ノン・ジャンル、新旧東西問わず、その日聴いたレコード・CDについての感想文です。
2001年1月6日(土)
ウィッシュボーン・アッシュ「ライヴ―タイムライン」(レシーヴァー)
アッシュのライヴといえば当然、二枚組の「ライヴ・デイト」やろな。わてらが高校1、2年のころはそれを聴いて「ブローイン・フリー」や「スロウ・ダウン・ザ・ソード」あたりのコピーにいそしんだもんや。
はて、それから幾星霜。アッシュつーても、ドラゴン・アッシュのことけ?なんて言う若人ばかりになってしもたが、今聴いても十分聴くにたえるバンドや。
このライヴ・アルバムは、1997年リリース。どれもオリジナル・メンバー、テッド・ターナーを含むラインナップや。ゆえに、近年のアッシュはどうも人が変わったんでイマイチ…という古くからのファンにもお薦めでける。
前掲の二曲のほか、「キング・ウィル・カム」「ヴァ・ディス」などのお馴染みのナンバーもあれば、よりヘビメタに近い「スタンディング・イン・ザ・レイン」のような新しめな曲もあるし、アンディの達者なスライド・ギターを前面にフィーチュアした「イン・ザ・スキン」のようなインスト曲もあって、いろいろと楽しめる。
それにしても、アンディ・パウエルのような「泣き」と「タメ」の正統派ギターをちゃんと弾けるプレイヤーが、最近は意外に少ないのう。たまにこういう「手堅い」音を聴くとほっとするのは、わてだけではあるまい。
アッシュのよさは、やはりライヴでこそ100%発揮されとる。歌も派手やないけど、ええ味があるし、買うて損はないで。