masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

不可解過ぎる小売市況

2015年05月16日 | ガソリンスタンド2

5月13日 ぜんせき (※青系文字がmasumi)

系列SS2.5万ヵ所割れ寸前
元売社有SSの減少にブレーキがかかる一方で、販売業者所有SSの減少には歯止めがかからない状況が続いている。

SS過疎地説明会がスタート 業界と地域の連携要請 エネ庁
SSの過疎地対策にはSSの経営努力に加え、住民・自治体が一体となってSSをサポートしていく必要がある。


論説 不可解過ぎる小売市況の出現
ガソリン小売市況が極めて不可解な状況になっている。
主因の一つは透明性の欠如が進む現行の仕切り体系だろう。
「本当の仕入れ値はいくらなのか」と販売業者に困惑が広がっている。
こうした状況下で、健全な小売市況が形成されるわけがない。

「今週も卸は値上げ。そうしたなか125円の小売価格が不当廉売にならないのなら、系列仕切りだけでなく、もはや業転指標すら割高に不透明化し出したと考えるしかない」(PBSS)

※このブログで当初書いていたことが現実になりました。

「系列でも証明付きなら業転OK」など茶番劇です。




系列量販安値で歪む市場 高まる仕入れ不公平感
元売のサインポールを掲げ、仕切りに近い価格で販売する広域業者のSS・・・

相次ぐ指摘、募る不満 業転問題の解消を
15円格差は異常
我々の仕切り以下で販売しているPBや元売販社のSSがいくつもある・・・


※※※

業転との卸格差が報道されたけど全然反響がないですね。
市内にはPBや無印がないからかも知れないけど、やっぱりテレビでやらなきゃダメなのかな?

因みにいくらテレビや新聞で「卸格差」が報道されても、それで流れが変わるとは思っていません。
消費者は「安い方が良い」のです。
「安売り規制は消費者の利益を損なう」なのです。
「安い店で安く買う」という消費者の利益のために「高い店」が必要です。


でもまぁ業転との卸格差が報道されたから、あとは系列内の卸格差と他社買い(規制緩和以降のガソリンスタンド)が報道されたら、このブログで「業界の事を書く」というmasumiさんの役目は終わるかな、と思ってます。


5月16日 燃料油脂新聞

このあたりの商圏が今までどのような状況だったのが知りませんけど、既に価格競争から時を経ているのであれば、これまで高値で昔ながらのままにやってきた地場業者はそれほど不安になる必要はないと思います。

規制緩和以降、(高値の3者店の存在のお蔭で)安値集客が可能だった業者の、これからが、本当の力の見せ所になるでしょう。



*****

卸格差を知らない消費者のなかで系列仕入れを貫いて、或は他社買いを選択しながら、
そうして店を畳んでいった元同業者の方たちは、
あの読売新聞の記事に何を思ったのでしょうか・・・