誰でも尊敬する人がいると思います
私の尊敬する一人に
“京セラ名誉会長の稲盛和夫さん” がいる
雲の雲の上の人
稲盛さんの
生き方考え方が素晴らしい と思っている
稲盛さんが作ったもの・・・“セラミックス”“第二電電”はあまりにも有名
【生き方】
20歳代で起業し、“世界の京セラ”にして40歳代で一線を退く
それは“人を育てる”ために・・・
65歳で仏門に入る(京都の臨済宗妙心寺円福寺)
奇しくもその6ヶ月前には、胃がんと診断され胃の2/3を切除しているにもかかわらず・・・
完全な体ではない状態で、65歳という年齢で、朝4時から掃除が始まる
京都の厳しい冬、しかも裸足での修行
托鉢の修行も、素足にわらじ・・・なれないと擦れて血がにじむそうです
托鉢していた時、庭掃除をしていた年配の女性が寄ってきて
『こんな歳でかわいそうに・・・これでお腹が空いたらあんパンでも
買って食べなさい』と言って、100円をお椀に入れてくれたという逸話がある
ありがたくて涙がとまらなかったとか
【考え方】
“利他”という理念を持っている
“利他”とは・・・人を思いやる心
自分だけの利益を追求するのではなく自己犠牲を払ってでも
相手に尽くそうという、人間として最も尊く美しい心
“第二電電”を作ったのもNTTの独占の電話料を安くできないかと考えたこと
そんな心意気に(せめて)共感して、携帯やボールペンを使っている
私は、宝飾品はほとんど持っていないし、あまり興味がない
この指輪は、“クレサンベール”といって京セラのハイテクを駆使して作られたもの
稲盛さんが、ティファニーに視察に行き高価なエメラルドを見た時、
高価な大きなエメラルドの中の不純物に疑問を持ち、京セラの技術をもってすれば
純度の高いエメラルドが作れるはずと・・・
技術者ならではの発想が
原石を、一旦マグマの状態にし、再結晶することで、不純物が取り除けるはず・・・
ただ、科学者として、また技術者としての純粋な発想
唯一、自分で買った、高くはないけど大切なエメラルドの指輪です
もう一つの宝物
セラミックスのお皿
稲盛さんが、自分の作ったセラミックスのお皿で、カレーライスが食べたかったのだとか・・・
しかしながら、日本中探してもセラミックスのお皿に色を付けることができなかった
海外でもいくつかのメーカーに・・・
唯一、マイセンだけがなんとか色付けできた
それから、マイセンの試行錯誤の末の逸品が完成
たぶん、稲盛さんでもカレーライスは食べていないのでは
現在75歳
まだまだ、チャレンジが続く・・・
人生の先輩に学ぶことは、日常茶飯事たくさんあるが
ボランティアをされている人
環境問題に取り組んで実践している人
そんな大事でなくとも、日常的な些細なことでも・・・
自分が何の為に、何をするかを明確にして生きていけたら・・・
・・・なんて思う
秋の夜長・・・