記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

最高のクライマックス、博多祇園山笠感動のフィナーレ。

2009年07月15日 21時50分48秒 | 博多部
 今年の博多祇園山笠も今朝の追い山でクライマックスを迎えた。午前2時過ぎ、
櫛田神社へ入る。冷泉公園や土居通りなど櫛田神社の周辺は、昼間のような明る
さ。出店が集い、おそらく一睡もしていないであろう見物客で、一帯は進むのも
大変な人の多さ、初詣時よりも圧倒的に多い。

 用意してもらった特設ブースに入ったのは2時30分過ぎ、まだ一番山の櫛田入
りまで2時間以上あるというのに、観覧席はいっぱいである。撮影場所は清道の
正面、すぐ前に清道旗があって目の前を舁き山が廻っていく訳だ。スタートを待
っている間、次々に知人の男衆が清道へ入ってきて会話をしていると、時間はあ
っという間に経っていく。

 清道の入り口側(東側)の空が次第に明るくなり、観客のボルテージも最高潮
に達した4時59分、一番山・東流の櫛田入りがスタートした。昨年は一番山・大
黒流の櫛田入りの瞬間を撮影ミスし、今年はリベンジで最高のショットを狙う。

TV中継用の照明が逆光だが、フラッシュの使用は辞めてタイミングとカメラの性
能にかける。神経を集中して撮影できたおかげで納得いく撮影ができて、ホッと
ひと安心。東流の櫛田入りタイムもいきなり高タイムで観客席の歓声も一段と大
きくなる。今年の博多祝い唄はとにかく良かった。耳で唄を聴き、自身も口ずさ
みつつ、カメラのシャッターは押し続けた。

 次の山を待つ時間、これが言いようもなく好きだ。一瞬のうちに駆け抜けた舁
き山と、その後に訪れる一瞬の静寂とざわつき。会場が一体となった瞬間である。
夜、TV中継を食事しながら観たが、やはり生で観る迫力と一体感は格別である。
各流の櫛田入りを、自分なりに課題を持って撮影を終え、あとに来るのは虚脱感
と最高の達成感。これが同時に来た感覚で、神経を集中していた反動でぐったり
とした。

 今年は櫛田入り後、能舞台で行われる「鎮めの能」まで撮影した。場所を能舞
台の正面へ移すと、RKBの中継席のすぐ下である。席ではまだ生放送をやってい
て、ゲストの竹中直人に向けて観客はしきりに携帯をかざして撮影している。

 能舞台を観て、社務所に挨拶し神社を後にした。各流では、早いところは直会
が始まっていた。道路の清掃や清道の撤去など、各流れの男衆、ボランティアの
スタッフが手際よく後片付けをしている。山に出る人々はもちろんであるが、ご
りょんさんをはじめ、地域の人々、警備、各所から集まるボランティアらの団結
した裏方の努力があって、初めて祭りそのものが行われていることを実感した。

 明日16日夜は今日までの撮影写真を持参してのカレンダー委員会、帰宅して
仕事の合間に写真チェックとプリントアウトに精を出した。

今日の写真は、一番山・東流の櫛田入り。

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