10月7日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)
値上げ機運も調整値引きが阻害
長引く市況低迷に疲弊
仕切り(卸値)は2週連続の値上げで計4円50銭も上がっています。
しかしこれは“建値”。
でも・・・
元売からの事後的な調整値引きは特約店によって金額も時期も違うそうで、
その特約店からの3者店に対する調整も同じくなので・・・
・・・って、
ヘンテコリンな商慣行のせいで、皆、身動きが取れない状態なんですね(==;
ということで、(今のところ)市況はそのままです。
もし調整が無かったら、お陀仏ですね。
静岡県有力卸売筋を直撃
元売合併・再編後 系列仕切り、業転どうなる?
ガソリン需給タイト化続く背景とは
(商社が業転不安を煽って有力PBに接近している)
まぁ大袈裟に言えば、脅しだよね。
やっぱり元売がSS業者に背番号を付けた例の流通証明で縛りを付け、元売も“2+1”に再編されるからね。
(業転=安いというイメージはこれから変わってくる可能性があるかもしれないがブランド料やフレート料(ローリー運賃)は含まれていない)
元売が系列仕切りで試算している部分には、極めて割高なブランド料と日本一高いフレート料が加算されることになるからね。
系列SS業者はそこをどう判断、解決していくかだよね。
結局、元売っていうのはみんなを上手にだますことを考えているから、極めて割高なブランド料、日本一高いフレート料っていうことになり、
元売は自分たちにとってプラスになることを隠しながら、どういう言葉に埋め込んでいくのかをシステム化、体系化しているだけなんじゃないのかな、それが元売の試算のすべて。
いかにして損をしない絵を描くのか、それに尽きるし、元売は普通ではない状態をどうやってつくるかに苦心しているんだと思う。
例えば6,7,8月のガソリン業転マーケットは明らかに普通ではなかった。
玉を一生懸命になってカットし続け、いらない玉も海上からどんどん吸い上げ、疑似的に絞り込まれた需給環境、マーケットをつくりあげたんだよね。
でも吸い上げた玉をタンクに溜め込んでもいずれは吐き出さなければならないし
(中略)
少なくとも1から100まで元売が思い描いた絵の通りにはならないと思う。
元売の思い描いた絵の通りにならなかったから国、政府主導で“2+1”に再編されてしまったんだから。
***転載終わり***
以下masumi
国、政府の思い描く絵と元売の思い描く絵が一致している部分もあるはずで、
それは、“地場小規模店は商社系の傘下に”、じゃないかと思っています。
業転はなくならない。
なくすわけにはいかないものだから。
そして(天候不順による減販など)思い通りにはいかないこともあるけど、系列玉も業転玉もコントロールすることが可能なのが元売。
今後は業転内格差が拡大すると思っています。
>極めて割高なブランド料と日本一高いフレート料が加算
但し、
販社(元売の販売子会社)や資本提携しているような大手特約店の仕切りは、それらが加算されていない業転玉と同等かそれ以下の安値なんですよね。
現在も過去も、そして再編後も。
極めて割高なブランド料と日本一高いフレート料が加算されるのは、地場3者店。
現在も過去も、そして再編後も。
だけど、ほんとうの被害者は消費者。