Time Machine ～1982～

今回は、1982年の今ごろチャートインしていた曲、
The Four Topsの"Back To School Again"です。（Pop #71）

この曲は、1978年に、映画も音楽も大ヒットした『グリース』の続編、
『グリース 2』サウンドトラックの中の1曲で、
サントラでも映画本編でも、そのオープニングを飾る曲でありました。

（といっても、公開当時観てなかったので、わりと最近知ったのですが・・・。(^_^;)）

続編とはいっても、主要キャストは一新されていて、
1作目の、オリビアとトラボルタのその後を描いているのでもなく、
舞台となった同じ学校での、新しい物語が描かれていまして、
ヤンキーに恋したお嬢様が、自分も不良のふりをして近づいていった1作目の逆パターンのお話で、
ヤンキーねいちゃん（ミシェル・ファイファー）を好きになった真面目青年が、不良の格好をしてみるわけですが、
当時、日本でもけっこう人気があったイケメソ俳優マックス・コールフィールドが、
ダサいファッションから、ぐっとキメたファッションになって変貌するさまが、最大の見どころだったわけですが、
残念ながら、興業的にも、作品の評価のほうも、この作品は、どちらも大惨敗となってしまいまして、
サウンドトラックからシングルカットされたこの曲も、チャート的には物足りない成績で終わっていました。

80年代のフォー・トップスは、70年代にモータウンを離れたのち、
カサブランカ・レコードに所属して、あの81年のR&BチャートNo.1ヒット"When She Was My Girl"を放ちますが、
その後、また、モータウンに戻ったり、また離れて、アリスタに移籍したりと、たいへん慌ただしい10年間を過ごしていましたね。

また、この曲は収録されていませんが、同じ82年には、"One More Mountain"というアルバムもリリースしていまして、
そこからは、"Sad Hearts"という曲や、ホイットニーのカバーで大ヒットした"I Believe You And Me"などを、
R&BチャートでTop40入りさせていまして、この頃は、まずまずの活躍ぶりでありましたね。



映画のオープニングより。