当所から、この副反応という耳慣れない言葉に違和感があり、
過去記事でもちょっと変だよねと言った事がある。
副反応を英語で言うには・・・
調べると、大半は side effect だった。
これって、知ってる限り、副作用と訳す。
あれ、どこから副反応という言葉が出てきた?
副反応と副作用とでは、ネットで調べると、
ワクチンで起こった問題は副反応、
薬で起こった問題は副作用と区別するのだそうな。
でも、英語では、side effect でOKなのだ。
何で?
海外では区別しないでOKなんだ?
とある英会話教室にあった解説。
https://www.aeonet.co.jp/school/kanto/tokyo/1346/blog/2021/07/033312.html
他に探してみると、Vachine Reacton というのがあったが・・・
別に、”副”を表す単語は無さそうなので、単に”ワクチン反応”になってしまう。
なんだかなあ。
もう少しありそうなんだけど、一般的にはSide Effectで良いと言えそうだ。
さらに可能性を探っていてのですが、やっと出てきたのが・・・
Adverse Reactions という言葉がありました。
英英辞典の中には
any undesirable or unwanted consequence of a preventive, diagnostic, or therapeutic procedure or regimen.
とあった。
ふむふむ。
regimenは初めて聞きましたが、一般には摂生とか療法みたいな意味で、
専門的には、薬物投与の量や時間の計画、指示、を言うのか・・・専門用語ですね。
予防や診断、治療の手順やレジメンの望ましくない又は望まない結果
という事で、テレビで言っている内容が出てきた。
でも、一番気になったのは、Adverseの部分で、
不利なとか、不運なという意味が出てきますが、
また英語の辞書では、”薬に関する有害な反応”という意味もある。
日本語の副にはそういう意味が含まれているのだろうか・・・
これも調べると、副の意味には、余計なものという概念もあるようです。
でも、単に余計なものでは物足りない気がする。悪い意味が弱い。
そうなると、副作用という言い方も、ちょっと遠慮気味な気がします。
さて、ここからは個人の妄想も入りますが、
厚労省が有害な副反応として、心筋炎などの報告を義務付けたというニュース、
ここでやっと”有害な” と一言ついてましたが、
日本語で副反応としか訳してないから、ここで”有害”という一語を
足していると想像しています。ここでやっと、Adverse Reactionsの意味に近づいた。
文言を作る側が、手加減しながらやっている感が伝わってきます。
最初に戻ると、海外の人は普通に一般的な言葉である副作用を使っているが、
日本では専門用語である(と思う)副反応を一般人にも使わせ、実際に使っている。
それは、悪いという意味をぼやかしつつの言葉として、
専門用語でもあり都合がいいというお役所言葉だと思われます。
いろいろ、考えて調べてみると面白い・・・けど怖い。
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