先週、パパがいなかったので実家へお泊りしました。
うちと実家は近いので(車で5分)、パパが出張でいない時はお泊りしているんですよ。
実家のじぃじとばぁばは、カワイイ孫が泊まりにくるので、喜んでくれてます(多分…)。
実は、実家の両親はドライブ旅行が大好きで休みの日にはよく簡単に近県に行くんですよ。
私が独身の時は家でボーっとしていたら「出掛けるよ~
」って、
気付いたら富士山5合目
とか、清水寺・・・金毘羅・・・
ってよくありましたよ
週末、飛騨高山の方に行ってきたみたいです。
高速が通ったのでよく行くようになりました。
うちはまだ行った事ないんですけどね。行きたいなぁ~。
そこで道の駅やスーパーに寄って、その土地の物を買うのが大好きなんです。
今回は
『ささげ』と『なつめ』を買ってきたみたいです。
まずは『ささげ』。
生産地 高山市朝日町です。
道の駅ひだ朝日村で買ったものみたいです。
『ささげ』について調べてみました。
★「あきしまささげの歴史(いわれ)」
インゲンマメの野生種は中央アメリカ高原に分布しており、中南米が原産地ではないかとされる。
日本へは、帰化僧侶隠元禅師により中国から伝えられ(1654年)、その僧侶の名にちなみ名づけられたといわれている。
非常に多くの品種に分化している。
地方によっては別の地方名で呼ばれており、北海道、東北、関東地方ではササゲと呼ぶ地方がある。
(参考文献:「青葉高著作選Ⅰ 日本の野菜」 )
飛騨地方での栽培の来歴は定かではないが、古くより7月上旬(土用)頃から収穫できるため「土用ささげ」の名で、夏に播き、秋採り用品種として栽培が続けられてきた在来種である。
秋に収穫が本格化し気温の低下とともに莢の表面に紫色の美しい縞模様が現れることから「あきしまささげ」と呼ばれるようになった。
★「あきしまささげの栽培状況・方法」
現在、飛騨蔬菜出荷組合の91戸の生産者が6.1 ha栽培している。
5月下旬播種では7月下旬から10月にかけて収穫、7月上旬播種では8月下旬から10月にかけて収穫する。
「飛騨のあきしまささげ」の名称で市場に出荷する他、直売所でも販売。
販売量は45t。
煮しめ(醤油味)、胡麻和え、サラダや天ぷら等に利用する。
★「あきしまささげの特徴」
つる性の莢用品種では草丈は3mにもなる。
草勢は強く分枝も多い。
莢の長さは10~15㎝で幅は1㎝ほど。
紫色の縞模様は湯通しすると鮮やかな緑色に変化する事から「湯上り美人」の愛称を持ち、他のインゲンマメと比べると莢のすじがなく、味・風味がとても良い。
母は地元の人に食べ方を聞いて、天然のキノコとカボチャと一緒に煮ていましたよ。
『なつめ』はあまり富山で売っているのは見た事ないですよね。
『なつめ』について調べてみました。
★「なつめの歴史(いわれ)」
わが国では果実生産はなく、庭木として植えられている程度である。
発芽が遅く夏に芽をだすのでナツメ(夏芽)と呼ばれている。
飛騨になつめがもたらされたのは、7世紀末の壬申の乱で新羅の僧「行心」が大津皇子の謀反にくみし、飛騨の伽藍に流刑された際だとの言い伝えもあり、奈良の都を思う真情から「奈都女」ともされている。
★「なつめの伝承方法」
原産地の中国北部にはたくさんの品種があり、中には大果や種無しの品種もあるが、日本には小果の1種類しかない。
多くは苗木を購入して増やしている。
★「なつめの伝統・文化とのかかわり」
飛騨地域の多くの庭先に植えられていたため、家庭でいろいろな方法で食べられてきた。
一般的には煮詰めなど加工品や乾燥させて漢方薬の原料として使用するが、飛騨地域では生食でも食べられている。
★「なつめの栽培状況・方法」
クロウメモドキ科の植物で、落葉低木で大きさは10mほどになる。
一般的には開花期は4~5月、結実期は7~9月。
飛騨地方では9~10月中旬ごろが食べごろとなる
果実はやや卵円形か楕円形で、長さ2~3.5㎝、直径1.5~2.5㎝。
★「なつめの特徴」
表面は暗紅色で臭いはほとんど無く、味は良くて甘い。
生食用には熟れた実の方が美味しいが、加工用には色つきの少ない実の方が煮くずれしない。
なつめの実は生で食べる人もありますが、干したなつめを煎じて飲んだり、果実酒として飲んでも効くと言われている。
(ささげ、なつめ共に
『飛騨 伝統野菜・特産野菜』HPより参照しました)
今回、『なつめ』をお裾分けしてもらったので
『なつめの甘煮』を作って見ました
〔材料〕
なつめ・・・758g
水
ザラメ・・・379g(なつめの半量)
〔作り方〕
①なつめはきれいに洗い、痛んでいる物や枝は取り除きます。
②鍋になつめを入れ、ヒタヒタになるくらいの水を入れます。
③強火にかけて沸騰させ、沸騰したら中火にして煮ます。
煮ている間はアクをこまめに取ります。
④何個か皮が破れてきたら、ザラメを入れ溶けるまで煮ます。
ザラメが完全に溶けたら火を消して蓋をし、一晩置きます。
なつめは煮るととても食べやすく