3月1日、久留米市で創業したブリヂストンが90周年を迎えたとのことで、手持ちのブリヂストンや日本足袋(アサヒシューズ)の昭和時代の資料群を見返しました。
これら資料は2年前(2019年1月)、KBCドォーモ「ふるさとWish」第1週の特集で企画協力・案内人出演した際に活用したもの。会社案内や工場見学用のパンフレット、創業当時の絵葉書などがあります。
現在企画をお手伝いしているFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」でもこれら資料を活用できないか、と考えてますが最寄りのJR久留米駅編をやるタイミングがなかなか来ません(笑)。
小学生時代、社会科見学で工場に行った方も多いと思います。ちなみに、私が記憶しているのは久留米市の月星(ムーンスター)工場の見学、もう40数年前のことです。
ブリヂストンやアサヒシューズの工場見学、個人的に「大人の社会科見学」でやってみたいとずっと思ってますが、機会に恵まれず。ロケで実現できないかと思案中なのです(笑)。
ブリヂストンといえば12年前、社長秘書や総務課長などを歴任され3年前に他界された故・中野政則さんの著書「正二郎はね -ブリヂストン創業者父子二代の魂の軌跡」の調査過程でご縁をいただき、中野さんにご出演いただいてFBSナイトシャッフル「記憶探偵キノレオ〜幸運のライオン像を探せ!」の回が実現しました。
2008年のある日、西日本鉄道百年史の編纂事務局に中野さんが尋ねて来られ、西鉄ライオンズとブリヂストン提供のライオン像の写真がないかの相談をされました。私はたまたま応接席の脇にある資料スペースで、デジタルアーカイブスと拙著「西鉄ライオンズとその時代」の編纂を前提に西鉄ライオンズ写真ネガ群を閲覧していたと記憶。聞こえてくる話をそのまま番組ディレクターに伝えると、ロケ&放送があっという間に実現したのです。西鉄ライオンズとブリヂストンの関係や逸話については、中野さんの著書に詳しく書かれていますので、ご興味ある方はご一読ください。
さらにその2年後、問題のライオン像を寄贈し保管展示されている小平市中央図書館で「幸運のライオン像」をたまたま見た埼玉西武ライオンズの商品企画担当(小平市居住)が「ライオンズクラシック」で「幸運のライオン像」ぬいぐるみまで制作販売してしまうという、ウソのような楽しい展開に繋がりました。
中野さんとの出会いをきっかけに、私自身もブリヂストンや日本足袋(アサヒシューズ)、月星シューズ(ムーンスター)など久留米市の産業やゴム文化に興味をもち、資料を集めたり、つきほし歴史館(残念ながら2020年12月29日に閉館)を訪問したりしました。
リアルなミュージアムや企業資料館は九州では当初から維持運営も厳しく、西日本鉄道「にしてつWEBミュージアム」をはじめ多くの企業がWEBミュージアムを開設していますので、コロナ禍のいま企業のWEBミュージアムを巡るのも楽しいです。
A HISTORY OF MOONSTAR / ブリヂストン創立90年特設ページ / アサヒの歴史 / アサヒと久留米 /
記念フォトブック「福ビルと天神の60年〜さよなら福岡ビル・再開発記念フォトグラフ」残数わずか!
LOVE FM 76.1MHz 「JAL九州歴史ロマン街道」2020年4月より9月まで第2クール放送(毎月第3・第4・第5土曜日13:00〜13:30)。コロナ禍の影響で放送は終了されました。
新刊Vol.24「天神大牟田線80th 歴代車両図鑑」等フォトブックシリーズ全27冊通販ページ
にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)
西日本鉄道創立110周年記念誌『まちとともに、新たな時代へ』第1部は「天神発展史」
アーカイブ画像ライブラリー(アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並みアーカイブス)
KBC「栄光の西鉄ライオンズ」DVD紹介の特設ページ(企画構成・台本・監修を担当)