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北朝鮮核の脅威増大「初の水爆実験に成功」発表 安保理、制裁強化を検討

2016年01月07日 | 政治
昨日の北朝鮮の水爆実験のニュース。衝撃である。韓国は規模が小さく水爆ではなかった可能性があるとしているが、水爆開発が成功すれば、つまり大陸間弾道ミサイルに搭載可能ととなれば東アジアのパワーバランスが変わるインパクトがあり、注視していく必要がある。
昨日からの安倍内閣の動きを見ていると、同氏が目指す憲法改正には好都合の材料であり、国民は冷静に見る必要があると思う。
以下は、今朝の日経朝刊のトップ記事である。


北朝鮮核の脅威増大「初の水爆実験に成功」発表
安保理、制裁強化を検討
2016/1/7 3:30 日経朝刊

 【ソウル=加藤宏一、ニューヨーク=高橋里奈】北朝鮮が6日、初の水素爆弾実験に成功したと発表したのを受け、国連安全保障理事会は6日午前(日本時間の7日未明)、緊急会合を開いた。日米韓は安保理決議違反だと批判を強め、核実験には中国も強く反発している。北朝鮮の核の脅威が新たな段階に入ったとの判断から、北朝鮮を非難する声明や制裁を強化する新決議案の検討に入る。



6日、朝鮮中央テレビが公開した、水爆実験に関する文書に署名する金正恩第1書記の写真=聯合・共同


 北朝鮮の国営メディアは現地時間6日正午(日本時間同午後0時半)の「特別重大報道」で、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の命令で実施した水爆実験が成功したと報じた。韓国国防省によると実験は6日午前10時半、核実験場のある北東部の豊渓里(プンゲリ)で行われた。気象庁は北朝鮮北東部でマグニチュード(M)5.0の揺れを観測した。
 水爆は核融合反応を起こして大量のエネルギーを出し、威力を増す。爆発力は原爆の数百倍という。水爆実験を実施したのは米国と英国、旧ソ連(ロシア)、フランス、中国。北朝鮮は「(我々は)水爆まで保有する核保有国の戦列に堂々と上り詰めた」と自賛した。
 韓国の情報機関、国家情報院によると、今回の核実験の爆発規模はTNT火薬換算で6キロトン前後。3度目の核実験の7.9キロトンに比べても小さく「水爆ではない可能性もある」と指摘する。だが、従来型の原爆実験だったとしても、北朝鮮は核実験を重ねるごとに技術水準を向上させているとされ、脅威が増している事実は変わらない。
 北朝鮮による水爆実験発表を受けて、日米両政府は6日、安保理の緊急会合の開催を1月の安保理議長国ウルグアイに要請。安保理は緊急会合の開催を決めた。国連の潘基文事務総長は6日、記者団に「地域を不安定化させるもので、明白に非難する」と語った。
 安保理は前回2013年2月の核実験の直後に北朝鮮を非難する声明を発表し、約1カ月で制裁決議を採択した。核・ミサイル開発にかかわるすべての金融取引の凍結などを盛り込んだ。
 今回もまず非難声明を採択し、その後、米国を中心に決議案を取りまとめるとみられる。日本は制裁強化も含めた厳しい内容にするよう関係国への働きかけを強める方針だ。岸田文雄外相は6日、記者団に「速やかに強い内容の安保理決議案を採択できるように各国と連携していく」と述べた。
 北朝鮮の伝統的な友好国である中国も外務省が6日、「核実験に断固として反対する」と強く批判する声明を出した。中国は13年2月の核実験の際も安保理の制裁決議に賛成しており、今回も内容を見極めた上で同調するとの見方が多い。
 安保理の新たな経済制裁が決まれば、北朝鮮が反発するのは必至で、長距離弾道ミサイルの発射実験など追加挑発に動く可能性も否定できない。
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は国家安全保障会議(NSC)を招集し、「国連安保理など国際社会による強力な制裁はもちろん、米国など同盟国や友好国の断固たる措置を導くことが重要だ」と強調した。