probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Time Machine ~1986~

2016-09-11 10:07:12 | 懐かし洋楽
今回は、1986年の今ごろチャートインしていた曲、
Thompson Twinsの"Nothing In Common"です。
(Pop #54)



ビデオクリップにも、映画のシーンが多数登場しますが、
同年製作の映画の主題曲でありました。
日本で公開されたときの邦題は『恋のじゃま者』。

監督は、このあと『フォエバー・フレンズ』や、
『プリティー・ウーマン』で、ヒットを飛ばす、
コメディータッチの作品を得意とした、Garry Marshallさんでした。
残念ながら、この7月に亡くなってしまいましたねぇ。

主演のTom Hanksは、この秋にも、
2本の映画の公開が控えている、
押しも押されぬ大俳優でありますが、
このころはまだ、オスカー候補にもなったことがないころで、
コメディー俳優として、世界的に認知されていたように思います。

ただ、『恋のじゃま者』は、コメディータッチではあるのですが、
人生を楽しんでいたモテ男が、突然、老いた両親の離婚騒動と、
介護の問題に悩ませられるという話で、
この後、シリアスな映画も得意としていく、
Tomの転機につながったような気もする作品でした。

Thompson Twinsは、70年代の終わりに、大所帯グループとしてスタートし、
80年代前半に、3人組になって、さらなる大成功を収めたいきましたが、
2人になってしまった、この曲あたりから、勢いを失っていきましたね。

1986年9月13日付けのビルボード誌です。

1位は、愛は吐息のような、あの名曲です。

人名ポップス事典(b <9>)

2016-09-09 19:27:11 | タイトルに人名が入っている曲
曲のタイトルに人名が入っている曲、bの9曲目は、
Rick Springfieldの1984年のTop40ヒットである、この曲です。



"Bruce"ですね。

パーティーで仲良くなった女の子が、
苗字が似ているロックシンガーの自分のことを、
Bruce Springsteenと間違えて、
「Bruce!」と呼んだとかなんとかいう歌詞の歌でありました。

元々、シンガーとしては不遇の時期を過ごしていた、
1978年にレコーディングされたアルバム"Beautiful Things"に収められていた曲でしたが、
Rickの人気が、80年代に爆発し、また、Bruce Springsteenのほうも、
"Born In The U.S.A."の大ヒットで、時の人となったことで、
この"Bruce"という曲に注目が集まり、
アルバムのボーカル以外のすべてを、入れなおして再リリース、
この曲も、シングルカットされて、Popチャートで27位まで上昇するヒットとなりました。

この時期は、"Love Somebody"などをヒットさせていたころで、
別のレーベルからの再リリースだったこともあって、
Rick自身は、ほとんど関わっていなかったためか、
ビデオも作られませんでしたが、
それでも、Top40に入っちゃったんですから、
当時の、RickとBruceに対する注目度の高さがうかがわれますな。

90's #46

2016-09-08 09:52:37 | 90年代のお気に入り曲50曲
90年代のお気に入り曲50曲、第46位は、
1999年の、The Rootsのヒット曲"You Got Me"です。
(Pop #39 R&B #11)



同年リリースのアルバム"Things Fall Apart"からのカット。
歌部分にErykah Badu、Rap部分にEveがft.され、
96年の"What They Do"(ft. Raphael Saadiq) と並ぶ、
彼らの代表曲となっていますね。

この曲、作者のひとりに、Questloveに才能を見出され、
まもなく、待望の初来日を果たす、Jill Scottが名を連ねていますが、
元々、ボーカル部分は、Jillさんが歌っていたみたいですね。

レコード会社の意向で、まだデビュー前で知名度がなかった彼女から、
当時、勢いもあった、Erykahさんに変更になったようです。

今週の気になる新曲2曲。

2016-09-07 09:20:59 | 最近の洋楽
今回は、Adult R&Bチャートからです。

まずは、フィラデルフィア出身のシンガー、
Jermaine Dollyという人の曲、"You"です。



こんな、モジャモジャひげのルックスでありますが、
ジャンルは、コンテンポラリー・ゴスペルになるみたいですね。
コメディアンとしても、活動しているようです。
この曲は、ほぼ裏声なので、地声の歌も聴いてみたいですね。

もう1曲は、テキサス州ヒューストン出身のシンガーだという、
Coline Creuzotの曲、"Truth Is"です。



ちょっと、ひと昔前な感じもする、だから、Adult R&Bなのか。

まだ、フルアルバムは出したことがないみたいですが、
MixtapeやEPは、何作かリリースしているようで、
キャリアは、10代のころからスタートしている、けっこうな苦労人みたいですね。

80年代の名曲を、カバーやネタ使いとともに振り返りませう。(76)

2016-09-05 19:06:09 | 懐かし洋楽
今回は、カバー編です。

まずは原曲、説明不要の、1987年のU2のこのNo.1ヒットです。



数々のベストセラーアルバムをリリースしている彼らですが、
この曲は、現在までのところ、最大のヒット作となっているアルバム
"The Joshua Tree"からの2ndカットでしたが、
この映像は、話題になった2010年のライブフィルム"U2360° at the Rose Bowl"からなんでしょうかね。
ちょっと、本編を見ていないので、未確認であります。

アメリカでは、1stカット"With Or Without You"に続く1位獲得曲になりましたが、
今回調べてみたら、どちらも、イギリスでは1位にならなかったんですねぇ。
イギリスでのNo.1は、この翌年の"Desire"が初の1位だったようであります。ちょっと意外。

名曲多いU2のナンバーの中でも、とくに、よくカバーされる、この曲ですが、
やはり、R&Bファンの間でも人気が高い、ジャマイカ出身の女性vo.Pauline Henryを中心に、
スコットランド出身で結成されたダンスミュージックトリオ、
The Chimesによる、このカバーです。



90年に、UKチャートの6位まで上昇した、
グループ最大のヒット曲になっていますが、
アメリカでは、メインのチャートには入ってこなかったですね。

Bonoも絶賛していたと言われているカバー、
自分も、オリジナルより好きなくらいだったのですが。

そして、この曲も入った、彼らのデビューアルバムが、
今月、ボートラ大量収録で、2枚組でリイシューされるようであります。


・The Chimes: DX Edition - The Chimes

うーん、欲しいかも。