記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

ブラタモリ的な教育立体地図の発案者・釜瀬新平、明治37年セントルイス(米国)万国博覧会で脚光!

2016年04月03日 20時26分27秒 | 福博まちの記憶

国土地理院のサイト&4月2日夜のブラタモリ#35 水の国・熊本を見ていて、日本初(世界初)立体地図(地理模型)の発案者・釜瀬新平(福岡大学附属若葉高等学校=旧九州女子高校の創立者)を思い出しました。

1904(明治37)年4月のセントルイス(米国)万国博覧会に出品された10万分の1巨大縮尺の「大日本帝國交通地理模型」は永らく地理や地図の学会でも忘れ去られてましたが、2001年の長野先生の論文で脚光を浴びて日本地図センター「地図中心」の前身雑誌などで特集が組まれたもの。

長野覚「1904年(明治37)聖路易 (St.Louis)万国博覧会出展の 「大日本帝国交通地理模型J (1:10万) について

記事をみた当時すぐに九州女子高校内の資料室を訪問して資料群に触れ感動しました(古地図や様々な資料もあり)。同校百周年事業の際に釜瀬新平さんの伝記本(長谷川法世さん表紙絵作画)が刊行され愛読してましたが、今宵は久々に読み直そうと思います。

福岡には地理教育や女子教育に生涯を捧げた釜瀬新平さんのような忘れ去られた偉人が数多いて、そんな方々を掘り起こすのは私のライフワークのひとつになっています。

 

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