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コンフリクト

2006年07月18日 | コーチング
コーチは、常にコーチングについて勉強しています。
学び続けることが、自らのコーチングスキルを磨くことになり、クライアントのゴールへの過程をより短縮することに繋がるからです。

今回の勉強は、十数人によるロールプレイングでした。
参加者中から、選ばれた人がクライアント役になり、今抱えている問題を発表して、自分をコーチしてもらいたい人を指名します。

大変名誉なことに、何故か私がコーチ役の指名を受けました。

テーマが、これが厄介なことに、「コンフリクトな同僚とどう付き合うか」と、云うことでした。

このコンフリクトと云うのは、「人と対立する」と云うことです。
コンフリクト傾向のある人達をタイプ別に分けると次のようになります。
・攻撃的
・不平不満
・沈黙
このようなタイプが、混ざり合っている人も居ます。

それで、コーチングのロールプレイなんですが、持ち時間が5分間なんですね。
この間に、クライアントに新たな気づきや、問題に対する解決策、或いはヒントを示さなければなりません。

先ずは、質問をしてみました。
「その人の問題なところはどんなところなんですか」
「何でも人のせいにする人で、リーダーシップがないんです」

今考えれば、ここで私はチョッと違う方向へ進んでしまったようです。
「人のせいにするってどういうことですか」
質問と応答をくりかえしながら、核心に近づけないまま、残り1分。

「それでは、その人のことについて、個人的にはどんなことを知っていますか」
通り一遍な答えだったので、「困った人だ」と悩んでいる相手のことを、どれだけ知っているのかを直接聞いてみました。

クライアントは、しばし沈黙。
相手の個人的な事は知らなかったし、興味も持っていなかった。相手が苦手なタイプなので敬遠していた。
と、云うことだったんです。

残念ながら、ここでタイムアップ。

何でも、人のせいにする、リーダーシップがないと、言っていた相手のことを、理解しようとしたことがない、と気付いていただけた事が成果でして。

限られた時間の中で、クライアントの話を聴きながら、どうやって視点を変えようかと次の質問を用意したり、クライアントの答えになんと返答しようかと考えたり、頭をフル回転させての5分間でした。

後から振り返って、ああすれば良かった、こんな質問が良かったのかな、なんてことを考えるのも、又、勉強になりました。

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