遠くには青空も見えているのに、雨。
マグリットの絵みたいな空。
寒いし。
ゆうべは「ブラタモリ」を見ているうちに寝てしまって、
起きたら11時。
土曜日の夜は始まったばかり、どころか、
始まる前に終わってしまった感じ。
ひょうきん族がなつかしい。
案内役の方、ゲストの女優さんかと思ったら、
大学の先生なんだそう。
「有頂天家族」が録画できてなくて、
本格的にレコーダーがやばいのかと思ったら、
予約するのを忘れてただけだった。
4年前の、かいがいの人の反応っていうのを見てみると、
タヌキに知性があるかどうかということに、
とてもこだわってる感じなのがおもしろい。
食べるからにはおいしく食べる、感謝する、
っていうところもわかってもらえるといいなと思うけど、
恵方巻きとか廃棄食品の山のことを考えたら、
えらそうなことは言えない。
ウナギだって注文してからはじめてさばくもので、
スーパーやコンビニで手軽に食べていいようなもんじゃないんだろうし。
マグロもお手軽に食べ過ぎ。
だからいなくなってしまうんだからしかたがない。
それについては返す言葉は見つけにくい。
でも、バカ正直にへりくだったあげく一方的に責められると、
お前らはどうなんだって言いたくはなるけど。
「NFL倶楽部」はスーパーボウル。
ずいぶん前のことみたいに感じるけど、
まだ一週間たってなかったのか。
ファルコンズ有利の試合の流れを変えた、
あの「3rdダウン残り1ヤードの選択」のふたりの考えが聞きたかった。
海外ではギャグをやると必ずもう1回やってくれって言われる、
っていうのはなんでなんだろう。
それもおもしろいな。
「鬼平」もおもしろかった。
親孝行のいい話からまさかのオチ。
こんな話だったっけと思ったら、
原作とドラマとアニメと全部違うらしい。
気になる。
土師孝也さんっていうとスネイプ先生とか、
いい役なのか悪役なのかわからないのが多い感じ。
アミバとトキがそうだったし、
十二国記の塙王もそんな感じ。
テディ・ボマーはどうなんだろ。
「新釈 走れメロス 他四篇」を読んだ。
万城目さんの「悟浄出立」と、
たぶん入口はちょっと近いんだけど、出口はぜんぜん違った感じ。
連作で登場人物とかが少しづつつながっているようだったので、
最後に世界がぱーっと開かれるっていうのを期待してたら、
そうはならなかったのでちょっと残念だった。
「走れメロス」がやっぱり一番この方の本領発揮というところなんだろうけど、
「桜の森の満開の下」のような闇の部分も持っている人。
人間の悪意とか、そういう厭な部分を書かないと、
深みがないとか文学的ではないとかいってしまうような評論家とか、
編集者の人たちがいまでもいるのかどうかわからないけど、
あまりそういうのに引っぱられすぎないで、
笑いで突っ走るものを書き続けてほしいなあと思う。