振りの王座です。優勝おめでとう。
後で出て来たコメントで、反省モードで「こんな演技で勝ってはいけない」とか言ってるのを見て、やっぱり私この人好きだなと改めて思いました。
SPで出遅れてFSで追い上げるのと、FSで失敗してSPの貯金で逃げ切るのと、前者に比べて後者はどうしても印象が悪いんだけど、試合はSPとFSの総合で争うんだから勝ちに変わりはない。あのSPの見事な演技あっての優勝なんだから、堂々としてても全く問題ないんですけどね。
それでも、勝てば官軍とばかりにふんぞりかえるのではなく、FSの内容の悪さを素直に認めて反省する、そんな大ちゃんの人間性があるからこそ、何があっても応援したいと思う訳です。それに今迄もこういう悔しい思いこそ糧にして自身の成長に繋げて来た人だから、今回のこともきっと次に活かしてくれると思えますしね。
■羽生選手について
私FOIで彼の事を「こわいなあ」って書いてたと思います。予感的中☆
こわいなあと思った理由は、あの年でバンバン4回転を跳んでるだけではなくて、見せるセンスもありそうな所。
これは私の持論なんですが、スケートに限らずセンスって『種』みたいなもので、種のない所にどんだけ水を撒いても肥料を撒いても育たないけど、種を持ってれば、最初は未熟でも環境次第で伸びて行くと思ってます。上手いんだけどなんか味気ない選手がいる一方で、荒削りでも見てて楽しい演技をする選手がいるってそういう事かなと。
羽生選手は後者のタイプと思われるので、これは結果が出れば人気も出るだろうし、そういう意味でも大ちゃんに取って脅威だなーと思ってたんですが…。
「彼が4回転を跳んで来るから、負けられないと思って」と楽しそうに語る大ちゃんを見て、大ちゃんも私が思う以上に勝負師なんだなと改めて思いました。他人に対する攻撃性が皆無なので分かりにくいけど、同時にすごく負けん気は強いんだろうなと。荒川さんに「アーティストでもありアスリートでもある」って言われる所以なんでしょうね。
羽生選手の台頭は、大ちゃんに取ってもプラスになってるんだろうなと改めて思った全日本でした。
でも私たちは田中刑事くんを応援するのです。地元贔屓なものですから☆
■がんばれ刑事くん
そういう訳で倉敷の期待の新星・田中刑事くん。今回がんばってましたね!
彼は岡山や倉敷のリンクに遊びに行くと割とよく見かけるんですが(たまに倉敷のリンクで無料EXとかやってくれるし)。見る度に背も伸びて顔つきもすっかり男らしくなって(しみじみ)。JGPFではちょっと残念な結果に終わってしまったし、きっと悔しかったんじゃないかと思うんですが、今回はSP・FS共なかなか良い演技で(特にSP!)、シニアのお兄さんたちに混ざって堂々と戦ってましたね。SPはちょっと大ちゃんぽい振付けもありました。FSはプログラムも衣装もすごく似合ってた。ショルダーホルスターは男のロマンだ。
同世代の羽生くんとちょっと差が出来てしまったけど、焦らず自分のペースで成長して行って欲しいなと思います。ジュニア世界選手権がんばってね!
■翠松高校同窓会
今回4大陸選手権の男子シングルの代表が大ちゃんに加えて町田くん&無良くんてことで、全員倉敷翠松高校OBだなと思った次第。無良くんは岡山にいた期間短かったですけどね。
その無良くんですが、えらいかっこ良くなってませんでした?元々彼の男らしく骨格のがっしりした体型はかっこいいなと思ってたんですが、今回SP・FS共にラテンぽい曲で、衣装が両方共似合うのなんのって。加えて顔立ちも男っぽくなって、オールバックも顎髭も板に付いてるじゃありませんか。SPはちょっとミスが勿体なかったけど、FSでは豪快な4回転も見れて眼福でした♪
そして町田くんも、いつの間にかしゅっとした外見になっててびっくりしました。もしかして背も伸びた?顔つきも体つきも急に大人っぽくなったような。今回SP・FS共ミスの少ない良い演技で、スタオベもお花も多くて、予想以上の人気にびっくりしました。彼もセンスのある選手なので、ジャンプが決まると見応えありますね。
今度の4大陸選手権は、場所がちょっと特殊(標高が高くて色々大変らしい)なので何か色々読めないんですが、3人共がんばって次に繋がる良い演技ができるよう祈ってます。
■日本男子のトレンド=SE
シングルの競技プログラムはヴォーカル禁止…とは言え、特定の言語による歌詞さえ入ってなければOKって事でかけ声やスキャットは最近当たり前になって来てますね。それに加えて、音楽にSE(効果音)を取り入れたプログラムが気になった今大会でした。上手く使えば下手なヴォーカル曲よりも分かりやすいし、言葉の壁もありません。
山田耕新選手の唸るエキゾーストノートもモータースポーツファンとしてたまらんものがありましたが、やはり今回のSE大賞は佐々木彰生選手でしょう。フリーはジャンプの失敗が多く、終了後本人は凹んでるのに、観客は「いやーおもろいもんみせてもろたわー」と大満足。あんなに選手と観客のテンションにギャップのある演技を初めて見ました。しかし時代劇ファンの私的にはSPの忍者がツボ過ぎる。音源欲しくなりました。
こんなのあったんだ。
■その他いろいろ
・大阪でやる全日本はいつも、お花拾いキッズスケーターの衣装が可愛いと思います。今回も可愛かったー特に女の子のメイドさん風フリフリ衣装!
・アイスダンスに出場の平井絵己ちゃんいつの間にか外人さんと組んでた。アイスダンスよく分からないけど、前に見たときよりずっと上手くなってるような気がします。雰囲気もダンサーらしくなって、相変わらず美しかったです。
・そして倉敷出身では絵己ちゃん以来、女子シングルで上位に食い込めそうな子が出て来ましたね。友滝佳子ちゃん。前に見た時は田舎の素朴な中学生という感じでしたが、ちょっとお姉さんになってて、なんかいい感じのジャンプ跳んでました。この先の成長が楽しみです。
・女子はSPしか見れてないけど、鈴木明子ちゃんは本当にすごいと思います。NHK杯の時に大ちゃんも褒めてたけど、女子であれだけイキイキした躍動感のあるステップを踏める選手って世界的にも貴重。26歳にしてジャンプでもまだまだ上を目指しているというのもすごいと思うけど、ベテランの活躍を支えてるのは踊りのセンスの良さだと思います。
あくまで私の印象だけど、女子は特に身体の軽い10代の内に実績を積んどかないと世界で中々認められないというイメージがあるので、その10代の一番良い時期に試合に出られなかった明子ちゃんは相当なハンデを背負ってたんじゃないかという気がします。そこからコツコツと努力を積み上げて、世界でもトップレベルで戦える今の位置まで来れたというのが、本当に凄いと思います。
そういう意味では、あくまで素人目線だけど、村上佳菜子ちゃんは良い形で成長してるんじゃないでしょうか。先シーズンは若さを前面に打ち出して評価を固めて、シニア2年目の今年は大人っぽく変身。技術的な細かいことはよく分からないけど、今多少足踏みしていても、色々挑戦している事はこの先で芽が出るんじゃないかなと思います。SPは目の覚めるような素晴らしい演技でした。
明子ちゃんも佳菜子ちゃんも、今回3回転-3回転に意欲的にチャレンジした事が、将来実を結ぶと良いですね。それに踊れる選手はやっぱり見てて楽しいですしね。2人共がんばって欲しいです。
・会場内で、大ちゃんも今年から使ってるらしいエデアの靴を展示販売してて、初めて実物を手に取ったんですが、すごいですねあれ。スケート靴業界にもようやく技術革新の波が訪れたかと思いました。
とりあえずこんな所かな。MOIはまた後日に。
印象に残った事だけをつらつらと。レポートなどと呼べるような代物ではございません。
***
23日の昼、地元(倉敷)から遠征して来る相方を新大阪駅にお迎えに。
「昼ご飯、たこ焼きなんてどうかなーと思うんだけど」それで相方にもピンと来たようで、2人で『蛸之徹』行って参りました。普段自分でたこ焼きなんて焼かない岡山人二人、店員さんにフォローして貰ってなんとか不格好なたこ焼きを焼く。でもすごく楽しい&美味しかったです。
それにしても。
全日本だけでも3回目のなみはやドーム、今回が一番寒かったです。特に23日はスタンド席の前の方で、MOIではステージがある方よりの端っこ。どうもあのステージの向こうにサブリンクがあるらしく、冷気が伝わって来て寒いのなんの。
私も相方も年末の繁忙期の最中でして、今年は3連休の社会人に優しい日程だよねーとか言いつつ、2人で前日までの残業疲れ引きずって、寒い客席でもっこもこに着膨れてうつらうつらしながらの観戦。それでも試合が終盤にさしかかり、大ちゃんの出番が近づいて来る辺りから緊張感で目が覚めます。
■大ちゃんSP編
大ちゃんは最終第5グループ。6分間練習、素人目には4回転以外のジャンプは3A含めて危なげない感じ。3Aと4回転以外のジャンプの見分けが付かないけど(笑)。
その4回転を飛ぶのか否か。報道では飛ばない方向って言ってたし、でも予定表には4ー3とか書いてあるみたいだし、でも6分間練習では成功はしてなさそうだし、それでも「感触は悪くなかった」とか言って入れて来かねないのが大ちゃんだし、どうするどうするキミならどうする?
…とか思ってる内に演技開始。
多分みなさんご存じだと思いますけど、最近大ちゃん4T飛ぶ時背中に手を当てますよね。あれのお陰でジャンプの区別が分からない私にも、大ちゃんの4Tだけははっきり分かるんですが…。
In the garden of soulに合わせて滑り始めた大ちゃん、おもむろに背中に手を当ててる。
ちょっとまってだいちゃんこわい…とか私がひらがなで思ってる間に、跳んでましたよ。4回転。
跳んだ?!しかも決まった?!とか思ってるうちに続けてきれいに3回転。
叫びました。
今期初。…ってことは、ボルト除去手術後初めて試合できれいに決まった4回転ジャンプ。が、3回転付きのコンビネーションってマジどんだけ。
その後もまったく危なげのない出来。終わった瞬間立ち上がりました。年甲斐もなくぴょんぴょん跳ねてしまいましたよ。だってさ、ここで騒がないでどうする?!って思ったんですもん。
まさかコレを生で、目の前で見れるなんて。
この一年の私の苦労はこの為だったのかって感じでございますよ。
■大ちゃんFS編
24日は早めに入場すると、男子の最終グループの公式練習が見れるんですよね。何か大ちゃんがいきなり4-3を決めていたような気がする。あと自分の曲掛けの後、何度か練習していたのは、あれは多分4回転フリップの方なんじゃないかと思いました。
ジャンプの区別つかないけど、大ちゃんトゥーループだと背中に手を当ててまっすぐ助走して跳ぶんですよね。で、くるくる回ってから跳ぶのはフリップなのかなあと。
そんでもって試合本番。6分間練習で4回転の調子が今イチなのが気になってはいたんですが…(あとまあ、公式練習も含めてやけにいっぱいジャンプ跳んでるなとは思ってたんですが)。
最初の4回転の失敗。…は、まあ想定の範囲内として、その後2回も転んだのは流石に心臓に悪かったよ。後からコメントで出たように、疲れてるのかなという感じはしました。生で観てると、以外と失敗するジャンプは飛び上がった瞬間に「あ、失敗したな」と分かるもんなんですが、今回の大ちゃんのFSは、「あ、いけたかな…?」と見えてるのに、降りた所で踏ん張り切れずにべしゃっとなる、っていう感じでしたし。だから転倒しても回転は足りてて、その辺で細かく点を拾ってたお陰もあって逃げ切り優勝できたんだと思いますが…見てる方は心臓に悪かった(笑)。
ちょっとほろ苦いブルースになってしまいましたが、それでも2年振りの王座です。優勝おめでとう。
後で出て来たコメントで、反省モードで「こんな演技で勝ってはいけない」とか言ってるのを見て、やっぱり私この人好きだなと改めて思いました。
SPで出遅れてFSで追い上げるのと、FSで失敗してSPの貯金で逃げ切るのと、前者に比べて後者はどうしても印象が悪いんだけど、試合はSPとFSの総合で争うんだから勝ちに変わりはない。あのSPの見事な演技あっての優勝なんだから、堂々としてても全く問題ないんですけどね。
それでも、勝てば官軍とばかりにふんぞりかえるのではなく、FSの内容の悪さを素直に認めて反省する、そんな大ちゃんの人間性があるからこそ、何があっても応援したいと思う訳です。それに今迄もこういう悔しい思いこそ糧にして自身の成長に繋げて来た人だから、今回のこともきっと次に活かしてくれると思えますしね。
■羽生選手について
私FOIで彼の事を「こわいなあ」って書いてたと思います。予感的中☆
こわいなあと思った理由は、あの年でバンバン4回転を跳んでるだけではなくて、見せるセンスもありそうな所。
これは私の持論なんですが、スケートに限らずセンスって『種』みたいなもので、種のない所にどんだけ水を撒いても肥料を撒いても育たないけど、種を持ってれば、最初は未熟でも環境次第で伸びて行くと思ってます。上手いんだけどなんか味気ない選手がいる一方で、荒削りでも見てて楽しい演技をする選手がいるってそういう事かなと。
羽生選手は後者のタイプと思われるので、これは結果が出れば人気も出るだろうし、そういう意味でも大ちゃんに取って脅威だなーと思ってたんですが…。
「彼が4回転を跳んで来るから、負けられないと思って」と楽しそうに語る大ちゃんを見て、大ちゃんも私が思う以上に勝負師なんだなと改めて思いました。他人に対する攻撃性が皆無なので分かりにくいけど、同時にすごく負けん気は強いんだろうなと。荒川さんに「アーティストでもありアスリートでもある」って言われる所以なんでしょうね。
羽生選手の台頭は、大ちゃんに取ってもプラスになってるんだろうなと改めて思った全日本でした。
でも私たちは田中刑事くんを応援するのです。地元贔屓なものですから☆
■がんばれ刑事くん
そういう訳で倉敷の期待の新星・田中刑事くん。今回がんばってましたね!
彼は岡山や倉敷のリンクに遊びに行くと割とよく見かけるんですが(たまに倉敷のリンクで無料EXとかやってくれるし)。見る度に背も伸びて顔つきもすっかり男らしくなって(しみじみ)。JGPFではちょっと残念な結果に終わってしまったし、きっと悔しかったんじゃないかと思うんですが、今回はSP・FS共なかなか良い演技で(特にSP!)、シニアのお兄さんたちに混ざって堂々と戦ってましたね。SPはちょっと大ちゃんぽい振付けもありました。FSはプログラムも衣装もすごく似合ってた。ショルダーホルスターは男のロマンだ。
同世代の羽生くんとちょっと差が出来てしまったけど、焦らず自分のペースで成長して行って欲しいなと思います。ジュニア世界選手権がんばってね!
■翠松高校同窓会
今回4大陸選手権の男子シングルの代表が大ちゃんに加えて町田くん&無良くんてことで、全員倉敷翠松高校OBだなと思った次第。無良くんは岡山にいた期間短かったですけどね。
その無良くんですが、えらいかっこ良くなってませんでした?元々彼の男らしく骨格のがっしりした体型はかっこいいなと思ってたんですが、今回SP・FS共にラテンぽい曲で、衣装が両方共似合うのなんのって。加えて顔立ちも男っぽくなって、オールバックも顎髭も板に付いてるじゃありませんか。SPはちょっとミスが勿体なかったけど、FSでは豪快な4回転も見れて眼福でした♪
そして町田くんも、いつの間にかしゅっとした外見になっててびっくりしました。もしかして背も伸びた?顔つきも体つきも急に大人っぽくなったような。今回SP・FS共ミスの少ない良い演技で、スタオベもお花も多くて、予想以上の人気にびっくりしました。彼もセンスのある選手なので、ジャンプが決まると見応えありますね。
今度の4大陸選手権は、場所がちょっと特殊(標高が高くて色々大変らしい)なので何か色々読めないんですが、3人共がんばって次に繋がる良い演技ができるよう祈ってます。
■日本男子のトレンド=SE
シングルの競技プログラムはヴォーカル禁止…とは言え、特定の言語による歌詞さえ入ってなければOKって事でかけ声やスキャットは最近当たり前になって来てますね。それに加えて、音楽にSE(効果音)を取り入れたプログラムが気になった今大会でした。上手く使えば下手なヴォーカル曲よりも分かりやすいし、言葉の壁もありません。
山田耕新選手の唸るエキゾーストノートもモータースポーツファンとしてたまらんものがありましたが、やはり今回のSE大賞は佐々木彰生選手でしょう。フリーはジャンプの失敗が多く、終了後本人は凹んでるのに、観客は「いやーおもろいもんみせてもろたわー」と大満足。あんなに選手と観客のテンションにギャップのある演技を初めて見ました。しかし時代劇ファンの私的にはSPの忍者がツボ過ぎる。音源欲しくなりました。
こんなのあったんだ。
■その他いろいろ
・大阪でやる全日本はいつも、お花拾いキッズスケーターの衣装が可愛いと思います。今回も可愛かったー特に女の子のメイドさん風フリフリ衣装!
・アイスダンスに出場の平井絵己ちゃんいつの間にか外人さんと組んでた。アイスダンスよく分からないけど、前に見たときよりずっと上手くなってるような気がします。雰囲気もダンサーらしくなって、相変わらず美しかったです。
・そして倉敷出身では絵己ちゃん以来、女子シングルで上位に食い込めそうな子が出て来ましたね。友滝佳子ちゃん。前に見た時は田舎の素朴な中学生という感じでしたが、ちょっとお姉さんになってて、なんかいい感じのジャンプ跳んでました。この先の成長が楽しみです。
・女子はSPしか見れてないけど、鈴木明子ちゃんは本当にすごいと思います。NHK杯の時に大ちゃんも褒めてたけど、女子であれだけイキイキした躍動感のあるステップを踏める選手って世界的にも貴重。26歳にしてジャンプでもまだまだ上を目指しているというのもすごいと思うけど、ベテランの活躍を支えてるのは踊りのセンスの良さだと思います。
あくまで私の印象だけど、女子は特に身体の軽い10代の内に実績を積んどかないと世界で中々認められないというイメージがあるので、その10代の一番良い時期に試合に出られなかった明子ちゃんは相当なハンデを背負ってたんじゃないかという気がします。そこからコツコツと努力を積み上げて、世界でもトップレベルで戦える今の位置まで来れたというのが、本当に凄いと思います。
そういう意味では、あくまで素人目線だけど、村上佳菜子ちゃんは良い形で成長してるんじゃないでしょうか。先シーズンは若さを前面に打ち出して評価を固めて、シニア2年目の今年は大人っぽく変身。技術的な細かいことはよく分からないけど、今多少足踏みしていても、色々挑戦している事はこの先で芽が出るんじゃないかなと思います。SPは目の覚めるような素晴らしい演技でした。
明子ちゃんも佳菜子ちゃんも、今回3回転-3回転に意欲的にチャレンジした事が、将来実を結ぶと良いですね。それに踊れる選手はやっぱり見てて楽しいですしね。2人共がんばって欲しいです。
・会場内で、大ちゃんも今年から使ってるらしいエデアの靴を展示販売してて、初めて実物を手に取ったんですが、すごいですねあれ。スケート靴業界にもようやく技術革新の波が訪れたかと思いました。
とりあえずこんな所かな。MOIはまた後日に。