がんとコロナとテレビ

その昔、30年～40年前までは、がんと言えば、人には言えない病気だった。
よく、胃がんなのに、本人には胃潰瘍とか嘘ついて、そのまま手術とかしていた。
昔は胃がんが多かった。そして、胃潰瘍と診断されると、本当に胃潰瘍か？みたいな
疑心暗鬼も生んでいた。
今でこそ、芸能人がカミングアウトするのも珍しくないけれど、昔は違っていた。

急に誰かが亡くなったというと、実はがんだったんだって・・・という噂話が出る事もあった。
死に直結する病気というイメージだったし、今みたいに、がんは治るという認識が少なかった。

今はコロナだ。だれもかれも、コロナだ。
でも、死因でいえば、日本ではこれっぽっちも恐れることのない人数だ。がんも迷惑だろう。
1000人突破とか騒ぎ出したけど、なんと、クルーズ船の数を入れたのだそうな。
インチキくさくなってきた。

感染者数ばかり増えるけど、死者数が伸び悩んでいるので、
誰かが忖度したのか？
増えないと困るのか？
普通なら、今回は死者数が増えてないから、前回ほど心配ないですよと、
安心させるくらいの事を言ってもいいのでは？
逆に、ビビらせてどうするんだ？
大学の偉い先生まで、10万人とか40万人死ぬとかいっていたけど、
このままだと、何年かかるんだ？
不安を煽っていると言われても仕方ないぞ。
そういうの、新興宗教の手口みたいで、違和感があるぞ。

人間、不安だと、何かに簡単に依存してしまう。
だから、質の悪い広告は、ネガティブな事を煽って、
効果の怪しい薬なんかを売ろうとする。
テレビの場合は、視聴率か。依存してくれれば、見てしまうからなあ。
テレビは観るな。