今日知床事故一年
昨年の4月23日、午前10時ころ知床観光船「kazu 1」がウトロ漁港を出港し知床半島カシュニの滝付近で沈没し今日で一年になる。
昨日も羅臼側で沿岸部の捜索している姿をテレビで見ていたが、乗員乗客26人のうち20人が死亡し今も6人が行方不明になっている。
二度ほど夫婦で観光船に乗ったが、カモメが観光船を追いかけ、親子のクマが知床半島の大自然を散策する姿が今も目に焼き付いている。
その大自然との出会いを乗客の皆さんは楽しんでいたはずだが、突然の想像を絶する出来事にはさぞ怖かったことであろう。
運航会社「知床遊覧船」桂田社長は「自身の責任を棚上げして従業員や国に責任を押し付けている。まったく無責任といわざるを得ない。
知床を自然遺産に導いた元町長の牛来昌さん(86)は「自然の怖さを知らない素人が目先の利益を追求して起こした事故だ」と無念そうに語っていた。
今、家族らは共同声明で捜索に協力した漁協、ボランティアに感謝し、弁護団は国家賠償請求訴訟を検討していると明らかにした。