・Walls - Barbra Streisand
Barbraほどになったら、もう、寝て暮らして過ごしても、
生活に何不自由ないと思うのですが、
それでも、毎年、何かしらリリースしてくれる、
まさに、アーティストの鑑のような人でありますが、
今年は、なんと、スタジオ録音のオリジナルアルバムが届きました。
ここのところ、スタンダード集、デュエットアルバム、ライブ盤と続いていましたので、
まったくの新曲中心のスタジオ録音のソロ作品としては、
2005年の"Guilty Pleasures"以来になるのかな?
トランプ大統領へのdisソングとして、
先行カットになった"Don't Lie To Me"が話題になっておりますが、
そんなことより、どの曲にも根柢にあるのは、"love"なんですよね。
それが集約されている感じなのが、
アルバムのちょうど真ん中に入っている、
Burt BacharachとHal Davidが書いたクラシックで、
65年に、Jackie DeShannonがヒットさせた
"What the World Needs Now"のカバーで、
ここでは、なんと、BabyfaceとMichael McDonaldが、
バックボーカルを聴かせていて、
人種も性別も越えて、今必要なのは「愛」と説き聞かせてくれています。
ボーカルのほうも、依然、高い声は出なくなっているものの、
逆に、そこを力強く聴かせるようなテクニックを、
また新たに得たような感じで、伸びもありますし、まだまだ活躍して、
この先、2020年代にも、No.1アルバムを生んでしまうのでは?
と思わすような、パワーを感じます。ホント、スゴい人。
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