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梅雨の晴れ間

2006年07月13日 | 身辺雑記
蒸し暑いです。

蒸し暑いと、みんな体調が悪くなったり、精神的に不安定になるんでしょうか。
私も、ちょっといらついてました。

「ちょっと、これやって来てくれないかな」

暫くの沈黙。

なんだよ、やりたくないのかよ。なんて思っていると。

「どうやるのか解らないから、出来ないよ」

やっぱり、やりたくないんだな。

「解ったよ、もういいよ、頼まないから」

怒ったような顔で、
「やり方が解らないのに、引き受けられないよ」

なに言ってやがんだ、引き受ける気持ちが無いから、出来ない理由を探してたんだろ。引き受ける気持ちが有るんなら先に、どうすればいいか聞くはずだろ。

「だから、嫌ならいいんだよ、無理にやってもらおうなんて思ってないんだから」

その瞬間、激怒した声が帰ってきた。

「だれも、嫌だなんて言ってないだろ。なんにも解らないのに、ただこれやって来てなんて言われたって、何をどうしていいのか解らないじゃないか。いつも、そうやって、俺になんにも言わないで勝手に決めつけるなよ」


この辺で、漸く私も平常心を取り戻してきた。

息子は、情報が無いと動き出せないタイプだったんだな。
始めの、「ちょっと、これやって来てくれないかな」の言葉を違う形で投げかけるべきだったんだ。
それから、自分が「どうやればいいの?」って云う言葉を待っていたんだってことに気付いた。
その時、「どうやるのか解らないから、出来ないよ」って言われて、期待を裏切られた様な気分になっていた。

ふたりとも、この関係を修復しないといけないと思っていたようで、息子が話し出した。

「なにも、やるのが嫌だった訳じゃないよ、情報も無いのに引き受けられないじゃないか。俺もはじめに『どうやればいいのか教えて』って言えば良かったんだと思う。だけど『無理にやってもらおうなんて思ってない』なんて見捨てるような事を言わなくたっいいじゃないか。どうしてそこで、俺のことを救う様な事を言ってくれないんだよ」

成る程な、俺の言葉にも態度にも、配慮が欠けていたな。
よくよく考えると、自分の気持ちを優先していて、息子の気持ちを考えていなかったってことだな。

その後、暫くこの件について、自分はこう思っていた。こうして欲しかった。ってことをお互いに話し、相手の気持ちを理解しあった。

「配慮はするが、遠慮はしない」
今日は、配慮に欠けていた。
蒸し暑さのせいにしてばかりはいられない。


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