記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

西鉄宮地岳線の旅、地図と一眼レフデジカメ大活躍!

2007年03月18日 00時00分27秒 | 鉄道
 今日は予定通り西鉄宮地岳線の3月末廃止区間へ、撮影に出か
けた。朝からキレイな青空。ずっと悩まされ続けてきた杉花粉も
そろそろ終わりの時期で、体調は久しぶりに良い。地下鉄経由で
貝塚から宮地岳線へ乗り換える予定だったが、残念なことに午後
一に仕事の打合せが入ってしまい、時間短縮のため結局車で移動
することにした。

 宮地岳線のダイヤは約10分に1本電車が通る。単線なので、
車での移動が実は無駄がなく丁度良いのである。駅で撮影して、
次の駅へ移動の途中踏切や鉄橋で次の電車を撮る。離合駅以外は
上り通過後すぐに下りが来るので時間も計算しながら、節約撮影
をしてまわった。

 土曜の午前中ということもあり、駅のホームで待っていて電車
から降りてくるのは、大半が宮地岳線に記念に乗る方々もしくは
鉄道ファンである。親子連れで各駅に降りる方も多く、離合待ち
の運転手を誘い一緒に記念撮影に入っている光景はとてものどか
である。菜の花も満開で、昼前には暑いくらいの陽気になった。

 同じ撮影に来ていても、私が鉄道ファンと違うとしたら、それ
は周囲の町並みや行き交う人々、駅前風景まで撮影していること
かもしれない。特に今回廃止になる区間には、明治以来の町並み
が残るカ所もあり、駅裏通りや路地なども一緒に撮影して回る。

 今日は時間が限られていたが、それでも古賀や福間、宮地岳の
界隈に残る日本家屋、大阪屋のような木造三階建の老舗旅館など
を改めて撮影した。宮地界隈は約1年ぶりだったが、一年前と比
べてやはり家屋が数件減り、旅館街も景観が変わりかけていた。

 撮影スポット探しは、やはり地形図や詳細地図が活躍する。鉄
道沿線を今日のように効率よく廻るとなると、最初に地理や踏切
や鉄橋などの場所をアタマに入れておくに限る。地図にきっちり
ポイントを書き込んでいたおかげで、3時間で20カ所、700
カットほど撮影できた。

 18日からは記念切符の売り出し、19日からはラスト装飾の
電車が走るとのことで、来週天気が良かったらまた行こうと決め
た。とりあえず、明日18日は娘との約束でいのちのたび博物館
へ行く。時間があれば、大改築計画が進むJR折尾駅界隈をまた
撮影してきたい。まだ西鉄北九州線折尾駅だった煉瓦橋脚など、
鉄道遺物や駅前の風情ある佇まいはかろうじて健在である。
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