コムーネ宮にはヴァイオリン展示場
「サラ・ディ・ヴィオリーニ」がある。
アマティ
ガルネリ
ストラディヴァリなど
すごい楽器が展示してあるという。
日本から持って行ったイタリアの本に
クレモナは2ページしか無い。
そこに載っている小さな地図の
コムーネ宮を目指す。
しかし、
探しても探しても見つからない。
その途中、日本人のおじさんおばさん4人を案内している
日本人らしきおじさんを見た。
仕方ないので、イタリア人のお母さんと娘さんを捕まえて
地図を見せながら「コムーネ宮ってどこかしら?」
と聞くと、「あの建物よ。」
地図と違う物を指さす。
仕方ないので行ってみる。
イタリア人親子に言われた建物をぐるぐるしていても分からず
また別のイタリア人のおばさんを見つけて
今度は「ヴァイオリンがたくさん飾ってあるのはどこかしら?」
と聞いてみた。
おばさんはイタリア語で何か言っていたけど分からなくて、
おばさんは私の「ヴァイオリン」という単語だけ分かったみたいだけど
なぜか「こっち、こっち」と
チケット売り場につれて行ってくれた。
チケット売り場のお姉さんが
「ヴァイオリン見に来たの?」
「そう」
「チケットはここで買うのよ。ヴァイオリンがあるのはあっちだけどね。」
とチケットを売ってくれて
展示場の入り口はあっちの階段を上るように言ってくれた。
階段を上り始めると
なんとさっきの日本人のおじさんおばさん4人組と
それを案内するおじさんが階段を下りてきた。
あの人達もヴァイオリン見たんだ!
階段を上がると女性の警備員が
私からチケットを受け取ると
鍵を取り出してドアを開けてくれた。
貸し切り
名器がたくさん。すごーい。
いろいろ見比べて
「この中で自分の物に出来るのなら、この楽器が一番好きかな?」
など大胆なことを想像したりして楽しんだ。
これもたっぷり堪能したので
警備員さんにお礼を言うと、また鍵を掛けていた。
チケット売り場に戻り、
展示してあった楽器でいろいろ演奏してある
というCDを2枚も購入してしまった。
そう
日本から持ってきた本!地図間違ってるよ!
この旅の最後の目的、バイオリン製作学校を見てみようと考えていた。
街を歩いていると、なんと
さっきの4人のおじさんおばさんと案内のおじさんにまた会った。
ええい!聞いてしまえ。日本語で声をかけた。
「すみません。ヴァイオリン製作学校はどこでしょう?」
「ああ、今試験中だから入れませんよ。」
「そうですか。いいんです。建物だけでも。」
「ヴァイオリン関係の人?」
「ヴァイオリンやっていてクレモナに来てみたかったんです。」
「.......こっち来て。」
と足早にインフォメーションセンターに連れて行かれた。
イタリア語で何か話してたくさん資料をもらって
それを私にくれた。
「これが地図で、これはパンフレット。
あとこれがクレモナのヴァイオリン制作者の名前と住所と電話とメールアドレスが全部載っているから。ヴァイオリン製作学校はここね。じゃあ。」
とものすごい早口で言って去って行かれた。
写真がその資料。
すごい。普通の人がもらえないようなヴァイオリン制作者の資料もらってしまった。
ひえっ
私みたいな素人が、いいのかしら?
続く.......。
ぽちっと応援して頂けたら嬉しいです
にほんブログ村
にほんブログ村