ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

ねむりねずみ

2009-01-15 21:36:42 | 本と雑誌
ねむりねずみ (創元推理文庫) ねむりねずみ (創元推理文庫)
価格:¥ 693(税込)
発売日:2000-11

今日読み終わった本は近藤史恵『ねむりねずみ』である。
久々の長編であった。今日一日で読み終わった257頁。
南台クリニックで信じられないくらい待たされたからである。
検尿から血圧、血液検査までに1時間15分。
ずーっと読書が出来た。というかまさかねぇ、そんなに待つ事は
いままで無かったのだ。初めから判っていたら
どうでも良い検査は止めにして薬だけもらえば良かったのだ。
問診までが45分。問診3分。
会社を休む以外には通院は出来ない所が辛い所だ。
2時間の読書時間を貰ったわけだけど、
周りのばぁさんの元気な大きな声のお陰で集中する鍛錬になった。
病院に来る人は、皆結構大きな声の人が多い。
なんだか、入ってはいけないテリトリーに迷子になったような
気分である。
薬屋さんに寄ったら、そこもばぁさん達のテリトリーであった。
薬のひとつひとつの効能を読み上げる必要はないだろう?
薬が効いたのが判るのかいつかは個人差があるものである。
薬剤師さんは丁寧に答えていたけど
『一般的には・・・』『個人差があるので・・・・』
ばぁさんは行列を長くする名人である。
『食後の後に飲むような薬』を貰った事に対して
『朝7時に食べる時と9時に食べる時があるのよ、あたし。
で、この薬はいつ飲めばいいんだい』
だから、食後っていってんだから、食べた後だよ!って
心の中で怒鳴りつける私だ。
どうも、急ぎの用事もあるわけではないのに、せっかちな私だ。
この性格が病気を招くに違いない。穏やかに、穏やかに。
年寄りを労わろうではないか、
このようなお客様も世の中にはいるのだ、
自分の仕事に活かしていこう。判りやすい文章を作ろう。
なんとなく、今日、病院で時間がかかったのか判った事だし。